絶景揃いのアルプス、中でも「ドロミテ街道」のトレッキングが幻想的すぎ!
イタリア

こんにちは! 小春日和です。蒸し暑い日が続いていますね。こんな時期にぜひご紹介したいのが、ヨーロッパの避暑地アルプス・ドロミテ地方。アルプスの中でも、その独特な地質と、エメラルドグリーンの湖、自然世界遺産に登録されている迫力ある奇岩(珍しい形をした石)群など、絶景の数々が見られる豪華なトレッキングスポットで世界中のハイカーに愛される有名なスポットです!
今回は、西の拠点ボルツァーノから東の拠点コルティナ・ダンペッツォまで、景勝道路と迫力満点のトレッキングコースを効率よくご紹介いたします。

ドロミテ街道を登ろう!

イタリア・ドロミテ街道の魅力って?

ヨーロッパアルプスとひと口に言っても、アルプスはフランスからイタリア、スイス、オーストリア、スロベニアなど5か国にまたがるように横たわっています。
おそらく一番有名なのはヨーロッパアルプス最高峰、フランスのモンブラン(4,810m)やスイスのマッターホルン(4,478m)でしょう。
しかし、今回ご紹介したいのはイタリアのドロミテ山岳地帯。この地帯はイタリアンアルプスの中でも男性的な荒々しさを持った、かなり迫力のある地帯で、一度は訪れる価値のある場所です。
ドロミテ山岳地帯はなんと9,000㎢(富士山の約10倍)もある場所で、世界のハイカーやトレッカーから人気を得ています。
その中でもとっておきの絶景スポットをご紹介します。

トレッカーが愛する幻想的な絶景①カレッツァ湖に出会う

さぁ、出発は西の拠点ボルツァーノ。ここから標高がどんどん上がります。まず訪れるのはエメラルドグリーンの湖・カレッツァ湖です。

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これがドロミテ街道のメインのひとつでもあるカレッツァ湖。透明で澄み切ったエメラルドグリーンの湖面に、背後のラテマール山がくっきりと映し出され、とても幻想的な光景です。声も出ないほどの絶景が目の前に広がります。
湖面の静けさと山の激しさの対照的なふたつの自然がうまく融合する、まさに芸術のような景色です。この湖は20分ほどで1周できるので、ぜひ森林浴をしながら歩いてみましょう。標高は1,520mほどとちょうどよく、とても気持ちいいですよ。

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湖の奥に見えているラテマール山。このノコギリのようなギザギザの形がドロミテの特徴で、珍しい景観なんです。この辺りの地質は石灰質で、雨風の自然による浸食作用により出来上がったものです。自然の力ってすごい!

トレッカーが愛する幻想的な絶景②自然の力で出来た神秘-奇石群

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カレッツァ湖を後にしてドロミテ街道を進んでいくと、左手にカティナッチョ山(イタリア語)、またの名をローゼンガルテン山(ドイツ語)がドーンと見えてきます。名前の意味は「バラの園」。ドロミテ地方はイタリアとオーストリアの国境近くにあるために、道路や山の名前はイタリア語とドイツ語の2か国語で表記されています。
こんな奇岩群を見ながら景勝道路を東に向かって走っていきます。全く飽きません!

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谷底には小さな集落や街が点在してます。ドロミテ地方は夏はハイキング、トレッキングができますが、実は冬のスキーのメッカです。山の斜面にはたくさんのゴンドラやチェアリフトが整備され、冬にはゲレンデになるそうです。

ゴンドラで奇石のすぐそばを通る!

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約2,300mのポルドイ峠からさらに2,900mの展望台へ登ってみましょう。右上の岩に展望台の建物があるのがわかりますか?  そうです、あそこまでゴンドラでたった5分!  簡単に上れてしまいます。お天気が良ければ絶対に行ってください。往復17ユーロ(≒1,921円/2016年8月現在)で10分毎に運行しています。

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ゴンドラで上る途中に見つけたのは、なんとロッククライマー! 実は、険しい岩々に囲まれているドロミテはロッククライミングのメッカでもあります。
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こんな断崖絶壁の横を上って頂上へ。夏といえどもさすがに標高2,900mは寒いので、上着は必須です。

いよいよ頂上へ! 絶景のポルドイ峠

360度の大パノラマが見られる展望台

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頂上は360度見渡せるまさに絶景ポイント! どこを見ても迫力満点の景色です。
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こちらはドロミテ山岳地帯の最高峰マルモラーダ山(3,342m)。唯一雪と氷河で覆われているのですぐに見つかります。
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展望台には至る所にこのようなパネルがあり、山の名前がわかるようになっています。
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パネルの絵とほぼ一致しますね!

