平均寿命が南米で最下位のボリビアには、世界最高齢の女性がいる
ボリビア

こんにちは! 南米ボリビア在住のZICです。

昨今、日本では平均寿命を更新というニュースを聞くことがあります。

世界でもトップクラスの平均寿命を誇る日本。生活水準、利便、安全や清潔さなどを考えれば妥当な結果なのかもしれません。

しかし、それが発展途上国であるのならば話は別です。

 

最近、ボリビアで世界最高齢かもしれないという118歳の女性が発見されました。

しかし、実はボリビアはあまり長寿の国ではありません。ボリビア在住の筆者がボリビアの長寿事情を紹介します。

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ボリビアの平均寿命は71歳

早速ですが、ボリビアの平均寿命は2018年現在のところ71歳だというデータがあります。

日本は女性が88歳、男性が81歳とされていますから10歳以上の違いがあることがわかります。

1980年代にはボリビアの平均寿命は50歳だったそうですので、それを考えると今はかなり状況が良くなっているのかなと思います。

 

ほかの南米の国と比べてもボリビアは平均寿命では最下位です。南米最貧国かつ発展途上国のボリビアにとって致し方ないところなのかもしれません。

 

また、ボリビアと一口に言っても多様な場所や気候があり、寒い山岳地帯は-20度まで下がります。

そして標高も3,000m以上あるところも。暑い熱帯地方では気温50度に至る場所もあり、周りの南米の国に比べて低い生活水準と相まってこの厳しい気候が大きく身体にダメージを与えつつ、平均寿命が下がってしまっているのかもしれません。

厳しく過酷な生活ゆえに

ラテンアメリカに位置するボリビアはラテンのノリで時間にルーズでいい加減、そして人懐っこいそんなイメージがあるかもしれません。

 

確かにボリビアの熱帯地方はスペインの文化が色濃く残り、ラテンのノリで開放的な様子が見られます。

 

しかし、首都ラパスを含む山岳地帯のほうでは先住民族の血が色濃く残ります。

現地ではインテリオール(高地の人の意味)と呼ばれる彼らは、非常に勤勉で働き者です。早朝から深夜までモノを売ったり、市場やお店を切り盛りしてひたすら仕事します。

厳しい寒さの中でも、またインテリオールの人たちは熱帯地方にも移り住んでいて、熱帯のうだるような暑さの中でも毎日働きます。

ボリビア人にとって働く理由のひとつは自分の家を持つこと! そのために身を粉にして必死に働きます。

 

また、子供が5人6人いるのが当たり前のボリビア家庭。家族を養うために長時間働く人たちもいます。

日本のように最低時給が定められているわけではなく、非常に安い給料で働くこともあり、とにかく長時間働き稼げるだけ稼ぐのがボリビアのワークスタイル。

ボリビアの過酷な気候と環境の中での長時間労働の疲労は確実に体に蓄積します。

 

それも平均寿命を縮める要因なのかもしれません。

安全と医療の改善が課題

おそらく、ボリビアの平均寿命を縮めているさらなる要因は交通の安全と医療事情かと思います。

以前に比べればボリビアの交通ルールも徐々に整備されてきていますが、まだまだ改善が必要です。

 

都市部において車の台数がふえてきている中、速度制限など無視してぶっ飛ばす車も多いです。ボリビアの町を歩けば気づくと思いますが、とにかく飛ばす車の多いこと。特に町と町をつなぐ田舎の幹線道路などは高速バスなどもぶっ飛ばして走行していて、事故が多発しています。

 

とにかく交通事故の多いボリビア。若い人たちがそれで命を落とすことが多く、ボリビアで生活していると事故があって誰かがなくなったという知らせをよく聞きます。ボリビアでは交通の安全をとにかく意識して生活したいものです。

田舎の町ではノーヘルで走るバイクが普通です。それも危ないなぁといつも思います。

 

また、ボリビアは途上国ゆえに医療もまだまだ整備されていません。最新の医療機器を備えている大きな病院は医療費が異常に高かったり、そこにいる医者がその機器の使い方を知らなかったりという問題もあるようです。

 

一般市民が大きな借金を抱えて治療を受けざるをえなかったり、医療費の安い病院は診察がでたらめで強い薬を出されてそれで体調を崩すという人も多くいます。

安心して治療を受けられる医療現場の整備がこれからのボリビアの課題の様な気もします。

最近ボリビアで発見された世界最高齢の女性

ボリビアの平均寿命、そして生活水準を加味して今年で118歳を迎えるボリビア人女性が発見されたのは驚きです。

ボリビア第三の都市コチャバンバ近郊のサカバという町に住むフリア・フローレスという女性は1900年生まれで今年118歳とのこと。

健康体で、家族と楽しんで生活しているようです。

 

日本のネットニュースでも取り上げられていますが、ボリビア国内でも驚きの声が上がっています。彼女は4,000mを超えるポトシ生まれのインテリオール。高地の人です。

寒く過酷な気候の高地で暮らす人の中にはびっくりするくらい長生きする人もいます。体を温めるために野菜スープを毎日食べ続ける健康的な食事と高地で暮らす日々の中で身に着けた強力な身体が原因かもしれません。

 

日本でも生活水準が向上する前に生まれた昔の世代の方は体が強く年配でも元気な方が多いのと同じように、ボリビアも途上国であるゆえに身体が強い人たち、体力のある人たちが多いような気がします。

生活水準も少しづつ向上していますので、もしかしたらボリビアの平均寿命が日本に追いつくのもそれほど遠くないのかもしれません。

たくましく生きるボリビアの人たち

過酷な気候や環境の中でもたくましく生きるボリビアの人たちを見ていると、自分も頑張ろうといつも思います。

この記事を書いた人

ZIC

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南米ボリビア在住。ウユニ塩湖以外にも見どころはたくさんあり、現地から見つめた旅の情報を楽しくお伝えできればと思います。また南米各地の魅力あふれる情報もお伝えしたいと思います。

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