アイスランドの懐に抱かれて~生活するように旅することでわかる魅力~
アイスランド

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特別企画「tripro VOICE アイスランドWEEK」
アイスランド総合研究所の企画「アイスランドに関する記事募集」でご応募いただいた記事のうち、「特別賞」「優秀賞」に輝いた記事を掲載しています。
今回の記事は「優秀賞」に輝いた、岩崎 文さんによる「アイスランドの懐に抱かれて~生活するように旅することでわかる魅力~」 です。

 

私がアイスランドを旅したのは2006年の夏。もう随分時間が経ってしまいました。
それでも記憶は鮮明で、今もアイスランドを上回る旅の思い出はありません。

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お金のない学生時代に選んだ旅行スタイルは、滞在型のボランティアでした。
首都のレイキャビクからそれほど遠くない、ソルヘイマという小さなコミュニティで、
2週間村のお手伝いをして過ごしました。
一つの建物に、様々な国や地域から来たボランティア達が生活し、
それぞれの国の料理を楽しんだり、お酒を飲んだり、
時には社会問題を語り合ったりして濃密過ぎる時間を共にしました。
温泉やハイキング、またひたすら続く道をドライブしていると、
自然の豊かさと厳しさ、雄大さを感じずにはいられませんでした。

もちろん自然にみんなアイスランドフリークに。
私が驚いたのは、村の小さな子供達からお年寄りまで、英語が話せて、
そしてアイスランド語を愛していること。異質なものに寛容でありながら、
自国の文化や歴史を大切にするスピリットに感銘を受けたのを覚えています。
体力仕事で筋肉痛になったり、子供にイタズラされて水浸しになったり、
おじさんにファーストキスを奪われたり…ハプニングもありました。
それでも、のんびりと毎日を過ごしていく中で、最初は抵抗のあった硫黄の匂いがするシャワーも、白夜も、突然変化するお天気も、次第に心地よいものだと感じるようになりました。

アイスランドを選んだのは、マイノリティになれそうな国だったから。
でも行ってみると、受け入れてもらえる不思議な居心地の良さがありました。

アイスランドのことが気になってしまったあなたへ!
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