「旅館のおもてなしは好きだけど、正直、時間に縛られるのは苦手…」「もう少し安く、もっと自由に温泉を楽しみたい」そう感じたことはありませんか？「ゆうふり那須高雄温泉ロッジ」は、その名も「ほったらかしの宿」。仲居さんによる丁寧なサービスや、決まった時間の食事をあえて排除した、新時代の宿泊スタイルです。過剰なサービスを削ぎ落とすことで生まれた、驚異的な自由度とコストパフォーマンス、そして静かな贅沢を徹底レポートします。
目次
・「ほったらかしの宿」の正体とは？サービスレスのメリット
・自分で作る「那須高原旅」が楽しい！
・極上の癒やし！那須の山奥に湧く名湯と絶景
・セルフなのに豪華！ハイグレードな「共有設備」
・現代の賢い旅人に捧ぐ、新時代の宿
「ほったらかしの宿」の正体とは？ サービスレスのメリット
「ほったらかしの宿」と聞くと、不便さを想像するかもしれません。しかし、その実態は、すべてを自分のペースで決められる「自由を満喫するためのスタイル」の宿なのです。
チェックイン後のアメニティ（歯ブラシや浴衣など）はフロント横の棚からセルフでピックアップ。このセルフサービスが、旅を時間に縛られないものにしてくれるのです。
時間に縛られない「フリースタイルの食事」
基本的に素泊まりですが、食事付きプランを選んだ場合、グループホテルの総料理長が監修した冷凍弁当が提供されます。このお弁当はフロント前の冷凍庫にあり、24時間いつでも受け取り可能です。（宿泊者以外も1個900円で購入できます。）
メニューはヤンニョムチキンや鮭西京焼きなど和洋中とバラエティ豊かで、肉と魚から選べるのも嬉しい。電子レンジで約5分温めるだけで本格的な食事が楽しめるので、早朝登山や夜遅い到着でも、自分の好きな時間に食事ができる手軽さが魅力です。ちなみに私が好きなのは「麻婆春雨弁当」。これだけシューマイつき。男性はお肉系がガッツリ食べられていいかも。
1階のショップにはお土産品だけでなく、地ビールや地酒、カップラーメン、缶詰も豊富に揃っています。そのため、夜食にちょっとお腹が空いたときや、飲み足りないと思った時でも、ホテル内で必要なものが手に入り、滞在中に食事に関して不便を感じることはありません。
※ショップ営業時間 7：00～22：00
驚きのコストパフォーマンス
画像提供：ほったらかしの宿 ゆうふり那須高雄温泉ロッジ
過剰なサービスを削減することで実現したのが、素泊まり4500円（2人1部屋利用）からというリーズナブルな価格。この「自由度が高くて安い」というギャップこそが、「ほったらかしの宿」の最大の強味！ 浮いた宿泊費をアクティビティや観光に回し、旅全体を豊かにすることができますよ。
自分で作る「那須高原旅」が楽しい！
自由な時間と浮いた宿泊費で、旅をより一層豊かに！
観光が充実
那須高原周辺には那須高原りんどう湖ファミリー牧場、那須どうぶつ王国や那須ハイランドパークなどのアクティビティが充実しています。さらに、名湯と呼ばれる温泉も多数点在しています。また、道の駅などで那須高原の食材の購入に充てるなど、旅全体をカスタマイズしちゃいましょう。
車で20分の場所には那須ロープウェイがあります。春から秋は登山初心者でも茶臼岳9合目まで登ることができますよ。写真はロープウェイから見た紅葉（2025年10月20日撮影）。
お部屋時間も充実
画像提供：ほったらかしの宿 ゆうふり那須高雄温泉ロッジ
お部屋は全室に冷蔵庫を完備。飲み物やテイクアウトした食材の持ち込みができるので、外で買った美味しいものをゆっくりお部屋で楽しめます。近くには人気のパン屋さんもたくさんあります。
また、お部屋の窓は全室那須高原ビュー。雄大な景色を一望できます。標高1,000メートルに建つホテルだからこその景色はまさに絶景。夜には遮る光がないため、満天の星空が広がる静かな贅沢を、部屋にいながらにして楽しめます。
テレビやフリーWi-Fiも完備されていますが、山の静寂を楽しむため、あえてテレビを消し、読書をしたり、ただ大自然の音に耳を傾けたりする「何もしない贅沢」を楽しむのもお勧めです。
