クナイプは入浴剤メーカーではない!? ドイツから本当のクナイプを現地レポート
ドイツ

クナイプ

日本でもドラッグストアなどによく置いてあるクナイプの商品。よく見かけるのがバスソルトなので、クナイプは入浴剤メーカーだと思われがちですが、そうではありません。
クナイプ発祥の地・ドイツから、「こんなに色々あるんだ!」と驚いてしまうほど豊富なラインナップのクナイプ商品をご紹介します。

クナイプって?

クナイプ

「クナイプ(Kneipp)」は、ドイツの神父であり自然療法士でもあったセバスチャン・クナイプの名前を冠して誕生したブランド。

セバスチャン・クナイプは、水や植物などの自然の力に着目して独自の健康理論を編み出し、いつしか「人を健康にする神父」として話題になりました。

1891年、彼と信念を分かち合う薬剤師レオナルド・オーバーホイザーがセバスチャン・クナイプの精神を守るために「クナイプ」を設立。以来、原材料から厳格な品質管理を行っているクナイプの商品は100年以上の時を超えて愛され続けています。

バスソルト

クナイプ

まずはクナイプの看板商品であるバスソルトをご紹介しましょう。2億5000万年前の古代海水を精製した岩塩と、天然エッセンシャルオイルから作られたクナイプのバスソルトは、ドイツシェアNo.1。

 

ミネラル分豊富なクナイプのバスソルトは身体を温め、冷めやすくするだけでなく、老廃物除去や保湿効果も期待できます。筆者自身、クナイプのバスソルトを入れて湯船に浸かると、身体がぽかぽか温まるのを実感しています。

クナイプのバスソルトはとにかく種類が豊富。ローズにゼラニウム、ラベンダー、ユーカリ、サクラ、オレンジ、ザクロなど、さまざまな植物の香りに包まれて至福のバスタイムが楽しめます。

 

保湿効果の高いオイルを加えたバスソルトや、「バスソルト」ならぬ小さなつぶつぶ状の「バスパール(Badeperlen) 」など、さまざまなバリエーションに出会えます。パッケージがカラフルで可愛いうえに、期間限定商品も多いので、入浴剤好きならきっと色々と集めたくなってしまうはず。

バスエッセンス

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日本ではなかなか手に入らないのが、液体状の入浴剤「バス・エッセンス(Bade-Essenz)」。一回あたりの使用量はボトルキャップ分のみなので、一瓶で何度も使えます。

筆者のお気に入りは、パチョリとサンダルウッドのエキス配合で、高いリラックス効果が得られる「Tiefenentspannung」や、サクラの香りで幸せな気分になれる「Lieblingszeit」。

肌の乾燥が気になる方には、「Pflegeölbad 」シリーズもおすすめです。保湿効果の高いオイルが加えられているので、浴槽の掃除がちょっと面倒になりますが、潤い効果は抜群。

バブルバス

クナイプ

クナイプのバブルバス(Schaumbad)は、植物エッセンシャルオイルの効果で、癒し効果と保湿効果満点。ボトルキャップ分の液体を入れて湯船にお湯を張ると、びっくりするくらいモコモコの泡が出来上がります。

 

しかもこの泡がきめが細かく繊細なのにとっても長持ちするので、海外ドラマや映画の主人公になった気分になれるかも。泡が膜を張ってくれるからなのか、浴槽のお湯が冷めにくく身体がしっかりと温まります。

ボディウォッシュとボディミルク

クナイプ

ここまでずっと入浴剤を紹介してきましたが、クナイプはボディケア商品も充実しています。

バスソルト同様、季節ごとにさまざまな商品が並ぶボディウォッシュには、大きく分けて「Aroma-Pflegedusche 」と「Duschbalsam 」があります。癒しの香りに包まれたさっぱりとしたボディウォッシュがお好みなら「Aroma-Pflegedusche」、乾燥肌・敏感肌の方には「Duschbalsam」がおすすめです。季節や肌の調子、気分に合わせて使い分けてもいいですね。

 

入浴後には、ボディミルクで身体の保湿を。ボディミルクを使うなら、できればボディウォッシュを同じシリーズのものを選んだほうが香りがケンカせずに済みます。現在筆者が使っているのは、強すぎないフルーツの香りにほっとさせられるザクロとカシス(Granatapfel & Cassis)のシリーズ。保湿力が高めなので乾燥肌の方や冬の使用に向いています。

マッサージオイル

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入浴剤と合わせて使ってもいいのが、マッサージオイル(Massageöl )。アーモンドやグレープシード、イランイランなど、さまざまな植物からとれたオイルには、それぞれ保湿効果や抗酸化作用、引き締め効果などが期待できます。

