普段は出入りすることのできない「乾通り」を通り抜けられる、またとない機会!
「春季皇居乾通り一般公開」が2016年3月25日(金)から4月3日(日)の当初より3日間延長の10日間で開催されます。
たった7日だけのチャンスですので、お時間が許せばぜひ立ち寄ってほしいお花見スポットです。なかなか普段中に入れない皇居で桜の並木道を歩けるなんて、こんなチャンス見逃せません!
この記事を読んでくださった方にはより効率的に回っていただけるようにすべく、道順やポイントも合わせてたっぷりとご紹介いたします。
まずは道順を把握しよう
皇居といえば、「皇居ラン」が盛んなくらい広大な敷地を持つ場所です。
駅の位置関係と、皇居への入場と出場の場所を事前に把握しておかないと、かなりの距離を歩くことになってしまうのでご注意ください。
下記地図を参考にして、最寄り駅を把握しましょう。
※クリックで拡大できます
※こちらのPDFより抜粋・加筆
私は「皇居と言えば東京駅」と思い込み、東京駅から歩いたのですが、入場門である「坂下門」まで相当の距離を歩くことになってしまいました。東京駅から歩く場合は、「桔梗門」前で左折するあたりから列が始まります。
初日はなんと快晴。青空・丸の内・松の木のコラボレーションがなんともいえない美しさでした。これだけでも見に来る価値あり!
「坂下門」までは30分程度は見積もっておきましょう
待機列の最後尾に辿り着いたら、そこから「坂下門」までは早くても30分以上かかることを想定しておきましょう。
「手荷物検査」「ボディチェック」等で時間を要しているためです。
▲10万人を入れる準備は万端です!ボディチェックまでの長い道のり。
白いテントが「手荷物チェック」場所。事前に手荷物のチャックなどを開けておくとスムーズに進みます。また、ボディチェックもありますので、なるべくポケットに物を入れておかないようにしましょう。
チェックを完了させると、いよいよ坂下門!
坂下門から乾通りへ!
道順はこちらが詳しいのでご確認ください。(www.kunaicho.go.jp/event/pdf/inui-route.pdf)
「宮殿」「宮内庁」前を通り、「乾通り」へ抜けるルートになっています。
宮殿では、儀式やレセプション等が行われるそうです。
参考:宮殿各棟の概要 – 宮内庁
こちらが、宮内庁。
こんな場所で宮内庁の職員は仕事しているんですね。建物も趣があります。
ちなみに、迷子や忘れ物・落し物等で困ったら、宮内庁前の遺失物取扱所へ。
▲2014年紅葉の時の写真
(2016年3月26日 追記)
初日の桜と乾通りの様子
初日は予想通りの一分咲きで蕾がちらほら、桜満開は堪能できませんでした。
ピークは来週の後半になるのではないかと、宮内庁の方がお話していました。
今の桜の様子は宮内庁のホームページから見て頂けるそうなので、これを参考にしてもいいですね。(宮内庁ホームページ)
一分咲きの初日ですが、ちゃんと咲いている桜もありました!
やはり桜の花が咲いている木の周りには多くの人が写真を撮っていました。私もまざってパシャリ。
乾通りを見終わった後も桜を楽しんで
乾通りを通り抜け、皇居から出て、千鳥ヶ淵緑道へ向かう道にはすでに桜が咲いております。
3月25日現在では千鳥ヶ淵緑道のゴージャスな桜はまだ見受けられなかったのですが、来週にはもしかしたら乾通りも千鳥ヶ淵緑道も堪能できるかもしれませんね。
乾通りの秋もおすすめ。秋季皇居乾通り一般公開
春は桜で満開になる乾通り。秋は紅葉でカラフルに彩られます。
乾通りに入ると、一気に彩りが増します。どの木々も色彩豊かなグラデーションを持ち、「ここまで歩いてきてよかったな」と思わせてくれます。
また、建物にもひとつひとつ重厚感と趣があって、紅葉とのコントラストが見事に映えます。
分岐は、時間があれば「真っ直ぐ」がオススメ
乾通りも中盤まで歩くと、なんと分岐があります。
この分岐、進むと後戻りできなくなるので要注意。
右側に進むと、「皇居東御苑」へ抜けます。こちらがそのルート。緑の木々が多く、道幅がやや狭いほうのルートです。
こちらが真っ直ぐの方向のルート。進むと、「乾門」「北の丸公園」へ抜けます。紅葉している木々が多いです。
現場にいらっしゃった警備の方にお話を伺ったところ、時間がある場合は紅葉が美しい「真っ直ぐの道」を選択したほうが良い、とのこと。右側の道を進むと抜けられる皇居東御苑へは、乾門から一度皇居の外へ出たあとに回りこんで再入場できるとのことでした。
ここから乾門までの道も、心奪われるような光景の連続でした。
そうして、乾門へ。
これで、「乾通り通り抜け」は終了です。
せっかく皇居の紅葉を見るなら、「皇居東御苑」も見よう!
しかしこのまま終わってしまうのはもったいない! 「皇居東御苑」の紅葉も、なかなか見ものです。せっかくですから、立ち寄ってみましょう。
ただし、ここまでですでにかなりの距離を歩いているはず。疲れちゃった、という方は別日にゆっくり楽しむのもあり。というのも、「皇居東御苑」は月曜日と金曜日を除く日であれば立ち入ることができる場所です。
詳しくは下記をご覧ください。
皇居東御苑 – 宮内庁
「乾通り通り抜け」から皇居東御苑へ行くには、乾門を抜けたあと、右へ曲がって「北桔橋門」へ。
すると、まず「旧江戸城 天守台跡」がお出迎え。かなりの迫力です。
この天守台跡、登って皇居東御苑全体を展望することもできます。
また、紅葉の見どころといえば「二の丸庭園」に立ち寄るのもお忘れなく。
天守台跡から南側へ歩くと、北へ戻る「平川門」方面と、「大手門」方面へ抜けるルートの分かれ道があります。
この分岐を左側の「平川門」方面を行くと、二の丸庭園を散策することができますよ。
いかがでしたでしょうか?
皇居の中の紅葉、だなんて滅多に出会えるものではありません。
どうぞ素敵な時間をお過ごしくださいませ!
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*この記事は「皇居紅葉2014「乾通り」通り抜けが絶景!道順など詳しくご紹介」を一部加筆・修正した内容です