いま人気、モロッコのナチュラルコスメを現地でゲット!アルガンオイルでモチモチお肌になった話
モロッコ

モロッココスメ

エキゾチックでキュートな雑貨があふれる「雑貨天国」として知られるモロッコは、女子旅に人気の国。しかも、嬉しいことに、モロッコは知られざる美容大国でもあるのです。

過酷な環境のなかでも見事な生命力を発揮するアルガンツリーから採れるアルガンオイルをはじめ、モロッコには自然の恵みをたっぷり受けたナチュラルコスメがいっぱい。お土産にもおすすめ、モロッコで手にいれたい優秀なローカルコスメたちをご紹介します。

1.アルガンオイル

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モロッココスメの代表格といえば、なんといってもアルガンオイル。アルガンオイルは、モロッコ南部のみに自生するアルガンツリーの種子から採れるオイルで、30キロの果肉から1リットルほどしか採取できないという希少性から、「モロッコの黄金」とも称されています。

その人気の秘密は高い保湿力と抗酸化作用にあります。アルガンツリーは「数年間雨が降らなくても枯れない」といわれるほどの高い貯水力をもつ木。そんな木から採れるアルガンオイルは、肌にすっと浸透し水分をがっちりと抱え込んでくれるのです。

加えて、血行促進効果と抗酸化作用に優れ、「若返りのビタミン」とも呼ばれるビタミンEが豊富に含まれているため、ただ潤うだけでなく、美肌効果も期待できます。

特におすすめの使い方が、ブースターとして使用する方法。洗顔後すぐのなにもつけていない肌にアルガンオイルをのばし、その後化粧水など普段通りのお手入れをします。そうすると、化粧水の浸透が良くなり、ふっくらモチモチの肌に。

筆者は冬になると肌のごわつきに悩まされていましたが、アルガンオイルをブースターとして使うようになってから、肌がみるみる柔らかくなりました。吹き出物などの肌トラブルも、アルガンオイルのおかげで治りが早くなったと感じています。

2.ローズウォーター

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アルガンオイルとセットで使いたいのが、ローズウォーター。その名の通り、バラの花びらから抽出した蒸留水です。

モロッコは「バラの女王」と呼ばれるダマスクローズを含む貴重なバラが育つ土地。日本では高価な本物のローズウォーターも、モロッコでは安価で手に入れることができます。

ローズウォーターにはその香りによるリラックス効果だけでなく、肌の炎症の改善や抗菌作用、老化防止効果など、さまざまな効果があるといわれています。

さっぱりした使い心地のローズウォーターは、単品では保湿力が物足りないと感じる人もいるかもしれませんが、アルガンオイルと組み合わせることで、みずみずしい肌へと導いてくれます。

3.サボテンオイル

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アルガンオイルを超えるアンチエイジング効果があるとして近年ひそかに注目されているのが、サボテンオイルです。

シミやシワといった肌老化の原因となる酸化を抑制するビタミンEがアルガンオイルの約1.6倍も含まれており、「一度使うと手放せない!」という声も。

1リットルのオイルを採取するために10トンものサボテンの種子が必要なことから、「幻のオイル」とも呼ばれています。もちろん、超希少なオイルゆえアルガンオイルよりも高価ですが、現地ならば日本よりも安く手に入るので、一度は試してみない手はありません。

特に30代以上の女性におすすめで、現地のコスメショップのスタッフ曰く、シワへの効果が期待できるのだそう。筆者はまだシワに悩む段階ではありませんが、サボテンオイルを塗った後の肌はハリが増し、内側から元気になっているように感じられます。

4.クレイパック

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「モロッコクレイ」や「ガスール」の名を一度は耳にしたことがある人も多いのでしょうか。

「クレイ」とは「泥」のことで、モロッコでは古くから天然の泥を美容に活用してきました。おもな効果は老廃物の除去や殺菌、炎症の緩和。クレイの成分が老廃物や毒素を吸着するため高いデトックス効果があり、肌の生まれ変わりを助けてくれるのです。

「クレイ」というとグレーっぽい色味のものを思い浮かべるかもしれませんが、実は一口に「クレイ」といってもさまざまな種類があります。

わかりやすいのが色によって見分ける方法。白っぽいものやピンクっぽいものは刺激が少なく、敏感肌や乾燥肌向け。黄色っぽいものはやや刺激が強くなり、普通肌向け。さらに刺激が強くなる緑っぽいものや青っぽいものは、強力な洗浄力があるので、オイリー肌の方におすすめ。