極上の癒やし！ 那須の山奥に湧く名湯と絶景
古くから愛されてきた名湯の恵みを贅沢に堪能できるのが最大の魅力です。旅の疲れを芯から癒し、心身をリフレッシュさせるための、上質な温泉とハイグレードな設備が整っています。。
美肌の湯・那須七湯「高雄温泉」
温泉は那須七湯のひとつに数えられる高雄温泉です。泉質は、含硫黄-カルシウム / マグネシウム-硫酸塩 / 炭酸素水素塩温泉（硫化水素型）。
天然の化粧水ともいわれる、その良質な硫黄泉を心ゆくまで満喫できます。大浴場には内湯と露天風呂が備えられており、約40℃に加温されたお湯が、登山やアクティビティで疲れた体を芯から優しく温め、癒してくれます。（こちらは日帰り入浴も可能です。）
※内湯・露天風呂ともに天然温泉の循環ろ過方式となっています。
パウダールームにはKINUJOなどのハイブランドドライヤーも完備。美肌の湯とあわせて女性に嬉しい温泉です。
ホテル最大の目玉！天空露天プール
そして、圧巻なのがホテル最大の目玉である「天空露天プール」です。
那須の雄大な自然を借景に据えたここは、水着または湯浴み着で楽しめる混浴の露天プールとなっていて、カップルや家族、友人同士で時間を共有できるのが最大の魅力です。標高1,000mの開放感あふれる空間で、リゾート気分を満喫できます。
※湯浴み着はフロントで300円でレンタル可能です。
特に太陽が昇る朝焼けの時間帯と、夕暮れから夜にかけての雰囲気は格別です。夜はライトアップされ、まるで都会のナイトプールのようなお洒落なムードに一変します。都会の喧騒とは無縁の山中で、夜空を仰げば手が届きそうなほど満天の星が瞬き、極上の非日常を演出してくれます。
日中は雄大な山並みを、夜は天然のプラネタリウムを望めるこのシチュエーションは格別です。しかも、使用されているお湯は、美肌の湯としても名高い高雄温泉の源泉かけ流し。ぬるめの温度設定なので、長湯をしながら心ゆくまで景色と温泉の贅沢を味わい尽くすことができます。
セルフなのに豪華！ ハイグレードな「共有設備」
この宿のコンセプトは、一言で言えば「ゲストの自由を最優先する」こと。スタッフの過剰なサービスや、時間に縛られるルールは一切なく、まさに「自分だけの旅のスタイル」を貫けます。
リラックス＆コミュニティスペース
セルフサービスを補う、充実した居心地の良いスペースも用意されています。ビーズクッションやハンモックが置かれたリラックスルームはで心ゆくまでくつろげるほか、無料で使用できる卓球台やビリヤード（いずれも1組1時間・要予約）、ボードゲームの無料貸し出しも行っており、滞在中の楽しみを提供します。また、ロビーラウンジにはコーヒーなどのフリードリンクが完備されており、好きな時間にリフレッシュできます。
300円で体験する贅沢！
300円という価格からは想像もつかない、驚きと楽しさが凝縮された体験型グルメもあります。それが、自分で焼いて食べるみたらし団子です。
これは単なるおやつではありません。七輪上で団子をじっくりと炙る「焼く楽しみ」から、香ばしく色づいた団子に甘辛いみたらしダレをたっぷり絡めて頬張る「食べる楽しみ」まで、すべてがアトラクションと言えるでしょう。出来立て熱々の団子は、もちもちとした食感とタレの深い味わいで、小腹どころか心まで満たしてくれます。
300円で「自分の手で作る喜び」と「出来立てを味わう贅沢」、そして「満たされる満足感」を同時に提供してくれる、このホテルで味わいたい必食グルメです。
現代の賢い旅人に捧ぐ、新時代の宿
「ゆうふり那須高雄温泉ロッジ」は、「ゲストに時間と選択の自由という最高の贅沢を与える」ホテルです。自分のペースで、最高級の温泉と那須の自然を味わい尽くしたい、現代の賢い旅人にこそ最適な宿。お財布に優しく、時間を自由に使えるこの新時代のスタイルを、ぜひ那須で体験してみてください。
取材協力：ほったらかしの宿 ゆうふり那須高雄温泉ロッジ
DATA
栃木県那須郡那須町湯本212-486
電話：0287-76-6321
