みなさん、こんにちは! モチヅキです。
先日訪れたマレーシアは台北経由だったのですが、行きは約9時間・帰りは約19時間も台北でトランジット時間がありました。
行きのトランジットでは空港に滞在していたのですが、帰りも空港滞在はキツイと感じたので、桃園市内にホテルをとり、夕飯として台湾の小籠包を食べに行くことに。
台湾の小籠包といえば鼎泰豊(ディンタイフォン)が有名ですが、人気小籠包オンライン投票でNo.1を勝ち獲ったことがある超有名小籠包店・點水楼(ディンシュイロウ)ではどんな小籠包が楽しめるのかとても気になったため、今回は點水楼・桃園店をチョイスし、台湾のトランジット時間を利用して行ってきました!
トランジット入国で特別な手続きが必要なのか?どんな小籠包があるのか?など実体験をレポートします。
桃園国際空港到着。トランジット入国!
桃園国際空港に到着したら、通常入国するのと同じように入国カウンターに並びます。列に並ぶ前は、「何か特別な手続きがいるのかな?」と思っていたのですが、通常入国時と変わりません。
カウンターで自分の指紋をマシンに認識させ、入国管理の方にパスポートと次の便の搭乗券を提示するだけでOKでした。夜便でしたが、同じ時間帯到着の便が多かったのか結構混み合っていました。ここで大体20分程度要しました。
いざ、點水楼へ!
入国を済ませ、やっとタクシーに乗れました。住所をメモに書き、運転手さんに提示し、點水楼へ連れて行っていただくことに。
點水楼は、台湾国内に数店舗ある浙江料理のレストランで、中華風のインテリアや小籠包のほか牛肉麺などの台湾の名物料理や本格的な浙江料理を味わえるスポットとして台湾で人気のレストランです。「点水楼」や「點水楼」と表記することもあります。
ん?? 工場地帯にあるの?
空港を出発して30分程経った頃でしょうか。
あたりは夜市やネオンが光る市街地だったのですが、徐々に街灯が少なくなり気づけばあたりは工場地帯。運転手のお兄さんも不安になったらしく、近くの工場の警備員さんに「點水楼?點水楼?」と尋ねていました。
一緒に旅行していた母が「大丈夫なの?」と不安になった時、それらしい建物に到着しました。一安心。
到着した場所は確かに點水楼なのですが、周りが工場のためちょっと不思議な雰囲気です。點水楼自体も「ここは小籠包のお店だよ」と言われるまでは、どこかの道場と間違えちゃいそうなたたずまいです。
なお、ここは最寄りの駅が周辺にないため、タクシーや車でのアクセスが必須になります。退店後はお店の方がタクシーを無料で呼んでくれるので安心ですよ。
お店の前にはこんな立派な仏像も。なかなか厳かです。
中華インテリア
入店。エントランスでは大きな爆竹や中華風の灯篭などのディスプレイが迎えてくれました。
座席は落ち着いた中華風で、天井のちょうちんがとても可愛かったです。
こちらの作品はゴールドでできているのでしょうか? 結構眩しかったです。大きさも幅3mはありそうでした。
點水楼は台湾のインターネット人気No.1の小籠包店ですが、鍋料理やデザートも人気のようでした。
こちらは人気メニューをランキング化したもので、1位は小籠包ではなくお豆腐でした! 小籠包が人気と聞いていたため、この結果には少し驚きました。
3位にランクインしている小籠包は台湾バジルの小籠包だそうで、バジル入りの小籠包が楽しめるのはここ點水樓のみなのだとか!
メニュー決め
席に着くと、大きなメニューが手渡されます。
小籠包は10種類程度、サイドメニューはかなり多く、選ぶのに時間がかかりそうでしたが、私たちの目的は「小籠包」。すぐに決まりました。
今回は、
・オリジナル小籠包(10個)
・XO醬小籠包(10個)
・トリュフ小籠包(10個)
・台湾ビール(大瓶2本)
をオーダー。
サイドメニューも頼みたかったところですが、もう小籠包が食べたくてしょうがなかった私たちには小籠包しか見えていませんでした。
あふれる肉汁に感動
オーダーから10分少々で、オリジナル小籠包と台湾ビールが到着。腹ペコの私たちにとっては、もうその湯気だけですでにノックアウトされました。
ひとつつかみあげると、思っていたよりも重くてびっくり。小籠包の肉汁がたくさん詰まっているに違いありません!
お箸で食べようとすると、もう肉汁があふれて止まりません。小籠包は通常レンゲに乗せていただきますが、レンゲが足りません〜! 食べる際に肉汁が服に落ちてしまわないか心配になるほど。
しばらくしてXO醬小籠包が到着。
注文時に「これはちょっとスパイシーだけど大丈夫?」とウェイターのお兄さんに聞かれましたが、普段キムチなどの辛いものを食べる方には特に問題のない辛さかと思います。よく見ると、ちょっと唐辛子のつぶつぶが見えますが、特に辛さは感じませんでした。
口に含むと程よい辛さとホタテの香りが鼻を抜けて行きました。小籠包はお肉をたくさん使っているイメージでしたが、魚貝の香りがする小籠包もとても美味しかったです!
最後に、トリュフ入り小籠包が到着。割った時に出てくる黒いつぶつぶがトリュフです! 口に入れた時の香りの良さと味の上品さは忘れられません……。
味は濃いめなのですが、それでいてあっさりと仕上がっていました。ほかの2種類の小籠包よりは塩気も若干濃いめでしたが、これがまた台湾ビールに合うんです。
鼎泰豊にもトリュフ入り小籠包はありますが、どちらかというとマイルドな味。パンチが効いたものや塩気が強いものが好きな方でしたら、點水樓のトリュフ入り小籠包がより美味しく食べられるかなと感じました。
台湾ビールは日本のビールと度数はほとんど変わりませんが、どちらかというと味わいはあっさりめ。
だからこそ、こってりめの台湾メニューと相性が良いのでしょうね。
最初は大瓶の大きさに驚きましたが、小籠包との相性が抜群であっという間に空っぽに! 腹ペコだった私たちはあっという間に小籠包10個x3籠を空っぽにし、入店後1時間足らずで退店しました。
支払いに関しては、カードでも支払いができました。小籠包30個とビール(大瓶)2つで1,430NTD(約5,300円)でした。台湾のレストランにしては少し高めかもしれませんが、點水樓は5つ星レストランとしても知られている場所。むしろ安く感じました。
小籠包でお腹いっぱいになり、とても満たされた気分です!
旅の疲れもあり、小籠包を戴いたあとにすぐに眠気を感じ、すぐにスタッフの方にタクシーを呼んでいただきました。お腹も満たされ、旅行・フライトで疲れていた私たちはすぐにホテルに帰りぐっすり寝られました。
今回は「小籠包を食べる!」とあらかじめテーマを決めていたトランジット旅だったのですが、もう少し時間(とお腹の余裕)があれば、ぜひサイドメニューも食べてみたいところです。次回台湾を訪れる際は必ず訪れたいスポットが開拓できました。
「小籠包、どんなお店がいいんだろう?」と悩む方にまずおすすめしたいレストランです。