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傷ついた動物たちが暮らす「バンクーバー水族館」で、イルカと友達になる方法

チェスター

バンクーバーアクアリウムカナダのバンクーバーに旅行に来た際には是非立ち寄っていただきたいのがこの場所、バンクーバーアクアリウム。世界でも有数の海洋生物保護に熱心に取り組んでいるこの水族館には、世界中からファンが訪れます。それでは多くの人がこの水族館を愛してやまない理由をご紹介していきます。

入り口のブロンズ彫刻に注目!!

シャチのブロンズ像
アクアリウム入り口にあるシャチの彫刻は、記念撮影のスポットとしても有名。ハイダ族の伝統芸術様式を今世に伝達してきたビル・リードという芸術家が手掛けたこの作品からは、シャチと先住民との深い絆を感じ取ることができます。

チェスター(オキゴンドウ)に会いに行こう!!

チェスター
ここに人々の心を虜にしてしまう愛らしいイルカがいます。彼の名はチェスター、この水族館のアイドルです(※チェスターは主に温帯から熱帯の海域にかけて広く分布しているオキゴンドウという種類のイルカです)。まだ赤ちゃんの頃に母親とはぐれ浜に打ち上げられていたところを人間達に助けられた彼は、人間のことが大好きです。彼は発見された当初とても弱っていて、助からない可能性が高いと言われていました。それでもバンクーバーアクアリウムのスタッフの手厚い看病により奇跡的に回復し、今ではやんちゃに水槽の中を泳ぎ回っています。
チェスター
チェスターはカラフルな色のものや玩具が大好き。水槽越しに一緒に遊ぶことができるんです。こんなに近くにイルカが寄ってきてくれるなんて、夢みたいですよね!!
DSCN2217
一回遊び始めるともっともっとというようにずっとこちらを見つめて何度でも下に潜ってきてくれます。目が合うとドキドキが止まりません……。

海洋生物の生態に触れる

リサーチデスク
せっかくなので海洋生物の生態を学ぶためのブースに行ってみましょう。ブースだけでなく、各展示室に青いジャケットを着たボランティアスタッフが立っており、リアルな動物の毛皮や骸骨を触らせてくれたり、それについて説明してくれます。英語は分からないという方でも触るだけで新しい発見があるので、勇気を出して立ち寄ってみましょう。ちなみにスタッフの方はとても親切です。

水族館なのにナマケモノ?!

ナマケモノ
バンクーバーアクアリウムの中で特に人気なのがアマゾンの展示室。展示室内にはナマケモノや鳥、リクガメ、蝶などが放し飼いにされており、アナコンダなどの爬虫類も鑑賞することができます(危険な動物は放し飼いにはなっていません)。また、運が良ければ人気のナマケモノの食事風景を真近で見ることができます。1日の大半を木の上で寝て過ごすナマケモノを探すのは至難の技ですが、これまたボランティアスタッフが居場所を教えてくれるので安心。

動物から学ぶことのできる水族館

ネズミイルカ
とにかく動物と人との距離感が近いんです!!
ベルーガ
海のカナリアと呼ばれているベルーガ。ベルーガショーは必見です。
ラッコ
水族館の人気者と言えばラッコ!!
アザラシ
岩の上でくつろぐアザラシはチャーミング。
サメ
まだまだ生態が解明されていない魅惑的な生物、サメ。

最後に

ベルーガやカマイルカ、ネズミイルカにラッコにアザラシなど数多くの海洋生物が展示されているこの水族館ですが、実は展示されている海洋哺乳類のほとんどは海で傷ついているところを助けられ、何らかの理由で海に戻ることができなかった動物達なのです。
もちろん身体に障害を持っている動物もいます。人の手によって傷つけられたり、住みかを奪われている動物達。それでもその動物達を救い、生かすことができるのもまた人間しかいません。人間と海洋生物との共存についてじっくり考えるきっかけを与えてくれる、素晴らしい水族館です。
この水族館に行きたいがためにカナダへ来る人もいるほど。みなさんもぜひいかがでしょうか?

Vancouver Aquarium
Stanley Park 845 Avison Way,Vancouver, BC, V6G 3E2, Canada
公式HPはこちら

この記事を書いた人

Makiko Suga

Makiko Sugaライター/ツアーガイド/バックパッカー

幼少期に有名なイルカの研究家と運命的な出会いを果たす。以来海洋哺乳類に魅せられ、海洋生物学者への道を志すが挫折。その後は海洋生物とは無縁の生活を送っていたが、昨年海洋生物の宝庫であるカナダに留学。あるイルカとの出会いが自分の人生を変える。子供の頃の夢を追い続けながら世界に目を向けている永遠の旅人。