江戸時代に宿場町として賑わっていた「野尻宿」。現在は長野県大桑村の一部となっていますが、令和の時代となった今でも、ここ野尻の地には当時の風景を垣間見ることができる歴史のある建物がまだ残っています。
この日訪れた「珈琲 刀」さんは、この野尻の地で営業しているカフェ&バー。日中はコーヒーやケーキを楽しめるカフェ、夜は美味しいカクテルが飲めるバーとして親しまれています。
ライダーの休憩スポットとしても利用されている旧宿場町のレトロなカフェ。この日は名古屋から電車を乗り継ぎ、足を運んでみました♪
お店のある「野尻宿」とは?
中山道六十九次の40番目の宿場町として知られる野尻宿。最寄駅は、JR中央本線野尻駅です。この日は名古屋駅を起点として向かったのですが、岐阜県の中津川駅で一度乗り換えをし、各駅停車の電車を利用して3時間ほどで到着することができました。
野尻駅から少し歩けば、そこには江戸時代後期の雰囲気が残る旧宿場町の風景が広がっています。瓦屋根の古い家屋や商店の間からは、高くそびえる中央アルプスの景色を見ることができますよ♪
「珈琲 刀」ってどんなお店?
この日訪れた「珈琲 刀」さんは、野尻駅から徒歩4分ほどの場所にあるカフェ&バー。旧宿場町の風景に馴染むその佇まいは、歴史好き、古民家好きにはたまらない、ノスタルジックな雰囲気をまとっています。店名のロゴが入った行灯とメニュー看板を目印に、お店の位置を確認してくださいね!
築100年を超える古民家をそのまま利用した店内には、靴を脱いで上がります。
この日は平日ということもあり、お客さんは私の他にもう1名のみ。近隣エリアへツーリングに訪れるバイカーの皆さんが休憩所として利用することが多いようで、この日もお店の外にはバイクが停まっていました。
店主ご夫婦と対面するカウンター席のほか、ゆったりと足を延ばして座ることができる畳の部屋もあります。こちらは各部屋に大きめのテーブルがひとつずつ置かれているので、大人数グループで利用する際はテーブルを囲んでおしゃべりを楽しめそうです。
日替わりのケーキとコーヒーを堪能
お店に到着したのはお昼ごろ。コーヒーと日替わりのケーキ、アルコール類を販売している同店で今回筆者がオーダーしたのは、チョコミントのムースを使ったケーキ「ミントショコラ」とアイスコーヒーです。
日替わりで2種類提供されているケーキは、その日に販売されるラインアップが随時Instagramに投稿されるので要チェック! チョコミントが大好きな筆者は、この「ミントショコラ」の提供をInstagramの投稿で知り、さっそく足を運びました♪
この日は他に、レモンを使ったさわやかなケーキ「レモンパイ」も提供されていてかなり悩んだのですが、真夏の強い日差しに負けて、今回は冷涼感のあるミントを使ったケーキをチョイスしました。
アイスコーヒーは、2種類あるオリジナルブレンドから「刀ブレンド」をチョイス。ずっしりとビターな味わいの中にほんのり甘さを感じる飲みごたえのある1杯は、無糖でそのままゴクゴク飲めちゃいます。
山奥の秘境カフェに行ってみよう
同店を切り盛りしているのは、以前は横浜でお勤めをしていた店主と奥様。山奥の田舎ゆえに電車の本数が少なく、帰りの電車の時間までの2時間は、おふたりとゆっくりお話を楽しみながらコーヒーとケーキを堪能することができました。野尻駅には時間帯によって1~2時間に1本程度しか電車が停まらないため、電車で訪問する際は必ず帰りの電車の時間を確認しておきましょうね!
これから夏休みの行楽シーズンとなるので、夏の電車旅、ドライブの行先に、中央アルプスの自然に囲まれた旧宿場町のカフェ「珈琲 刀」さんへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
●珈琲 刀
https://www.instagram.com/coffeekatana/