2016年のトレンド鍋をご存知ですか? パクチー人気も相まってか「草鍋」でした。いろいろな青野菜がたっぷりでヘルシーで健康的、かつボリューム感もあり女性に大人気です。
そんな「草鍋」の中から、仙台名物の「せり鍋」を食べに行ってみました。
仙台ではポピュラーな鍋のようですが、一般的にはそんなに知られていなかったのではないかと思います。ここ2~3年はとても流行っているようです。
セリ栽培を見に行ってみた
なぜ仙台で「せり鍋」なのか? それは仙台の名取市がセリの名産地だからです。名取市は仙台駅から仙台空港方面に車で30分ほどの地域です。こんなに近くでセリ栽培をしているなら、せっかくだから行ってみよう!と思い、見に行ってみました。
のどかで穏やかな住宅地の中にたくさんの田んぼ……という雰囲気でした。(実際に田んぼなのかは不明です)
その中の一部でセリが栽培されていました。イネと同じような感じです。収穫の際は胴長を着て、泥に入りながら採るそうです。
旬は冬から春先くらいまで。季節限定で冬にしか食べられないのです。
せり鍋
楽しみにしていた「せり鍋」です。鴨肉で出汁をとった醤油ベースのあっさりめスープにセリを入れます。
私が食べた「せり鍋」はネギとハクサイと団子が入っていましたが、具材は少なめでシンプルです。セリを楽しむ!!という感じです。
珍しいのは根っこも食べることです。結構、立派な根っこで見た目は少しぎょっとしました。泥臭くないのか?と不安にもなりましたが、食べてみるとこれが美味しいのです。セリのシャキシャキ感がより一層感じられます。産地が近いので、これは朝採れのセリだろうと勝手に思いました。それくらい新鮮でシャキシャキでした。
葉の部分は、最後にさっと火を通すというくらいで良いと思います。爽やかなせりの香りがたまらなく、セリのみを追加注文しました。たくさん食べても健康的で気になりません。
シメはお蕎麦でした。すでにセリを全て食べた後でしたが……
せりそば
翌日、別のそば屋に行って食べました。「鴨せりそば」もあったのですが、鶏肉の方にしてみました。素朴なそばが登場しました。こちらもあっさりしていて美味しかったです。
せり独特の風味が嫌いでなければ、オススメの鍋です。クセになる美味しさです。ヘルシーで体も温まります。
仙台駅前ではたくさんのお店で食べられます。冬の仙台を訪れた際は、牛タンだけではなくぜひ「せり鍋」も食べてみてください。