地元民が愛する咳止めシロップって?マレーシアのドラッグストアで買ってほしいもの
マレーシア

日本のドラックストアは多くの外国人に大人気です。日本のドラックストアで友達が大量にお土産を買うのに付き添ったこともあります。日本ほどの規模ではないですが、マレーシアにもいわゆるドラックストアはあります。ドラックストアで買うことができるもの、そして旅行中のハプニングの時に役に立つものをご紹介します。

マレーシアの代表的なドラックストア


▲Watson(ワトソン)

▲Guardian(ガーディアン)

「Watson(ワトソン)」と「Guardian(ガーディアン)」はマレーシアの代表的なドラックストアです。マレーシアだけでなく、シンガポールでもよく見かけます。ちなみにマレーシアではドラックというと麻薬などの薬物を連想させてしまいますので、ドラッグストアとは呼びません。

「ファーマシー」と呼びます。ただ、「ファーマシー」というと、もっと専門的な薬が売られている場所をイメージしますので、お菓子やメイク商品、シャンプーなどが売られている、いわゆる日本のドラックストアのような場所に行きたい時には、「Watson」や「Guardian」など、店の名前で呼んでいるようなイメージを受けます。

▲ワトソンの店内

▲Watoson(ワトソン)のオリジナル商品

▲Guardian(ガーディアン)の店内

▲Guardian(ガーディアン)オリジナル商品

「Watson」と「Guardian」で売られているものは基本的には変わりません。「Watson」は緑がイメージカラー、「Guardian」はオレンジがイメージカラーになっています。コスメ商品や、ちょっとした薬、お菓子などが売られています。どちらにもオリジナル商品があります。

2つのお店で買うことができるものでオススメのものは?

2つのお店で買うことができる、オススメのものを紹介します。

「St.Ives」のボディスクラブ


友達に紹介してもらって以来お気に入りのボディスクラブです。マレーシア製ではないのですが、日本では手に入りにくいということなので、日本へのお土産に買って帰ることもあります。このボディスクラブを使うと、肌がすべすべになります。

特にマレーシアではシャワーが基本で、お風呂にゆっくり浸かるという機会がほとんどありません。ボディスクラブで古い角質をしっかりと落とすようにして以来、肌の調子もいいように感じます。

咳止めシロップ


この咳止めシロップはいたるところで見かけますが、「Watson」と「Guardian」にも売られています。漢方シロップで、甘い味がします。子供の頃に飲んだ咳止めシロップの味によく似ています。咳がひどい時にスプーン1杯飲むと効果があります。


マレーシアはヘイズ(焼畑の際にでる煙のことをそう呼びます)の影響があり、時期によっては空気が汚れていることがあります。そんな時に咳がでる人が多くなります。旅先にヘイズの影響などで咳が止まらなくなった時にこのシロップを試すと便利です。私は日本に帰国する時にも自分用にこのシロップを持ち帰ります。

何人可(ホーヤンホウ)


これは日本でいう葛根湯のような効果のあるお茶です。具合が悪くなりかけた時や熱が出始める前などに飲むと効果があります。中を開けると紅茶のパックのようなパックが入っています。パックをコップに入れ熱湯を注ぎお茶を飲みます。

お茶パックは味がなくなるまで何度もお湯を足して使うことができます。気になるお茶の味は……私は甘く感じますが、夫は苦いと言います。人によって個人差があるようです。

葛根湯と同じく、何人可を飲むと体が熱を発します。そして大量に汗をかき、熱が下がります。旅の途中で急に「寒気がした」や「熱が出そうな予感がした」などのハプニング時にこのお茶を買って飲むと効果があるのでオススメです。私たちも旅行の時には必ず1、2パックは持参し、何度かお世話になったことがあります。

何人可のパッケージが緑色なのにはエピソードがあると言われています。もともとこれは中国系の漢方薬で、マレーシア華人が飲んでいました。その時には、他の色だったらしいのですが、マレー系の人にも飲み親しんでもらおうということで、マレー系の人が好む緑色のパッケージに変えたのだそうです。そんな努力にもかかわらず、マレー系の人にはあまりウケていないというオチがあります。

ビタミン剤


こちらは、水に溶かして飲むタイプで、ガーディアンブランドのものです。

旅の途中で疲れが出てきたり、外食ばかりで野菜が取れなかったりする時に、少しでもビタミンを補いたい人にオススメです。特に水に溶かして飲むタイプのビタミン剤は、手軽にビタミンを摂ることができます。水ボトルに溶かして持参してもいいですし、宿泊先でコップに水を入れ溶かして飲んでもいいです。気軽に摂ることができて便利です。

白花油


もともと香港で人気のお土産のようですがマレーシアでも見かけます。虫刺されの場所に塗ったり、頭痛の時に頭につけたり、鼻が詰まった時に鼻につけたりと様々な効果があります。ボトルも可愛らしく香りもきつくないのでとても重宝しています。

特にマレーシアの蚊は刺されると強烈に痛痒くなり日本製のムヒでは太刀打ちできません。白花油を持っておくとマレーシアで蚊に刺された時にも便利です。

FISHERMAN’S FRIEND


トローチのようなものです。フィッシャーマンという名前の通り、漁船の絵が描かれています。色々なフレーバーがあり、美味しいので喉が痛くない時でも好んで食べています。日本に帰る時に自分用に買って帰ります。お気に入りのフレーバーはチェリーと、レモンです。

日本製の見分け方は?


ビオレや肌ラボなど、日本製のものも見かけます。しかし本当に日本から輸入されたものと、海外での販売のために製造されているものがあるそうです。地元の人から教えてもらった、見分け方をご紹介します。

▲シールが貼られているもの

▲印刷されているもの

表から見るとあまり見分けがつかないのですが、裏を見ると、説明が直接英語でプリントされているものと、日本語の上から英語のシールが貼られているものがあるのが分かります。英語のシールが貼られているものは日本製だそうです。

本当の「ファーマシー」には?

「ファーマシー」にはもっと専門的な薬が置かれています。中には海外からの薬もあります。薬の種類がわかっている場合、ファーマシーに行くと手に入ることがあります。私が紹介してもらったのは、炭から作られたというドイツ製の薬です。お腹を壊した時にこの薬を飲むと良いそうです。自然のものから作られているので安心です。あまりお腹を崩したことがないので、薬を飲む機会が少ないのですが、一応家に常備しています。

行くだけでも楽しい!「Watoson」や「Guardian」



そのほかにも、日本では見かけないようなコスメやパックなどもありますので、のぞいてみると意外と楽しく掘り出し物を見つけることができます。お土産を買ったり、具合が悪くなりかけたりした時に、「Watoson」や「Guardian」は便利です。

この記事を書いた人

yazu

yazu

九州出身です。 今はマレーシアに住んで数年になります。旅行も大好きでマレーシアを拠点に、東南アジア周辺の旅行にもよく出かけます。 マレーシアで、夫と共に、発展途上国ならではの思いがけないハプニング満載の生活を送っています。そんなことをしていたら、段々たくましくなってきました。東南アジア旅行では、いろいろな文化の違い、食事、地元の人との出会いを楽しんでいます。 そんな中で、自分たちが経験したこと、感じたことを記事にしたいと思います。だれかに楽しんでもらえたら嬉しいです。

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