皆さんは、「パンケーキ」と聞いてなにを思い浮かべますか? 私は、”幸せなおやつの時間”を連想します。甘い香りを漂わせた、ふわふわのパンケーキ。その上には照り輝くメープルシロップをたっぷりと……。ほら、一度考え出すともう頭の中はパンケーキでいっぱいです。
ということで、いてもたってもいられなくなってしまった私は、気になっていたパンケーキ屋さんを訪れることにしました。
幸せのパンケーキに辿り着くまでにかかる時間は?
やってきたのはこちら、表参道にある「幸せのパンケーキ」。なんて夢のあるネーミングでしょう。写真だと少しわかりづらいですが、目印はこの看板です。そのすぐ先にある階段を下れば、そこに幸せな世界が待っています。(という期待に胸を躍らせる)
わ! お店の外にまで行列ができている様子。ここだけの話、私行列が苦手なのです。「だったら並ばなきゃいいのに。」なんて声も聞こえてきそうですが、パンケーキの為ならば……! という思いで来てしまいました。実際には、行列に並んでいる人の気持ちが知りたいという興味も少しばかり持ち合わせています。
さて、階段の列を見ておののいてしまった自分に打ち勝ち、いざ店内へ。そこには、25人程のお客様が並んでいました。そして、名簿リストを覗くと37名分の記入が。恐る恐る店員さんに目安時間を確認してみると、1時間から1時間半待ちだとか。名簿と行列の人数が合わないなと思っていたら、外出もOKのようです! ただ、その日の最終的なパンケーキの数を把握する為、17時には一度戻ってきてほしいとのこと。夕方に訪れる人は要注意。うっかり外にお買い物に出ようとした私ですが、「それだと記事にならないでしょう」ともうひとりの私に心の中で諭され、大人しく並ぶことに……。(とほほ)
受付の近くにはメニューが数枚置いてあります。
他のお客様の兼ね合いで写真は撮れませんでしたが、じっと観察しているとやはり外出している方が多く、30分前くらいに戻ってきている様子。年齢層は10代から30代といったところで、並び途中でキャンセルされる方もちらほら。そして、名簿リストを見る限り、ひとりで幸せを求めに訪れたのは私のみのようです。
並んでいる間、ひたすらパンケーキを焼き続ける職人のような店員さんを観察することもできます。どうしたらメニューにあるようなふわふわなパンケーキが作れるんだろう、暇だから技でも盗めないかなと安易なことを考えながら眺めていると……
・温度を測ってはその都度タイマーをセット
・一度生地をのせ、その後少しずつ重ねて三段に仕上げる
こんなことがわかりました。そして、さっきまで「家でも作れるのでは?」と思っていた自分が恥ずかしくなるほど、焼き加減に技術を要することも。うん、お店で食べよう。
そんなこんなで、気が付けば並び始めて2時間が経過。「あれ? これいつまで並ぶんだろう?」と不安に思っていたら、ついに名前を呼んでもらえました! (心の中でガッツポーズ)
いざ、実食! 病みつきになる、ふわしゅわ食感
念願叶って席に座り店内を見渡してみると、やはりひとり客は私のみ。殆どのお客様がふたり組で、カップルや友達同士(女性)といった組み合わせ。
再度メニューをチェック。期間限定のティラミスパンケーキも気になったのですが(期間は未定だそう)、やはり初心者の私は、一番人気の「幸せのパンケーキ(¥1,100)」を注文することに。そして、そのときオーダーをとってくれた店員さんオススメの「幸せのパンケーキ ホイップ乗せ(+¥100)」に挑戦。「あれだけ手間をかけて焼いているのだから、ここからまた時間かかるのかな」なんて思っていたら……
なんと注文して3分で到着しました!
あまりの衝撃に開いた口が塞がらない状態でしたが、あんぐりしている場合ではありません。せっかく2時間並んだのだから、ここは温かいうちに食べなければ……!
ナイフなんていらないのでは? というくらいふわふわでシュワシュワ。口にふくむと、舌の上で優しく溶けていく感覚。ホイップバターもカラメルソースもつけずに食べてみると、卵の味がしっかりと感じられました。これはもう病みつき。新しいパンケーキとの出会いです。
ちなみに、ホイップバターは、世界一空気のきれいな場所といわれるニュージーランドで丁寧にあつめられた最高級マヌカハニーと発酵バターを使用。舌に残る独特な風味が癖になります。
こんなにふわふわシュワシュワなのに、不思議とお腹いっぱいに! 私が訪れたのは16時頃でしたが、同じ時間にパンケーキを食べていたお客様はこれが夕食になるのでしょうか。あっ、女性には”幸せの別腹”というのが隠されているんでしたね!
住所:東京都渋谷区神宮前4-9-3清原ビルB1F
アクセス:東京メトロ表参道駅A2出口より徒歩3分 JR 山手線 原宿駅より徒歩10分
営業時間:9時00分~19時30分
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