いつもTRIP’Sをご愛読くださり、誠にありがとうございます。
2016年も残りわずかとなり、まさに師走だ、と言いながら編集部も駆け回っておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
そんな忙しい時だからこそ、休憩がてら振り返りたいのが、今年のTRIP’S配信記事です。
2016年に配信されたのは、全部で約500記事。その500記事のうち、多くの読者の皆様に読んでいただけたアクセス数TOP100の記事の中から、ソーシャルシェアの数値を参考に、「これはすごい」「知らなかった」と編集部をうならせた記事をランキング形式でご紹介いたします!
名付けて「TRIP’S衝撃大賞2016」! さっそく、栄えあるTOP10をご紹介いたします!
第10位!「街の地図すら存在しない、沿ドニエストル共和国」
町中をどれだけ探しても市内地図が見つかりません。必ず、沿ドニエストル共和国に入る前に、地図を準備しておきましょう。
そんな国、あるんでしょうか。いや、実際そうだというので、にわかに信じがたいですが、信じる他ありません。
そもそも「沿ドニエストル共和国」という国(未承認国家)自体、日本ではほとんど馴染みのない国。その国の現地情報が読めるというだけでもユニーク、という点が評価されてのランクインです!
記事はこちら:街の地図すら存在しない!? 謎めいた沿ドニエストル共和国旅行の注意点
第9位!「窓を開けたら象の群れ!サバンナの真ん中で寝る」
手前はホテルのプールです。いかに近いかわかりますよね。ちゃんと警備の方もいるので安心してください。
動物もマナーをわきまえているようです。
誰しも一度は「野生の象を見てみたい」という夢を抱くことはあると思うのですが、まさかホテルの窓を開けてすぐにご対面できるなんて。なかなかの衝撃です。
翌朝にはさっそくサファリツアーに出かけることができるという、アクセスの良さも魅力的……!?
記事はこちら:ホテルの窓を開けたら象の群れ! サバンナのど真ん中で寝る
第8位!「色弱者が色覚補正レンズを試着した結果は……?」
体験する直前まで、本当にメガネをかけただけで見える世界が変わるのか懐疑的でした。
実際にメガネをかけてみると、その違いように更に懐疑的になりました。
これまでの人生で見た色とは全く違う色に見えたり、うまく説明できない色が見えるからです。
実はこの記事に登場する”色弱者”はTRIP’S編集部Dさんなのですが、彼にとっては今年一番、いやもしかしたら人生一番の衝撃の1日だったそうです。
色の情報というものがいかに相対的なものか、というのを考えさせられる記事になっています。
記事はこちら:色弱者が色覚補正レンズ「ネオ・ダルトン」試着!見える景色は変わる?
第7位!「世界で4番目に大きい湖は、突然消えた。」
一度失われたものを回復することは難しい。また善悪の判断も立場によって大きく異なる。とにかく私は今、そしてこれから自分に何ができるのかを問い続けたいと思う。
かつて「アラル海」と呼ばれた湖は一気に干上がり、そして漁船だけが取り残されてしまいました。
経済発展と環境破壊、そしてそこに暮らす人々。様々な思いが交錯するからこそ、一括りには言い表せないものだという示唆に富んだ記事です。
記事はこちら:世界で4番目に大きい湖は、突然消えた。「アラル海」と「船の墓場」の今とは
第6位!「マニアックすぎる、となりのトトロ聖地巡礼」
ところで、稲荷前バス停に現れたトトロは、ねこバスに乗ってどこへ向かったのかご存知でしょうか? 実は、塚森へ帰るところだったようです。ねこバスが登場するシーンをスローモーションで確かめてみると、ねこバスの行き先表示は「塚森」となっているのがわかりますよ。
あの「となりのトトロ」をスローモーション再生して確かめるほどのマニアックぶりが評価されて第6位にランクイン!
