マレーシア人は北海道に憧れています。
北海道特集の番組が放送されていることもあり、みんな一度は行ってみたいと思っているようです。
北海道に憧れすぎているせいか、「hokkaido」と書かれているものをよく見かけます。
中でもマレーシア中てみることができるのがチーズタルトです。その名も「HOKKAIDO」。
意外とおしゃれで手土産にもオススメのチーズタルトについてご紹介します。
HOKKAIDOタルト
「HOKKAIDO」はタルトのお店です。
チーズタルトや、チョコレートタルトなど色々な種類のタルトが並ぶ店頭は少しおしゃれに感じます。私は、この「HOKKAIDO」の看板商品は、チーズタルトだと思っています。
結構濃厚なチーズの味をちゃんと感じるタルトです。
ショーウィンドーの近くに行くと、タルトを焼いている香ばしい匂いが広がっているので、ついついお店を覗いて見たくなります。
ショーウィンドーにはタルトだけが並んでいます。
タルトを注文すると、黄色と水色のキレイな入れ物に入れてくれます。
(私が田舎に住んでいるからなのかもしれませんが)ほとんどのお店ではタルトを頼んでもプラスチックの入れ物に入れた後、スーパーのビニール袋のようなデザインの袋に無造作に入れられるということがよくあります。
そのため、綺麗な箱に入れてくれるというだけでも、少し特別な気分になります。
ちょっとした手土産に持って行くこともできるのでオススメです。
気になるお味は……?
チーズタルトはもちろん、チーズの味がします。少し硬めでサクサクとしたタルト生地とチーズがよく合います。
私は「ちょっと甘ったるい」と感じることもありますので、ブラックコーヒーなどと一緒に楽しむようにしています。
本場の北海道のタルトと比べると?
実は私はチーズタルトが大好きで、北海道でも「チーズタルト」を食べたことがあります。
北海道ではどこに行っても本当に濃厚で美味しいチーズタルトを食べることができました。特にニセコの道の駅で食べたチーズタルトの味は濃厚で忘れることができません。
そんな北海道のチーズタルトとマレーシアの「HOKKAIDO」チーズタルトを比べると少しかわいそうですが、本場の味とは比べ物になりません。
チーズタルトはチーズや卵などの素材が新鮮であることが命です。
マレーシアでは新鮮な素材(特に乳製品や卵)を手に入れるのが難しいので、北海道と同じ味になるのは無理があるのだと思います。
オススメの食べ方は?
私はマレーシアで売られているものの中ではこのタルトが好きです。
そのままの冷たい状態で食べるのも美味しいのですが、オーブンで少し温めて食べると、中がトロっと出てきてまた違った感覚を楽しむことができます。
ちなみにHOKKAIDOでは、ドリアン味のタルトも売っています。北海道という名前にドリアンは似てもにつかしくないので、「なぜ?」とツッコミを入れたくなってしまいます。
もう少し北海道らしいフレーバーのものにすればいいのにと思ってしまうのですが、これも愛嬌です。
丁寧にドリアンの置物が置かれている店頭までありました。
なんと、ドリアン味のタルトを買って行くお客さんも確かにいます。ドリアンはマレーシアにはなくてはならない果物です。
そんな果物のフレーバーをどうしても入れたかったのだと思います。
北海道が大好きなマレーシア人
マレーシアの「HOKKAIDO」という名前がつくお店のタルトを見たら、本当の北海道民がどう感じるのか分かりません。
他にも「HOKKAIDO」という名前のお店をよく見かけます。
特にマレーシアの首都、クアラルンプールに行くと、ラーメン屋や日本食レストランに「HOKKAIDO」という名前のついていることがあります。
本当の北海道を再現しているかどうかはさておき……。
マレーシアの人たちに「北海道」という言葉が浸透していることを物語っていると思います。
マレーシア人が北海道に憧れているということ、そして「いつかは本場の北海道で美味しいものを食べたい」と思っていることは事実なのだと思います。