ミラノのシンボルでもあり中心部に位置するドゥオーモ。天を突きさすような135本もの尖塔が特徴的なゴシック建築。青空を背景に白さが際立つ、その迫力には圧倒させられます。さて中はどうなっているのでしょうか?? さっそく入ってみましょう!
見どころポイント 昔の人の知恵はすごい!暦を知るための子午線
中に入ってまず探していただきたいのは、天井にある小さな穴。入ってすぐの所にあるので上を見上げて探してみてください。そこから光が差し込み床にある星座のマークを照らします。季節により光の角度が変わり子午線の役割を果たしているのです。床にはふたご座やしし座の絵が描かれています。
きちんと計算して作ったのですね。
開放感のある空間と圧巻のステンドグラス
ゴシック建築の特徴は上へ上へとのびる空間。中に入るとその空間の広さ、天井の高さに思わず溜息が出ると同時に神聖な気持ちになります。人間との大きさを比較すると柱の大きさがわかりますよね。
見てください! このステンドグラス。後陣にあるものは12枚×12枚の144枚。このステンドグラスのお陰で内部はとても明るく感じます。主には旧約聖書、新約聖書、キリスト、マリア様の生涯を描いたものです。文字が読めない人でもわかるようにわかりやすく描かれています。
ひと際目立つこの方は聖バルトロメオ。生きながらにして皮をはがされたという方。よく見ると頭の後ろから皮がつながっているのがわかります。
こんなこともできます ドゥオーモの屋上テラスに上ってみよう
もし時間があるのならぜひドゥオーモの上に上ってみましょう。入口はドゥオモの裏手。(北と南と2つありますが、その日により開いている場所は異なるので確認が必要です)。エレベーターもしくは階段で上ることができます。私は楽なエレベーター(13ユーロ)で上りました。
上からはあの尖塔が間近で見ることができ、それぞれの尖塔の上には聖人が載っています。ドゥオーモ広場も一望。気持ちいいですね!
ぜひ探していただきたいのはこの大聖堂の建築を命じたヴィスコンティ家のジャン・ガレアッツォ。ドゥオーモ後ろ側の尖塔の上にいます。
もうひとつ探していただきたいのは黄金に輝く聖母マリア様。この大聖堂は聖母マリア様に捧げられています。
ドゥオーモ内部へ入るまで
現在、(2016年3月時点)ドゥオーモ内部に入るには2ユーロかかります。
そしてとても厳しいセキュリティーチェックがあります。ペットボトルのお水は飲めるものか確認するためその場で飲んでみせ、カバンの中身は全て見せるのでかなりの時間がかかります。屋上テラスに上る場合も同じようなチェックがありますので、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
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アクセス情報
地下鉄M1号線DUOMO駅すぐ。一般客の入口は正面向かって一番右の扉から。
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