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東京ー成田のLCCバスの魅力を、通勤で使う私がお伝えします

LCCバス

首都圏でLCCの国内線発着がある空港といえば、成田空港。そんな成田空港と東京を結ぶLCCバスに乗ったことはありますか?

LCCといえば格安バスとも称され、ローコストな運賃が最大の特徴であり魅力でもあるバスです。それゆえに、格安さゆえのデメリットもあるのでは? といった印象や、渋滞に巻き込まれるのでは? 予約は? どこ発着? 乗り物酔いするかも……など、疑問や不安もありそうです。

というのも、じつはこれ全部、私の思っていたことです。私は3か月ほど前までこのLCCバスの存在を知らなかったうえに、バスに対する不安もあって、聞いた当初は、積極的に乗ってみよう! とは思えませんでした。

しかし、成田空港に行く手段として、LCCバスに対する周囲の評判は高く、仕事の関係上、東京と成田を行き来する機会も増え……ある日、恐る恐る乗ってみた結果、思いもよらずLCCバスを大好きになってしまうという奇跡。いまではほぼ週イチペースで乗るようにまで成長しました。東京~成田間のLCCバスは、安かろう悪かろうのバスではなかった! ということがわかったので、実体験とともにご紹介します。

どんなバスなの?

東京~成田空港を結ぶLCCバスは、現在「東京シャトル」と「THEアクセス成田」との2社が運行しています。それぞれの特徴やバスの設備に差があり、また、同じ運行会社のバスでも、共同運行されているため時間によって使われるバスが違い、そこでも差が出てきます。
両社とも乗車時に支払いをすればそのまま乗ることができる(満席でなければ)ので、わたしは東京駅に着いた時間によって都合の良い発着時間のバスを選んでいます。もちろん、交通系ICカードでの支払いも対応しています。

バニラエアが、両社の時刻表をあわせて確認できるページを作ってくれているので、これで時間を確認します。便利です!

注意するべきは、乗り場です。それぞれ違う乗り場になります。特に東京駅発の場合、「THEアクセス成田」は、東京駅の高速バスターミナルに乗り場がありますが、「東京シャトル」は八重洲口から出て、大丸も通り過ぎ、道を渡った向こう側です。公式サイトの「JR東京駅からのご案内」でわかりやすく説明されているので、必見です。

簡単に特徴をまとめると、

東京シャトル
時間:東京駅八重洲口(※)から成田空港第3ターミナル 最短75分
※東京駅の高速バスのりばではないので、ちょっと注意が必要
運賃:1,000円(予約をすると900円。東京駅始発から5時発は2,000円)
予約:乗車日の1か月前の午前9時から2日前の午後5時まで
その他:東京側は、大江戸温泉物語、銀座駅でも乗降車できる便がある。コンセント付は時々。荷物は、原則ひとりスーツケース1個まで。
THEアクセス成田
時間:東京駅JR高速バスのりば(八重洲南口)から成田空港第3ターミナル 最短80分
運賃:1,000円(都内1:05発~1:20発は2,000円、小学生は半額)
予約:乗車日の1か月前から乗車時刻の1時間前まで
その他:東京側は銀座駅でも乗降車できる便がある。東雲イオンや、成田空港近郊ホテル発着の便もある。予約は各便15席程度。銀座・東京駅発だけ予約できる。全部のバスにトイレ付。コンセント付は時々。荷物は、原則ひとりスーツケース1個まで。

感覚として、「THEアクセス成田」のほうが全体的に席が広めだったり、個々のバスの車体や設備が良い場合が多いのですが、私の場合、それぞれのバスの違いについては、あまり重視していません。私が乗りたい時間に多く運行されているのは「東京シャトル」なので、多く乗車しているのは「東京シャトル」です。

コンセントの有無は、パソコンやスマホの充電が切れそうな場合や、これからの旅に備えて充電をセーブしたい方にはあったほうが便利かなと思いますが、乗車時間がそもそも短いため、コンセントがあっても繋がないことが多いです。

トイレも、緊急時にはあったほうが助かりますが、緊急性がなければ東京駅や成田空港で行った方が良さそうです。

不安なことは聞いてみよう! 調べてみよう!