モロッコのクレイパックの多くは乾いた泥のかけらや粉の状態で売られており、使うときに水に溶いてクリーム状にします。

こちらのパックは水と混ぜて使ってもいいのですが、牛乳と混ぜて使うのがおすすめなんだそう。実際に使ってみると、肌が柔らかく、なめらかになりました。白いクレイなので刺激はまったく感じず、むしろ保湿効果があるように感じられます。

5.ラクダミルク&サボテンオイル配合リップクリーム

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砂漠で活躍するラクダのミルクとサボテンオイルを配合したリップクリーム。これほどユニークなリップクリームが見つかる国は、世界広しといえどモロッコのほかにはなかなかありません。

ラクダミルクに含まれるビタミンCがコラーゲンの生成を促進するだけでなく、ビタミンEやビタミンAが肌のターンオーバーを促します。さらには、紫外線によるダメージから肌を守ってくれる効果もあり、普通の日焼け止めが使えない唇のUVケアにうってつけ。

それに加え「幻のオイル」と呼ばれる高い抗酸化作用をもつサボテンオイルまで配合されているわけですから、なんとも贅沢なリップクリームといえます。質感は硬めですが、一度唇にのせると強力な保湿力で唇を乾燥やダメージから守ってくれます。

6.ラクダミルク&サボテンオイル配合シャンプー

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ラクダミルクとサボテンオイルを配合したシャンプー。こちらはオレンジブロッサムの香りつきで、フタを開けると爽やかかつ官能的な香りに心がふっとゆるみます。ほかにも、ジャスミンやラベンダーなどさまざまな香りが勢揃い。

美容成分たっぷりのラクダミルクとサボテンオイルは、スキンケアだけでなくヘアケアにもぴったり。自然由来の成分が優しく髪や頭皮の汚れを落とし、サラサラの髪に導いてくれます。

可愛らしいパッケージも魅力で、使うたびに気分が高揚。100ミリリットルと小さめサイズなので、旅行用としても便利です。

このお店で買いました!

これらの商品を購入した場所はすべてマラケシュ。モロッコでナチュラルコスメを買うなら、ナチュラルコスメ専門店やアルガン製品専門店の数が多く、おしゃれなパッケージのものにも出会えるマラケシュがおすすめです。アルガンオイルに絞るなら、より産地に近いエッサウィラで購入するのもいいでしょう。

MAROME

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1のアルガンオイルと2のローズウォーターを購入したのは、マラケシュのメディナ(旧市街)にあるオーガニックコスメ専門店「MAROME」。こぢんまりとしたお店ではありますが、モロッコらしくエキゾチックでおしゃれなボトルに入ったコスメやボディケア用品を買うことができます。

「MAROME」
住所:14, Rue riad Zitoune Jdid , Marrakech

APIA

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3のサボテンオイルを購入したのは、マラケシュの新市街に店を構える「APIA」。モロッコのナチュラルコスメ専門店にしては規模が多く、美容用のアルガンオイルだけでなく食用のアルガンオイルやハーブティーまで、幅広いラインナップが揃っているだけでなく、値段も手頃。

観光の中心地からは少し離れていますが、さまざまな種類の商品のまとめ買いを考えているなら、タクシーに乗ってでも行く価値ありです。

「APIA」
住所:14, Avenue de la 4ème D.M.M, Quartier Victor Hugo, Marrakech

Les Reines Beaute

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4のクレイパックと5のリップクリーム、6のシャンプーを購入したのは、マラケシュのメディナに店を構える「Les Reines Beaute」。ラクダミルクを使ったユニークなナチュラルコスメの数々が揃っています。

「Les Reines Beaute」
公式サイト:http://www.parfums-cosmetique.fr/content/6-reines-de-beaute

今回ご紹介した以外にも、モロッコにはボディローションやスクラブ、フェイスクリーム、石鹸など気になるナチュラルコスメがいっぱい! 持って帰れる量には限界があるので、なにもかもというわけにはいきませんが、できるだけたくさんのコスメたちを連れて帰れるよう、モロッコ行きのスーツケースは大きめがいいかもしれません。

強い日光や乾燥した空気といった、日本よりも肌にとって過酷な環境でありながら、美しい肌を保っているといわれるモロッコ女性たちの美の秘訣を手に入れてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

はるぼぼ

はるぼぼ旅するライター・ブロガー

和歌山出身。東京での会社員時代、旅先の長野でドイツ人夫に出会う。5ヵ月間のアジア横断旅行と2年半のドイツ生活を経て、2018年7月日本に帰国。これまでの海外旅行歴は60ヵ国240都市。特に目がないのが、「旧市街」「歴史地区」と名のつく古い街並みを歩くこと。旅のリアルな「ワクワク」をお伝えします。

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