 

「マッサージオイルはお風呂上がりに使うもの」と思われることもありますが、お風呂の中で使うと肌の潤いをキープしてくれるうえ、血行促進効果もアップします。たまには同じ種類のバスソルトとマッサージオイルの合わせ使いで、ちょっぴり贅沢なバスタイムを楽しんでみてもいいですね。

クナイプのマッサージオイルには、このような箱入りのミニサイズもあり、プレゼントにしても喜ばれます。

フットクリーム

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足の裏やかかとの乾燥やひび割れ、気になりませんか?クナイプのフットクリーム(Fußcreme)は、普通のボディローションやボディークリームではなかなか太刀打ちできない足の乾燥を軽減してくれる優れもの。

 

ベニバナの種子からとれるサフラワーオイルやアボカドオイル配合で、気になる足の乾燥やひび割れをしっかりとケアしてくれるだけでなく、肌のかゆみも抑えてくれます。保湿効果が高いのに、みずみずしい使い心地でべたつかないのもいいところ。

フェイスパック

クナイプ

ボディケアの印象が強いクナイプですが、実はフェイスケア商品もあります。

クナイプはヨーロッパのナチュラルコスメ認証「ネイトゥルー(NATRUE)」を取得したスキンケアラインを展開しており、デイクリームやナイトクリーム、アイクリームといったフェイスケアアイテムも揃います。

 

「Regeneration Wirkmaske」は、肌の再生を促すフェイスマスク。目や唇の周辺を避けて洗顔後の肌にのばし、10~15分放置した後ぬるま湯で洗い流します。さまざまな植物オイルやシアバター配合で、使用後は驚くほどしっとりとしたなめらかな肌に。

ほかに、毛穴をきれいにする「Peel-Off Maske」などもあります。

軟膏

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化粧品というよりは、まるで薬のような効果がある商品も。

「Intensiv Wärme Balsam mit Arnika」は、鎮静作用や血行促進作用のあるアルニカ(キク科の植物)の抽出物を使用した軟膏で、肩こりや筋肉疲労が気になる箇所に塗ってマッサージします。

「温感なんて本当!?」と半信半疑で試してみたら、軟膏を塗った場所が本当に温かくなり、つらい肩こりが和らぎました。これとは反対に、冷感によって筋肉疲労をケアしてくれる軟膏もあります。

ハーブティー

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これまでずっと身体の外側をケアする商品をご紹介してきましたが、クナイプには身体の内側から健康を支えてくれる商品もあります。

そのひとつがハーブティー。「Kneipp Magen-Wohl Tee」はフェンネルやアニス、クミンなどのハーブが胃の調子を整えてくれるお茶で、胃もたれや消化不良が気になるけれど、まずは胃薬に頼らずに治したいというときにおすすめ。快眠に導くお茶や、咳に効くお茶などもあります。

 

クナイプの健康&フィットネスラインには、ほかにもビタミンやミネラルのサプリメント、ベリーのジュースなどもあり、クナイプが総合的に健康をケアしてくれるブランドであることがよくわかります。

クナイプ

ほかの追随を許さない豊富なラインナップから、入浴剤のイメージが強いクナイプですが、バスグッズ以外にも隠れた優秀なアイテムがたくさんあります。ドイツを訪れたなら、ぜひ日本では手に入らないクナイプ商品をゲットしてみてください。

季節や気分に合わせて使い分けできる楽しさ

クナイプの商品はパッケージがカラフルですし、季節ごとに商品が入れ替わるので、いつも「今度はこんなのが出たんだ!と発見する楽しみがあります。ボディウォッシュひとつとっても、乾燥しがちな冬にはクリームタイプを、夏は清涼感あふれる柑橘系のものをと、季節や気分に合わせて使い分けています。

使い切りタイプの入浴剤やフェイスパック、ミニサイズのオイルやボディウォッシュのセットなどは、お土産にもうってつけ。クナイプ製品があればバスタイムやボディケアタイムがもっと楽しくなりますよ。

この記事を書いた人

はるぼぼ

はるぼぼドイツ在住ライター・ブロガー

和歌山出身。東京での会社員時代、旅先の長野で9歳年下のドイツ人夫と出会う。
2015年11月、ドイツ移住を機に、トラベルライター&ブロガーに転向。ドイツを拠点に、各国を飛び回りながら執筆中。特に目がないのが、旧市街など、歴史を感じる街を歩くこと。
これまでの訪問歴は54ヵ国220都市。旅の「ワクワク」をお伝えします。

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