LCCバス

「渋滞はないの?」

発車時間を待つ間、案内係の方に聞いてみました。大抵は時間通りに発着していて、時間帯によっては渋滞に巻き込まれることもあるそうですが、遅れても20分前後とのこと。たしかに私が乗るときも、1回だけ30分近く遅れたことはありましたが、ほぼ毎回時間通りです。

「満席だったらどうしたらいいの?」

「次のバスを待ってください。」とのこと。次を待てば大抵乗れるそうです。
バスが満席になる時間帯は、イコール成田空港発着の飛行機が多い時間帯です。つまりLCCバスの利用率も高い時間帯ということ。それぞれのLCCバスだけでも、その時間帯は20分おきくらいで運行しているので、2社あわせて時刻表を見てみると、5分おきに発車する時間帯もあります。
(それぞれの乗り場が離れていることもあるので、バス停間の移動時間には注意です!)
これなら、満席であっても、予定していたバスに乗り遅れてしまっても、すぐにリカバリができそうです。

「どこから乗ってどこに着くの?」

LCCバス
「THEアクセス成田」は東京駅JR高速バスのりばから乗車、「東京シャトル」は八重洲口を出たちょっと先です。東京駅の高速バスのりばからの乗車ではないため、迷う方もいらっしゃるようです。並んでいると時折、「あぶなかった!」「わからなかった!」という声が聞こえてきます。
成田空港では、各ターミナルで乗降車できますが、立ち寄る順番はターミナルの番号順ではないので、ちょっと注意してください。空港側で降りる場所を間違えてしまったら、ターミナル間を運行している無料シャトルバスで移動しましょう。歩いても15分ほどで移動できるのですが、わかりにくいこともあるので、徒歩で移動する際は、目指すターミナルの方向とルートをよく確認することをおすすめします。
第3ターミナル利用の場合、電車だと第2ターミナルにある「空港第2ビル駅」で降りて移動する必要がありますが、LCCバスであれば第3ターミナル用の乗降場所があるので、便利です。

「どんな人が乗っているの?」

LCCバス
これから旅に出るぞ! または、旅から帰ってきたぞ! という雰囲気の大荷物の乗客には、外国の方がやや多い印象を受けています。また、意外なのは、一般的な交通手段として使われている方も少なくないということ。東京駅で電車に乗り換えたり、空港で電車に乗り換えたりして、お仕事やお家に向かわれるのだろうな、という方の姿もしばしばみられます。かくいう私も、そのひとりです。

「乗り物酔いしない?」

LCCバス
体調によっては、新幹線や自分が運転する車でも乗り物酔いすることがある私が検証したところ、LCCバスは、ほぼ、高速道路を移動しているため道の上下やカーブが少ない、止まることもないという、乗り物酔いのしにくい乗り物であることがわかりました。

乗ってみよう!

実際、日常的に乗ってみて、LCCバスは格安さだけがメリットではないこと、また、格安さゆえのデメリットはないことを身をもって感じました。2社あわせれば便数もたくさんあって、渋滞による遅延も私にとっては許容の範囲内、満席でも後発の便や他社の便がすぐ発車する……私が乗ってみる前に抱えていた不安は、すべて杞憂だったようです。
不安が解消されてしまえば、こんな便利な乗り物はないのでは、と思うほど。積極的に宣伝して、利用者も増えて、いつか、東京駅以外の駅(例えば池袋とか新宿とか)からの発着便もできるといいな、と願っています。

THEアクセス成田 東京駅のりば
東京都中央区丸の内1丁目9 八重洲2丁目2 外堀通り
公式HPはこちら

今後もLCCバスに乗り続けるか

今後もLCCバスに乗り続けるか。それはもちろんYESです。

バスは、乗ってしまえば必ず座れて、まっすぐ目的地についてしまうという魅力があります。座席も電車よりひとり分のスペースが確保されているので、眠るにも、外を眺めるにも、仕事をするにも、制限が少ない乗り物です。バスの窓から見える風景も好きです。

しかし、電車も好きな私としては、電車での移動も捨てきれません。電車は電車で、たくさんの人がいて面白い、途中下車ができる、といった魅力を感じています。

バス vs 電車ではなくて、バス&電車を楽しみたいと思います。

この記事を書いた人

竹中塁

竹中塁

長野生まれで長野育ち。2016年春に関東へ移住しました。 旅行は行くのも好きですが、人の旅行話を聞くことも大好きです。 ジャンルを問わず何かを読むことが好き、種類を問わず動物が好き、誰かに作ってもらったお料理が好き。苦手なものはネギ。これは戌年だからしかたがないらしいです。