東の拠点、かつての大地次世界大戦の激戦地 コルチナ・ダンペッツォへ

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絶景を楽しんだら先に進みましょう。ヘアピンカーブを下ります。
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こちらはコルチナ・ダンペッツォに到達する前の最後の峠ファルツァレンゴ峠。ここにもゴンドラが出ていて上の展望台に行くことができます。
今では観光ルートとなっているので想像がつきませんが、第一次世界大戦の時はオーストリア軍とイタリア軍の激戦地だったようで、戦争博物館なんかもありました。
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お疲れ様です。東の拠点コルチナ・ダンペッツォに到着です!
標高1,300mで、朝晩は夏でも12度ほどの高原のような涼しさ。まさに避暑地です。1956年に冬季オリンピックが行われ、今では高級リゾート地として人気があります。
小さいながらも、センスのいい登山用品、スキー用品やファッションブランドのお店があるお洒落な街です。

トレッキングをするからこそ見られるトレ・チメ

ミズリーナ湖を通りトレ・チメを目指す

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ぜひコルチナ・ダンペッツォに滞在して楽しんでいただきたいのは絶景トレッキング。今までのような奇岩を近くに感じながらのトレッキングをご紹介します! 写真はコルチナの街から20分ほどのところにあるミズリーナ湖。1時間もあれば湖畔を1周することができます。

その奥に見えているのがドロミテの山岳地帯でも有名なトレ・チメ(イタリア語)、またの名をドライ・チンネン(ドイツ語)。日本語で「3姉妹」という意味だそうです。ん? ふたつしか見えない、って思いますよね。ドロミテの山は見る角度により形が変わるのも面白さのひとつ。トレッキングをするとその全貌が見えてくるんです!
目指すはドライチンネンの麓にあるアウロンツォ小屋。標高2,200mほどの所にあります。ミズリーナ湖から有料道路を使い、車でこの小屋まで行きましょう。

“3姉妹”の山を求めて……ドライチンネンを見に行こう!

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さぁ、トレッキング開始です。写真のように歩くところはほぼ平坦で、砂利道を歩きます。

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右手には雄大な谷が広がっています。解放感100%です! 

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歩いていくと少しづつ奇岩の形が変わってきます。同じ山とは思えない様々な表情をみせてくれるのがドロミテの山の醍醐味ですね!

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45分ほど歩くとラヴァレード小屋に到着。お手洗いやカフェテリアがあります。ここでひと息休憩したら、絶景ポイントまで残り20分ほどの上り坂を登りましょう。

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北側に回り込むと見えてきました、3つの塔。まさに3姉妹ですね! 手前からチマ・ピッコラ、チマ・グランデ、チマ・オヴェストです。あらためて自然の偉大さを感じます。
ここでもロッククライミングはできるので、断崖の岩肌をよーく見るとクライマーの方を見つけることができますよ!

これであなたもトレッカー!

アウロンツォ小屋から往復約2時間のトレッキングは初心者向きのコースです。塔のような城砦のような、迫力満点の奇岩を仰ぎ見ながらの絶景コース!
美しい湖や日本では見られないような山々を楽しめるドロミテ街道。トレッキングにもロッククライミングにもおすすめで、夏も冬も楽しめます。ぜひ次の旅行にいかがでしょうか。

この記事を書いた人

小春日和

小春日和旅行コンシェルジュ 現役添乗員

これまで約200回、50か国以上を旅してきた大の旅好き。社会人になってからスペイン語も習得し、スペインはもちろん、イタリア、ポルトガル、フランス、イタリア、中南米が特に詳しいです。 東京と京都に拠点をおき、国内も時間のある時は車でドライブ。常に何か面白いものはないかとアンテナをはっています!かわいらしい小物やお菓子が大好きです。

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