記事内容も、「このひと本当にマニアックだ」と確信せざるを得ない、ディープなものに仕上がっています。
記事はこちら:マニアックすぎる「となりのトトロ」聖地巡礼!ママチャリで6時間の旅
あと残り5記事! ここまでついてこられましたでしょうか……? やや濃すぎる記事が続いておりますが、TOP5はもちろん全て、濃いです。
第5位!「コソボ・セルビア国境越えはかなり複雑です」
「形だけコソボのこと認めてないってことになってるから仕方なくチェックさせてね」という生ぬるいレベルではなく、パスポートにコソボの出入国スタンプが見つかれば、セルビア語で「無効」とかかれたスタンプをそのうえから押されたりして、結構マジな対応です。
そう、セルビアはコソボを国として認めていない関係上、「コソボスタンプ」にまつわる事情がかなり複雑に入り組んでしまっているのです。
コソボからセルビアに行くには、なんと第三国に入国しないといけないとか……。この複雑な事情をつまびらかに解説してくれたこの記事が、第5位です!
記事はこちら:コソボ⇔セルビア国境越えは複雑!?コソボスタンプとバルカン半島旅行にまつわる事情
第4位!「成田空港には、一本道の秘密の地下道がある。」
ところどころ残っているポスターがわずかな彩りを添えるこの通路。はじめてにして唯一のイベントと言っても過言ではない曲がり角を曲がっても、ただひたすら地下道です。
みなさんよく利用されるであろう、成田国際空港。その地下に、こんな不思議なまっすぐな一本道があるのはご存知でしたでしょうか?
そしてさらに衝撃なのが、こちらのライターさんはこの地下道が散歩コースなのだとか。堂々の第4位です。
記事はこちら:成田空港には、ただまっすぐな一本道の「秘密の地下道」がある。
第3位!「鼻で吸い込んで使う、ヤードム中毒になりました」
ヤードムは本当に良いアイテムなのですが、使用している姿が怪しいのが難点。周りの目を気にすることなく、もっと自由にヤードムを使いたい! 本当は電車でもカフェでも使いたい!! と思っているので、ヤードムに挑戦して気に入った方は是非、街でも積極的に使用して下さいね!
ヤードム中毒者の心の叫びが感じられる、まさに衝撃大賞にふさわしい記事です。
なお、この記事を読んだ結果、編集部内でもヤードムが流行。何人かは手放せなくなってしまいました。……中毒です。
記事はこちら:鼻で吸い込んで使う、タイの嗅ぎ薬「ヤードム」中毒になった理由
第2位!「マリー・アントワネット展で、泣きました。」
私個人の楽しみ方としては、まずはガイドなしで、自分の主観や知識だけで作品を楽しみます。そして、2周目(再入場できない美術展もありますので要注意!)、または2回目に来た時に音声ガイドを聞き、より世界を膨らませて楽しむようにしています。
花總まりさんが演じるマリーは、可愛らしくかつ気品にあふれていて、特に、最後の手紙は、手紙の展示の前で本当に泣きました!!!
「マリー・アントワネット展」に対する熱い思いが読者のハートをがっちり掴み、第2位にランクイン!
マリー展、行こうか迷っているひとが読んだら、必ず行きたくなってしまう内容です。
記事はこちら:「マリー・アントワネット展」で泣きました。心揺さぶられる、その理由は?
それでは「TRIP’S衝撃大賞2016」、第1位の栄冠を手にした記事の発表です!
第1位!「台風10号が残した奇跡。富良野・鳥沼公園が青い池になる」
8月30日に北海道を襲った台風10号。爪痕はいまだ残り、十勝地方を中心に復旧作業が続いています。
また、美瑛で最も有名であろう白金地区の「青い池」は土砂災害のため立入禁止となりました。
しばらくあの青さともお別れか……と思っていた矢先、富良野の公園に突如青い池が現れたのでご紹介します。
まさか台風が過ぎ去った富良野に、「青い池」が突然出現するなんて。その貴重なレポート記事となったのが、本記事です。
この記事はFacebookをはじめとして、たくさんの方々にシェアされ、多くの読者を驚かせました。そして台風の傷がいえない当地を、少しだけ癒やすことができたような、そんな記事になりました。
記事はこちら:台風10号が残した奇跡。富良野「鳥沼公園」が「青い池」になる
今年も、日本をはじめとして世界各国、様々な国・地域からたくさんの現地取材記事を配信してきました。
2017年、TRIP’Sはますますパワーアップして、みなさまにより楽しんでいただける記事を配信できるよう精進いたします!