海外で登山に挑戦!北ドイツで一番高い山に登ってみる
ドイツ

ドイツの真ん中より少し北寄りに位置するハルツ地方には、「ブロッケン」という北ドイツで1番高い山があります。ブロッケン周辺は国立公園にもなっていて、自然の中をハイキングしたり、もちろん登山もできるのです。

筆者も今回ブロッケンの登山に挑戦してきたので、その様子をレポートします。

ソクたびソクたび

ブロッケンとはどんな場所?

冒頭でも紹介した通り、北ドイツで1番高い山であるブロッケン。

と言っても標高1,141mと、南部の国境沿いにありドイツ最高峰を誇るツークシュピッツェ(標高2,962m)の3分の1ほどの高さしかありません。遠くから見ると「山」というよりは「大きな丘」といった表現の方がしっくりきます。

ブロッケンには「魔女が集まる」という伝説があり、ゲーテの「ファウスト」にもその様子が描かれています。毎年4月30日には「ヴァルプルギスの夜」というお祭りが開催され、魔女や悪魔に仮装した人々がこぞって山頂へ向かうのです。

また、まだドイツが東西に分かれていた頃にはここに東ドイツの重要施設があったため、一般の人は自由に立ち入ることが出来ませんでした。

さっそく登山開始

ブロッケンについて簡単に紹介した所で、さっそく登山を開始しましょう。ブロッケンが位置するハルツ国立公園の中には様々なハイキングコースが整備されており、目的や難易度に合わせて自分に合うものを選ぶことが出来ます。

今回筆者たち挑戦したのは「ハインリヒ・ハイネ・コース(Heinrich Heine Weg)」。1824年にこの地を訪れたハイネが辿った道を追っていくという物で、「最も美しいコース」との位置づけになっています。


コースは全長11km。スタート地点であるブロッケン北東のイルゼンブルクをいう町を出発すると、しばらくは川の景色が美しいなだらかな道が続きます。

同行者も驚くほどハイペースで歩いて行った筆者ですが、ここで頑張ったために後半はヘトヘト……。皆さんもペース配分には十分注意してください。


川の写真を撮ったり森林浴を楽しみながら進んで行くと、次第に森が開けてはるか遠くにブロッケンが見えてきました。この辺りでだいたい中間地点になります。

中間地点を過ぎると次第に坂が増え、だんだん登山らしくなってきます。木に囲まれた細い道を通ったりしながら進んで行くと、終盤で待ち構えているのはだいぶ急な坂道です。舗装されて歩きやすいとはいえ、坂がかなり急で前になかなか進めない……。

少し歩いては立ち止まって休憩を繰り返す筆者ですが、その横をなんとマウンテンバイクに乗った人がゆっくりと追い越して行きます。でもその人もかなりきつそうで、ペースもかなりゆっくりでした。

更に、上の方は周りに遮る物が何もないので、風が結構強かったです。森の中を歩いている時は暑いくらいでしたが、ここでは冷たい風が吹き付けて寒い……。ウィンドブレーカーはマストアイテムです。

標高1,000mの地点に到達。

ここを過ぎると、しだいに頂上が見えてきます。

約3時間半かけて頂上に到着! ここには食堂やホテル、博物館、テレビ塔などがあります。

雄大なハルツ地方の大自然。全て徒歩で登ってきた達成感もあいまって、感動もひとしおです。

さて肝心の帰り道。来た道をそのまま戻るのもつまらないし、これ以上歩くのも疲れて嫌ですよね……。そんな時には山頂から出発するSLに乗って麓まで下ってしまいましょう。

登山後はレトロなSLに乗ってヴェルニゲローデまで行き、美しい旧市街の観光も楽しむというのが筆者のおすすめコースです。

服装チェック

ブロッケンはなだらかな山ですし、山頂付近の道が歩きやすいように整備されているので、本格的な登山靴は必要ないのではというのが筆者の感想です。

実際に筆者も普段使っているジョギングシューズを履いていきましたが、「ハインリヒ・ハイネ・コース」では全く問題ありませんでした。

しかしコースによっては頑丈な靴が必要になる場合もあると思うので、事前にコース内容をしっかりチェックしてから靴の準備もしましょう。

また先ほど述べたように山頂付近は風が吹き付けるので、ウィンドブレーカーのような風を通さない上着はかなり重要。特に夏は日差しが強いので日焼け止めは必須ですよ! サングラスや帽子もあると便利です。

ブロッケンはそこまで高い山ではないので、がっつり登山を楽しみたい方には少し物足りないかもしれません。しかし裏を返せば、ハルツ地方の美しい風景を楽しみながら気軽に山登りができるという事でもあります。

北ドイツで1番高い山に登った!なんていったら話題の種にもなりそうですね。

ブロッケン

個人的な事ですが……

先日結婚しまして、イタリアへ新婚旅行に行ってきました。ジェノバからどんどん下ってナポリ近郊のサレルノという町まで。そこから行ったアマルフィの美しさは、今でも頭から離れないほどです。

太陽さんさんのイタリアからドイツに戻ってきたら、こちらでは曇りの日が多くて肌寒く、一気に秋になったなと感じました。ドイツの秋は本当に短いですが、旬の味覚やブドウ畑の紅葉など楽しみも多いです。
個人的な事ですが……

この記事を書いた人

Mops

Mopsドイツ在住ライター/ドイツ語翻訳

2012年よりドイツ在住。現地でパートナーと知り合い、現在はヘッセン州のとある街に2人で暮らしています。旅行と食べる事が大好きで、旅の目的は「地元の名物」を食べること。ドイツを中心に在住者だからこそ分かる便利な旅情報やイベント、穴場スポットなどをお伝えします。

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