文化大革命を生き残った道教の寺院「白雲観」では、地元の人が必死にお祈りしていた。
中国

中国にお寺、宗教施設はあるんだろうか?
 
そんなことを思いながらネットを検索していると、まず観光ガイドにも載っているラマ教寺院「雍和宮」が出てくる。ここには以前行ったことがあるし、人が多く、観光地化されすぎているので除外した。観光地化されてなくて地元の人もよく行く寺院ってあるんだろうか?
 
他にないのか探したところ「白雲観」という道教の寺院があることを知った。道教? 社会科で習った記憶がかすかにあるが、イメージがわかない。そりゃそうだ。日本に道教は直接的に入ってきていない。
 
そこで早速、百度地図を開ける。そうして、「白雲観」への旅が始まった。

「白雲観」にバスで行ってみる


まずは行き方を確かめてみる。今いるのは、崇文門にあるホテル。百度地図で白雲観の場所を確認する。

そして白雲観のストリートビュー。

これが建物かな?

周りに地下鉄の駅はなく、あっても遠いし、バスしかない。
バスはちょうど今いる場所から1本バスが出ている。停留所に行き、白雲観方面に行くバスがとまることを確認。すぐに来た673路に早速乗り込む。

北京でバスに乗るならこのアプリがオススメ

バスは地下鉄と違って荷物検査がない。地下鉄だと改札前に必ず手荷物のX線検査があり、係員によってはペットボトルも別途検査されたりするが、バスにはそれがない。プリペイドカードは地下鉄と同じ。乗る時と降りる時にピッとタッチすればいいだけ。
 
問題は交通渋滞。それも、地下鉄がなければ歩いて行くか、タクシーしかないのだから、まあ、それは諦めるしかない。
ちなみに、北京市内のバス停留所のバス接近情報アプリもあるから、これは便利。オススメします。

バスで走ってる間は百度地図をオンにしておくと、今バスがどの辺りを走ってるか、間違った方向のバスでないかなどが確認できて便利。地図で見るとさほどでもないように見えるが、百度先生のおっしゃる通り分かかり最寄の停留所に着く。
 
どっちの方向に行けばいいか迷ったら、少し歩いてみればいい。目的地から離れるようなら逆に戻る。これはGPSのなせる技。そしてビューで確認済みの建物が目の前に。
特に海外だとこれは心強い。

白雲観


正直言って道教寺院の特色はよくわからない。ただ、こういう場所を見ると、日本のお寺にもあるあるの光景だ。帰国後調べてみたところ、道教は仏教、神道、儒教に同化して入り込んでいるらしい。ということは、日本のお寺によく見るあれもこの流れ?

道教だからお坊さんではなく道士。そういえば、霊幻道士とか幽玄道士とかいう映画があったけど、服装は確かに似ている。ただ礼拝のやり方は、横浜中華街の廟で華僑の人がお祈りしている、ひざまづいてのやり方に似てるなあ。

出口あたりには干支に対応した今年の運勢表が。もちろん日本の干支と同じ。猫年はありません。

北京の宗教寺院

それにしても、もう1つのラマ教寺院の雍和宮といい、この白雲観といい、文化大革命のような政治闘争のメッカと言っていい北京でよく生き残れたと思う。おまけに政治の中枢でもある中南海もそんなに遠くない。
 
そういえばバスで来た道路沿いに基督教教会もあった。それもかなり大きかった。これはまたの機会に訪れたい。そして、まだまだ埋もれた(というか自分の知らない)宗教寺院があれば行ってみたい。

別に宗教家ではないのですが

中国人は、メンタルな面、宗教と言ったものにどう向き合ってるんだろう?
とかく拝金主義だとか、言われたり、社会主義だから宗教は?と思われがちだが、実際のそういう場所に行ってみてみたかった。
 
なんでもない1日であったが、結構な人が訪れていた。そして必死にお祈りしていた。それはラマ教寺院でも同よう(写真)。でも、日本のように初詣に神社仏閣に行く人は少ないかな? ちなみに白雲観は観光客というよりも地元の人の方が多かった。
別に宗教家ではないのですが

▲これは雍和宮の入り口

この記事を書いた人

Songben

Songben

「この世界の片隅に」の舞台、広島県呉市の出身。18歳、予備校進学のために上京。大学時代は、都内の名画座の顔になるほど映画漬け。5年の時(?)国境が解放された報を聞き、北京発モスクワ行き国際列車に乗る。これが初めての海外。仕事は全く旅行とは関係ない経理職。毎年のようにどこかに出没。といっても、中国が多く訪中は20回。

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