みなさん、こんにちは! 広島は尾道市在住のモチヅキです。
尾道は桜やしまなみ海道、寺社だけでなく、古民家を再生した、レトロで風情のあるカフェも人気で、地元の人々だけでなく観光客のみなさんにも愛されています。
その数多くのカフェの1つである「あくびカフェー」はそのなかでも強烈なインパクトがあり、前々から気になっていましたが、先日やっと遊びに行けました!
昔の長屋を再生して作られたゲストハウス・カフェだそうで、地元民だけでなく、観光客の間でも話題になっていましたので、ぜひレポートができたらと思っていたんです。素敵なカフェの外観やこだわりのインテリア、メニューなど、その魅力をご紹介します。
尾道の超個性的ゲストハウスに併設されたレトロカフェ。
こちらはエントランス付近の掲示板。
昔幼稚園で使ったフエキのりがかわいらしいアクセントになっていますね。
あくびカフェーは、ゲストハウス「あなごのねどこ」の敷地内にあります。
とっても賑やかな外観で、立ち止まって写真を撮ったり、二度見したりする方が結構いらっしゃいました。
カフェのエントランスは中央のペールブルーの引き戸です。
(ゲストハウスに行かれたい方は、引き戸横の通路からどうぞ!)
こちらはエントランスの引き戸横の通路。
向こうから人が来た場合、すれちがえるかどうか微妙な狭さがなんともいえません。
通路の向こうでたまにフリーマーケットなどのイベントが開催されていることもありますので、ゲストハウスを利用している方以外にも使用している人が多かったりします。
外観をじっくり眺めてみる。
こちらはエントランス左上の方にある装飾。
ゲストハウスの内部を表しているのでしょうか、皆思い思いの姿で寝起きしています。
真ん中の子なんてお尻半分見えてますし、その横のスペースの子は今にも落ちそうです。
これまで何度もこちらのゲストハウス前を通過していましたが、じっくり眺めてみるとより面白いデザインに感じられます。
こちらはエントランス斜め前のパンダ。どうやら動くようです! 30円をチャリンと入れると動くんですね。
15kgの重量制限があります。どこから持ってきてディスプレイしたのか、とても気になりますね。
入店!
入店した瞬間、薄暗い空間と昭和歌謡があなたを迎えます。
入店してすぐ、違う時代にタイムスリップしたかのような錯覚も覚えるでしょう。
席は2人用のテーブル席。
ボックス席。
カウンター席の3種類がありましたよ。
こちらはボックス席の後ろのスペース。
このカフェのコンセプトは「旅と学校」だそうで、随所に教科書のようなものやフラスコ、旅雑誌や外国語のレッスン本などがディスプレイされていました。
学校といえばこんなアイテムたちまで! アナログな時間割やストーブ、とび箱まで……。
小学生時代のあんな思い出やこんな思い出も蘇ってきそうです。
こんな昔ながらのアイテムを現代に蘇らせて再利用するなんて、アイテムたちもきっとよろこんでいますよね。
メニュー決め。
テーブルに戻ってメニューのオーダーをすることに。
メニューは昔先生が持っていたような、名簿帳仕様に。
表紙をよく見てみるとこんなお知らせが。
どうやら、ごはんなどに刺さっている旗に当たりとハズレがあるようです。
ごはんが来るのが楽しみになっちゃいますね!
1ページ目。
メニューではなく、「学級日誌」! とても懐かしい響きです……!
カフェのスタッフさんは「日直」さんなのだそうです。
こちらではお水はセルフサービスとなっていました。
エントランス近くの、小さな教壇におしぼりやグラス、お水のポットが準備されています。
メニューは、名簿帳だけでなく、壁の黒板の「献立表」からも選べるようになっていますよ。
あくびの給食ランチと、カフェラテに決定!
とても豪華な給食がきました
結構ボリューミーで、彩り豊かな「給食」がいただけました!
献立は、
- しそふりかけごはん
- 野菜たっぷりのミネストローネ
- スペイン風オムレツ
- ナスとひじきのうま煮
- 酢豚
でした。
このランチは、ランチ料金プラス100円でカレーが追加できます。
カレーは辛さ控えめながら、風味豊か。意外と、しそふりかけごはんにマッチしていました。
そうそう! 旗を見なくっちゃ!
名簿帳メニューに書かれていたお知らせを思い出しました。
旗、ごはんにしっかりと刺さっていましたよ。当たりかな……?
赤い線、なし。ハズレのようでした。
残念ながら旗はハズレでしたが、「給食ランチ」と呼ぶだけあってか品目数も彩りも多く、とても美味しかったです!
どのおかずにもたくさん野菜が入っていましたので、このランチだけで1日に必要な野菜が摂れたのでは?と思ったほど。
ボリュームもあり、すぐにお腹いっぱいになっちゃいました。大満足!
ゆるふわこどもラテ
食後に、カフェラテを頼んでみました。するとこんなふわふわなアートが。
このカフェの随所にいる、子どもたちの1人でしょうか。ごきげんのようです。
その時のスタッフさんや日によってデザインが違うみたいですよ。
懐かしの駄菓子も!
お会計のためカフェの奥に進むと、カウンター席の横が駄菓子エリアになってました。
スーパーでも駄菓子は売られていますが、駄菓子屋さんがなくなってきている現在、このようにレトロな場所にディスプレイされているのを見ると、昔駄菓子屋さんに通っていた頃の思い出が蘇り、懐かしい気分に。
ちなみに、駄菓子スペースの向こうに見えるのは厨房です。
ほぼオープンスペースになっているため、キッチンのインテリアも見えて面白かったです。
お店で提供されているアイテムだけでなく、厨房のアイテムもとってもレトロなんですね。
お会計を終え、細い通路を通って帰ります。
また、新しい時代へタイムスリップしていく気分でした。
気のせいかもしれませんが、なぜかカフェにいる時は時間の流れがとても緩やかに感じられました。「ちょっと疲れた時、また来てみようかな」と思える癒し系レトロカフェでした。