温泉や自然あふれるスポットが多く、マリンスポーツやドライブなどのレジャー地として人気の高い伊豆半島。この伊豆半島の南端付近に、ここ数年でぐんと注目度がアップした写真映えスポットがあることをご存じでしょうか?
この日訪れたのは、伊豆半島の南端、下田市にある「竜宮窟」。岩場にぽっかりと開いた自然のトンネルから見える海と、ビュースポットから覗き込むと見える“♡”が話題となっている同地を訪れ、自然の恵みによって誕生したハート型の入り江を探しに行ってきました♪
竜宮窟ってどこにあるの?
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今回訪れた「竜宮窟」があるのは、静岡県下田市の田牛エリア。近隣にはCMロケ地やマリンスポーツのメッカとして知られる吉佐美ビーチを始めとした、たくさんの海水浴場や細やかな砂でスキーを楽しめる田牛サンドスキー場があり、この界隈は南伊豆屈指のレジャースポット密集地となっています。
また、このエリアは伊豆半島の南端部分に位置しているということもあり、青く美しい海の景色をパノラマで臨めることが魅力のひとつ。そんな美しい海に面した同地は、訪問する前から期待値が高まることは間違いないでしょう。
現地までのアクセスと近隣のバス停
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竜宮窟の周辺には鉄道が通っておらず、基本的には車で現地へ向かうことになります。駐車場を利用する場合は駐車料金として200~500円(車種により金額が異なります)を支払うことを留意しておきましょう。
現地から徒歩2分ほどのところにバス停はありますが、この停留所にバスが停まるのは1日に数本のみとなるのでご注意を。
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この「竜宮窟」停は、バスの停留所としての役割はもちろんのこと、美しい南伊豆の海をバックに写真撮影ができるフォトスポットとしても利用することができます。
停留所名が書かれたプレートがハート型になっているところも、竜宮窟に現れる“♡”を彷彿させるようでとてもフォトジェニックですよね!
車で現地を訪れた場合でも、ぜひ歩いてこのバス停留所を訪れてみてください。
洞窟の先にある美しい入り江
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「竜宮窟」という名称からもわかる通り、このスポットは自然が造ったトンネルとなっています。
まずは、順路に従って入り江の方へ。大きな岩に開いたトンネルを抜けると、そこには大岩に開いたトンネルから自然光が差し込む幻想的な空間が待っています。まるで、映画のワンシーンに登場しそうな美しい景色♪ 足元が濡れていて滑りやすくなっているため、写真撮影時はくれぐれもご注意を!
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入り江から岩の上部を見上げてみると、切り立った岩肌が顔を出しています。急斜面にも関わらずところどころに若木が顔を出しているところも自然の美しさといえるでしょう。
自然の“♡”を探してビュースポットへ
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入り江の美しい景色を満喫したあとは、一旦洞窟を抜けて、今回のメインである「ハートビュースポット」へ。
先ほどは洞窟のトンネルを下って入り江へ向かいましたが、今回は大岩の上を登っていきます。そのため、順路を遵守しなければすれ違うことが困難なほど道が狭いので、案内看板に従ってビュースポットへ向かいましょう。
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大岩の上にはいくつかビュースポットがありますが、目的の“♡”を見ることができるのはそのうち1~2箇所となっています。
前述した岩肌のある崖の上の部分がちょうど洞窟のトンネル部分から見てほぼ正面となるため、そちらから入り江の方を覗き込むと、岸にあたる部分にトンネルの曲線部分がかぶり、なんとなくハート型に見える構図になるというわけですね!
筆者は身長が158cmくらいなのですが、うんと手を伸ばしても手前の崖が写り込んでしまい、この構図が限界でした…。もう少し手を伸ばすことができれば、もっと綺麗なハート型を撮影することができたでしょう。身長が低い方は、自撮り棒などを使って崖の奥にカメラを持っていくと上手に撮影できるのではないでしょうか。ぜひ試してみてくださいね!
まもなくドライブシーズン到来! 伊豆の海辺に“♡”を探しに行ってみよう
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今回の記事では「竜宮窟」に関する情報をざっくりとお伝えしましたが、このスポットの魅力は実際に訪れてみないと伝わらないものがたくさんあるのだと、執筆しながら振り返り、そう強く感じています。
梅雨が明ければ夏真っ盛り! 夏休みのドライブに、ぜひ南伊豆エリアを訪れてみてはいかがでしょうか? 自然いっぱいの海辺に現れる“♡”を、みなさんもぜひ探してみてくださいね!