信者の巡礼に同行して感じた、ポルトガル「ファティマ」の厳かな空気とは。
ポルトガル

ポルトガルの「ファティマ」で起きたカトリック公認の聖母出現の奇跡。
リスボンから北に位置する、小さな田舎町の3人の子供の前に聖母マリアが現れメッセージを託した土地として有名です。

今は、世界中のカトリック信者の巡礼の地、ポルトガルの観光地として人気のスポットです。
一歩足を踏み入れると熱心に祈りをささげる巡礼者や壮大な大聖堂が目の前に広がり、信者でなくても厳かな空気を感じる場所です。
今回はカトリック信者の巡礼の旅に同行させてもらい、宗教の持つ偉大なパワーと荘厳な雰囲気を感じたファティマ観光を紹介いたします。

バジリカ・青い空に映える白く壮大な「ファティマ大聖堂」

ファティマ大聖堂
広場に入るとすぐに大聖堂が現れます。高さ65mの白く美しい塔を中心に左右に広場を囲むように建ち、天気が良い日には雲一つない青空に映え、見事な景観を見ることができます。
ファティマ大聖堂
真下から見るとこんな感じ。この日の空はホントに青い!!
ファティマ大聖堂
塔の左右には、聖家族が描かれています。これもなかなかの迫力です。

大聖堂の内部

ファティマ大聖堂
大聖堂の中はシンプルな印象。白い大理石にステンドグラスの光が美しい教会です。
ファティマ大聖堂
教壇横にはキリストの受難が描かれています。大理石を贅沢に使い美しく装飾されたステンドグラスに関心していると、カトリック信者の友人が、十字架の道行について描かれていることを説明してくれました。その内容については少し知識があったのですが、受難を受けたイエスを憐れむような友人の様子が方が印象に残りました。
ファティマ大聖堂
ファティマ大聖堂
聖堂内にある、聖母マリアのメッセージを受けた子供達の墓。

「出現の礼拝堂」

聖母マリアの礼拝堂
聖母マリアの出現した場所に礼拝堂が建てられています。

マリア像を中心に周りを歩けるようになっていて、カトリック信者が周りを歩きながら何か熱心に祈願しながらゆっくりと歩いていました。周りを囲むようにベンチも置かれ、とてもオープンなスペースなんですが、休憩するためではなく、カトリック信者が神聖な気持ちで聖母マリアに祈りを捧げるところです。

ちょっと疲れて腰を下ろしたのですが、一緒に行った友人や周りのカトリック信者の敬虔な様子を見ると、ちょっと場違いな申し訳ないような気持ちになりました。

跪いて広場を渡るカトリック信者

カトリック信者
ファティマの大きな広場の端から跪きながら真っ直ぐにバジリカに向かう人々。

何か祈願したことが叶い感謝の気持ちを捧げたり……。それぞれいろんな気持ちを心に託してバジリカへと向かうそうです。時々、年配の女性が足を辛そうにしているのですが、それでも休まず前進している姿には心を打たれました。
広場
広場の端のほうから写したのですが、全体は入っていません。この長い広場をバジリカまで渡ります。

何故!?「巨大なロウソク」

ロウソク
激しく燃える炎の中で、長いロウソクがグニャグニャになって絡み合っている様子は異様にも見えるのですが、カトリック信者の助言では「祈願するには、自分の身長くらいの長さのロウソクがいいのよ!」というアドバイスに従い長いロウソクを購入。長すぎるので安全のため壁に立てかけるように置きましたがすぐにグニャグニャに溶け始めました。
ロウソク
火が怖くてちょっと遠めから祈願してる私の様子……。何を祈願してるかは……内緒です。祈願が叶ったら、再び訪れます!

夕日に映える聖三位一体教会とイエス・キリスト磔刑像

聖三位一体教会
イエス・キリスト磔刑像
2007年に完成した教会なので、シンプルで新しい近代的なイメージの教会。
夕日の中でキリスト像と一緒に浮かぶ姿は荘厳な景観でした。
聖三位一体教会
こちらは教会の中。中には柱がなくシンプルで広々として、教会というよりイベント会場の大ホールのようなイメージです。しかし、こちらにも熱心な信者さんが座って祈りを捧げていました。

夕暮れの大聖堂

ファティマ大聖堂
夕日に赤く染まりかけた空と大聖堂の景観も綺麗でした。

今もポルトガルの人々の暮らしや文化に深く根付くカトリックの歴史。その聖地を訪れパワーと癒しを感じたファティマ観光。

ファティマは何度か訪れていたのですが、今回はカトリック信者の巡礼にお供させていただいたのでより楽しめました。ガイドマップに載っているような内容も併せて、カトリック信者の目線でいろいろ教えてもらい勉強になりました。
今回特に印象に残ったのは、巡礼者の方々の一心に祈りを捧げている様子。以前訪れた時は温かい観光シーズンだったせいか、巡礼者のほかにツアー観光客も多く、観光地としての印象が強かったのですが、今回は冬の寒いオフシーズンで平日の為か、人もまばらで少し寂しいくらいの雰囲気でした。
そんな寒い中でも長時間、外で熱心に祈り続けている信者の方がたくさんいました。私は「カトリック」についてあまり知識もなく、少し閉鎖的なイメージを持っていましたが、友人たちを通して受けた印象は全く違うものになりました。知ることって大事ですね。改めて、知って理解してより楽しく観光できた1日でした。

この記事を書いた人

MamikoTakada

MamikoTakadaセラピスト兼社長inポルトガル

ポルトガルのワイン・チーズ・シーフード・美味しい食べ物たち…海・青い空・眩しい太陽・美しい町並み・友人たち… ポルトガルのすべてに「SAUDADE」な思いが断ち切れず、ポルトガルで起業した無鉄砲なR50のセラピスト兼社長。 「Pensando morreu burro」考えてる間にロバが死ぬ 「考えすぎず行動を!」をモットーに無鉄砲な人生をポルトガルで謳歌しています。

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