色弱者が色覚補正レンズ「ネオ・ダルトン」試着!見える景色は変わる?
日本

私の隣に座って仕事をしている彼が、確かにいわゆる「色弱」らしいと感じたのは、Excelでセルをステータスごとに色分けしてほしいとお願いした時でした。一言で言ってしまえば、色のセンスがないのかなという配色ではありました。が、以前から聞いていた「色弱なんですよね」という言葉が、にわかに現実味を持って体感できたのは、この日が初めてでした。
私は「色弱」という表現は好まないので、ここでは「色覚少数派」と以後記載します。色の見え方が少数派なだけで、彼と一緒に仕事をするのに特段困ったことはないので、「色弱」というネガティブな響きは適切ではないという思いからです。

ただ、一応画像を扱う仕事でもあるので、風景写真などが多数派の人にどう見えてるのかを知るのはいい機会なのではないかと、少なからず思っておりました。
私の関心としても、「もし色覚多数派と同様に見ることができる補正メガネなんかがあったら、彼はいったいどんな感想を持つのか? そもそも本当に補正できるのか?」という思いが、ふつふつと湧き上がっておりました。
そして彼自身も、「試せるのなら試してみたい」とのことで、にわかに二人の中でその機運が高まっていったのです。

色覚補正メガネ「EnChroma」の動画を見ると、どうやら感動するらしい


この動画で、「色覚補正メガネ」の効能はよく理解できます。
どうやら、色覚少数派がこのメガネをかけると、色がより見えるようになるらしい……と。そしてものすごい、感動するらしい。
でもこの動画の「EnChroma」、海外製品なので本当に補正できるのか試すことは困難だし、そこそこお値段もするので気軽にポチることができません。

EnChroma | Color For The Color Blind

もう意を決して、彼の誕生日にどーんとプレゼントしよう……と決心しつついろいろと検索しますと、なんと日本でも「色覚補正メガネ」を制作していることがわかったのです。そして、無料体験ができる、ということも。
これはもうとにかく、無料で体験できるのであれば、行ってみる他ありません。

と、その前に、色覚テストを受けてみては?

この記事を読まれている方の中で、一度も色覚テストをされたことのない方や自分の色覚について知りたいという方には、こちらの色覚テストがオススメです。

EnChroma: Color Blindness Test | EnChroma

結果画面で「Normal Color Vision」と出れば、色覚多数派となります。
そうでない方で、より正確に診断を受けたい場合は、一度眼科に相談されると良いでしょう(パソコンなどのモニター上で行う検査は、どうしても画面の明るさや色彩の設定に結果が左右されるものですので、正確に診断するには専用の検査を受ける必要があります)。
ちなみに彼は、「Strong Deutan」という結果が出ていました。

いざ、色覚補正レンズの無料体験へ!

今回お邪魔させていただいたのは「ネオ・ダルトン株式会社」さん。
色の見え方は、色覚少数派の中でも人それぞれ。ですが、こちらでは、色覚補正の程度を判別しその人にとって最適な補正メガネを選定してくれるというのです。

まずは、色並べのテスト。一番左にデフォルトで青色がセットされているので、その色に近い順番にブロックを並び替える、というものです。
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……彼の作業が完了しました。
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私の目からすると、……色が混じってしまっている気がしますが、結果はどうなのでしょうか?
(尚、この記事に掲載しているすべての画像は、色味を目で見たものに近くなるよう細心の注意を払って調整していますが、お使いのディスプレイの設定等で色味が異なって見える場合があります。記事掲載の画像だけで様々な判断をされないようくれぐれもご留意ください。)
ブロックをそのままひっくり返すと、青に近い順に番号が振ってありました。
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つまり、この検査結果を見ると、
1、2、15、3、4、14、5、13、12、9…
となっていて、どうやら規則正しく順番が入れ替わってしまっているようです。
これが、典型的な色覚少数派のテスト結果とのことでした。

ちなみに私も挑戦。
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少し迷いましたが、順番通り並べることができたので、私には色覚補正レンズは不要との判断をいただきました。

さらに精密検査を経て、いざ試着!

色並べのテストが終わったら、どの程度の色味が見えているのかを詳細にテストします。そしてその結果、適したレンズを試着することができます。
試着用レンズを手に持ち、壁に掲示されている様々なポスターなどを見ると……思わず笑ってしまってました。
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正直、このレンズの効果に試着前はずっと懐疑的だった彼ですが……
「うわ、めっちゃピンク! 肌がすごく健康的……」
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「わー、花火すごい。すごい。普段こうやって見えてるんですか?」
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と、予想以上の感動の声。
係の方のお話では、

・このレンズを通すことで彼は初めて「紫」を認識したはず
・薄いピンクもほとんど白かグレーに見えていたはず
・全ての色がこれまでより鮮やかに見えているはず

とのことで、彼は自分自身の当日の服にも相当驚いていました。

というわけで、試着結果は、「確かに見える世界が変わった」ということに尽きました。
彼の感想はこちらです。

体験する直前まで、本当にメガネをかけただけで見える世界が変わるのか懐疑的でした。
実際にメガネをかけてみると、その違いように更に懐疑的になりました。
これまでの人生で見た色とは全く違う色に見えたり、うまく説明できない色が見えるからです。
はじめは困惑しますが、しかしそれがどうやら大多数の人たちが見えている世界だと認識してくると、とても新鮮で驚きの連続です。
まさに文字通り、世界が変わる瞬間でした。
いつかメガネをかけて虹や桜を見てみたいと感じました。

そして、色覚多数派である私も、同行して本当によかったと思っています。色覚少数派の見えている世界について学ぶことができたし、まさかこんなに違うとは、という発見と特性を理解できた気がします。
例えばこの数字、私は「6」と読めますが……
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色覚少数派体験ができるレンズを通すと、見えなくなります。不思議。こんな体験もすることができました。
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そして色覚少数派は、多数派よりも、

・迷彩服で潜伏する兵士を見分けやすい
・海底の魚を発見しやすい
・部屋の中で飛ぶ虫を発見しやすい

など、茶色系統の見分けがかなりはっきりできるということを学びました。それは多数派よりも優位と言わざるをえない特性でしょう。

お出かけがもっと楽しくなる……かも!

もし色覚少数派の方が色覚補正メガネをかけたら、もしかしたらお出かけがもっと楽しくなるかもしれません。気になる方は、ぜひまずは無料体験に行かれることをオススメします。

ネオ・ダルトン
東京都台東区浅草橋1-23-11 マサキビル2F
公式HPはこちら

この記事を書いた人

春菜 由香(コロポン)

春菜 由香(コロポン)TRIP'S編集長

87年北海道名寄市生まれ、旭川市育ち。名古屋大学文学部を卒業後、しばらくゲームを作ってました。Webメディアを作る上でも、とにかく面白いと心から思えるコンテンツだけを出していきたいです。ひがし北海道マニア(自称)、旅ラン専門家(フルマラソン経験あり)、写真家(名乗れるようになりたい)

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