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    50人以上の僧が並ぶ「托鉢行列」とは?ラオス・ルアンパバーンでは観光客も参加できます
    ラオス

    イギリスの有名旅行雑誌で、「魅力的な都市」の読者投票3年連続1位に選ばれている都市ってどこだと思いますか?
    答えはラオスの古都ルアンパバーンですが、日本にいるとそんなに注目されている実感がないですよね。でも一度訪れたら、この結果に納得してしまう場所。目に見えない部分に注目です。
    ルアンパパーン 托鉢

    日本人は宗教に無関心?

    「日本人の宗教観は変わっている」という意見を耳にしたことのある人は多いのではないでしょうか?
    無宗教と答える日本人が多いことや、様々な宗教の行事を生活に取り入れていることが挙げられていますね。
    実は信仰心と国の関係はとても複雑。基本的には経済が豊かな国ほど、宗教への信仰心が薄いとされていますが、アメリカは例外だったりします。宗教は人の気持ちや生活との結びつきが強いので、簡単にはルール化できないのかもしれません。だからこそ、外国に行ったら現地の人の宗教観を感じてみるのがおすすめです。日本とはまた違った、一風変わった宗教観のある国・ラオスでじっくり考えてみるのはいかがですか?

    托鉢行列はルアンパバーンの観光名物

    ラオスの古都ルアンパバーンでは、毎朝僧たちの托鉢行列をみることができます。

    托鉢とは、僧が信者から食料などを受け取ることによって、信者に功徳を積ませる修行です。僧に物を渡すことで、自分の「所有欲」などを捨てることができるということです。
    ルアンアパパーン 托鉢

    ルアンパバーンの托鉢行列は、50人以上いると思われる僧達が30分以上かけて行う大規模なもの。
    きっと人生で1番たくさんの僧をみることができるでしょう……。
    実はこの托鉢、観光客も簡単に参加できます。僧に渡すものや、座る場所は全部用意してもらうことができます。

    ルアンパバーン 托鉢

     

    ルアンパバーンの托鉢は時間や場所などかなり観光客向けにアレンジされていますが、地元の人も多く参加しているのが印象的。決して豊かな生活ではない人達が、観光客と一緒に本来の方法とは違った形で喜捨をしている姿は、少し不思議な感じがします。
    ラオスでは形式や伝統を重んじる、ということだけが宗教と真摯に向き合うということではないようです。

    集まった食料の行方は?

    僧は、托鉢で集まった食料を手に持っている茶色の壷の中に入れていきます。
    そんなに大きな壷ではないため、入らない分はどうしているのか、気になりませんか?
    もしかして捨てているのでは……? なんて疑問から托鉢行列をずっと追っていくと、大きなかごを持った子供たちの姿が。

     

    ルアンパバーン 托鉢
    そして僧が壷の中の食料を、子供たちのかごに入れていきます。

    ルアンパバーン 托鉢
    ついさっき貰ったものを、目の前で他の人にあげるって私たち的には慣れないですよね。
    この様子をみていると、僧に一度渡す、ということが信者にとっては大きな意味があるのだと分かります。

    ルアンパバーン 托鉢
    つまみ食い、発見! 彼は、托鉢行列が終わるころには、かごから溢れるほどの食料を僧から貰っていました。

    ツアーガイドになりたい僧

    若い僧の何人かと話す機会があったのですが、「将来はツアーガイドになりたいから、日本語教えて!」とのこと。僧として修行しているのは、家が貧乏だから、お寺なら食事には困らないからという理由で、一時的な職業として考えているようです。人によって違うでしょうし、世界ではよくあることなのかもしれませんが、現実的な理由ですよね。あれだけの数の僧がいると、完全に割り切って修行をしている僧もいるようで、仏教の世界も普通の会社と同じなのかもしれません。

    不思議な調和

    托鉢が観光名物となるようにやり方を変えてしまったり、僧を一時的な職業としたり、ビジネスライクで淡白な感じがしますが、人々の生活から信仰心の厚さを感じ取ることができますし、物理的に豊かになっている部分も多くあります。実は、すごくバランスよくやっている国なのかも……と気がつきました。
    今後、世界からもっと注目された観光地となることで、ますます面白く変化していくのかな、と思うとまた行きたくなってしまいました。

    まずは早起きから

    托鉢って早朝にやっているんです。ルアンパバーンは通常よりも遅く開始していますが、私にとっては全然早く(6時くらい)毎日間に合わなくて、見ているだけでした。次は強烈な目覚まし時計を持って行って、早起きの練習もして、私も徳を積んできたいです。

    この記事を書いた人

    RIRI

    RIRI

    1992年新潟県生まれ。
    人文地理学を専攻してました。
    今は社会人。最近の旅行は離島がマイブーム。
    旅先で海や川を全力で楽しむためにも、
    今年こそ泳げるようになるぞ!って毎年思ってます。

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