今年は2月28日がイギリスの「パンケーキデー」!いったい何が起こるの?
イギリス

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日本でも大人気のパンケーキ。ハワイのフルーツどっさりトロピカルパンケーキのイメージが強いですが、イギリスには「パンケーキデー」と呼ばれる伝統的な移動祝日があるんです。甘党女子の心をくすぐる何とも素敵なネーミング!

実は、日本でもここ最近定着したイースターと関連のある祝日で、正式には「Shrove Tuesday(告解の火曜日)」と呼ばれ、四旬節の初日である「Ash Wednesday(灰の水曜日)」の前日を指します。四旬節の間は、肉はもちろん、パンケーキの材料となる卵や乳製品を摂らない断食期間とされていたので、その前日に食べ納め!というわけです。

フランスやイタリアのカーニバルのようなものですね。そんなキリスト教由来の伝統行事ですが、もはや実態は「パンケーキを食べつつどんちゃん騒ぎする日」。並ばない(並びたくない?!)ロンドナー達も列を作るほど、ロンドン中のパンケーキカフェが大盛況です。さぁ、今年のパンケーキデーは2月28日! 今人気のおすすめパンケーキカフェと、伝統的なイギリスパンケーキをご紹介します。

The Breakfast Club

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今年注目のカフェレストランといえばここ! SOHOやANGELなど若者に人気の街に店舗を構える音楽系カフェレストランです。そんなThe Breakfast Clubのパンケーキデーがこちら!
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トッピングはLemon Meringue Pieをチョイス。他にも甘さたっぷりのチョコレートトッピングや、お食事系のプルドポークトッピングなども選べます。

もし何人かで行くなら、スイーツ系とお食事系をシェアするのがおすすめ! ちなみに、このLemon Meringue Pieトッピングは、かなりがっつり甘いです。
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ハワイアンパンケーキとの一番の違いは、この「薄さ」ではないでしょうか。イギリスのパンケーキは、どちらかというとクレープに近く、一枚の厚みはそれほどありません。

薄いのをとにかく重ねる! 重ねまくる! それがイギリス流です。一枚だけ出してくれるようなところはまずないので、そこは覚悟して注文を! ……でも、意外とぺろりといけちゃいますよ。
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12分で12枚のパンケーキを完食! なんていうチャレンジ企画もあります。我こそは!という方はぜひ挑戦を。参考までに、レギュラーサイズの4枚でもかなりお腹いっぱいでした。めちゃくちゃ甘いということをお忘れなく……。

The Breakfast Club
公式サイトはこちら

My Old Dutch Pancake House

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ロンドンで一番人気のパンケーキカフェがこちら。いろいろなスタイルのパンケーキがあり、とにかくド派手です。クリーム、シュガー、フルーツ、チョコレートソースがこれでもかとトッピングされたパンケーキたちは圧巻!

ちなみに、このお店でたっぷり使用されている「nutella」というチョコレートソースをご存知ですか? 実は、イタリア発のチョコレートソースで、スーパーなどでも手に入るんですが、ロンドナーたちはとにかくこれがお気に入り!

パンケーキだろうがトーストだろうがピザだろうが、とりあえずnutellaです。めちゃくちゃ甘いですが、クセになる味なのでぜひトライしてみてくださいね。

My Old Dutch Pancake House
公式サイトはこちら

Let’s try cooking!

伝統的なイギリスのパンケーキは実はとってもシンプルなんです。シンプルすぎて、お店のメニューではなかなか見かけないほど……。そんなときは、スーパーへ行ってみましょう!

パンケーキデーが近づくと、どのスーパーもパンケーキコーナーを設けて、一番シンプルで家庭的なパンケーキの材料を販売しています。
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まずは小麦粉かパンケーキミックスを入手。
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滞在先にキッチンがない方もご安心を! ちゃんと焼きあがったのも売っています。
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ちなみに、伝統的なイギリスのパンケーキは、薄く焼いた生地に砂糖をふりかけてレモンを添えたら完成です。ほとんどクレープのような見た目ですよね。
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そんなわけで、生地の他にはレモンとお好みで砂糖かシロップを揃えたら、お買い物終了です。(生地から作りたい方は、卵と牛乳、バターを用意してくださいね。)

パンケーキ片手にゴールを目指せ?!

パンケーキを「食べる」だけでなく「運ぶ」イベントもあります。その名も「パンケーキレース」。名前からはまったくレース内容が想像できませんが、頭にスカーフを巻き、エプロンをつけた男女(伝統的には女性ですが、今は男性もOKですよ!)が、フライパン片手にパンケーキをひっくり返しながらゴールを目指すというレースです。

見た目はかなりシュールですが、毎年各地で白熱したレースが行われています。起源となったイングランド南東部のOlneyという街のレースが一番有名です! 中世の頃、パンケーキを焼くのに忙しかった主婦が教会の鐘が鳴るまで時間に気づかず、パンケーキを乗せたフライパン片手に教会まで走ったことに由来していると言われています。

しかし、ロンドン市内なら、Brick Laneで開催される「The Great Spitalfields Pancake Race」がおすすめです。4人1組で誰でも無料で参加できるので、子供から大人まで、思い思いのユニフォームに身を包み、レースというより仮装大会のような雰囲気で、毎年めちゃくちゃ盛り上がります。

番外編

伝統的なイギリスのパンケーキはとってもシンプルですが、ちょっとアレンジしたい方や甘さを足したい方には、クリームが必需品。イギリスでは大きく分けて3種類のクリームが売られています。

泡立てたい方は「Whipping Cream」を。「Single Cream」と「Double Cream」は脂肪分が違うのでお好みで(この2つは泡立ちません。)、面倒くさがり屋さんは便利な「Dairy Cream」をチョイスしてみてくださいね。
番外編

この記事を書いた人

Yuki

Yuki

横浜生まれ。大学卒業後、制作会社勤務を経て現在はフリーランスのDTPデザイナーをしています。ロンドン在住をいいことに、日本の第二都市は横浜だと吹聴してます。歴史と文学と美術にまつわる旅をビール片手に一人で楽しむのが至福。こちらでは、歴史好きと飲兵衛さんに有益な情報をお伝えしていけたらと思っています。

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