電車好きの中でも、いわゆる乗り鉄に属する者でございます。
乗り鉄でなくても、台北の街を縦横無尽に駆け巡るMRTには、必ず一度は乗ることになると思います。そのMRTを有効利用して、台北の見どころを総ざらいしちゃおうじゃありませんか、というのが今回の旅の醍醐味となっている所存です。
さっそくどんな旅程が待ち受けているか、ご紹介させていただきます。
①台北駅
スタートは台北駅。ここから全てがはじまります。
MRTでは、コイン型のICトークンを利用します。
これがまた、なんだかオシャレですよね。
②双連駅
まずは朝市へ!双連朝市(雙連朝市)は地元の方もかなりの人数が訪れていて、現地感あふれる市場です。
ここで朝ごはんを食するのも良さそうです!私はちょっと勇気が出ずに何も買わずに次の駅へ…
③北投駅
ここは乗り換えの駅です。見どころは、駅舎。あまりアジアっぽさのない、近代的なデザインになっています。
④新北投駅
正確に言うと「新北投支線」に属するこの駅は、北投駅から一駅、たった数分で到着します。
そこに広がるのは、日本に負けずとも劣らない、温泉地です。
この時点で、ちょうどお昼ころになります。お腹を空かせた状態で、次の駅へ。
⑤淡水駅
まずはこの港町の風景を堪能。
そして「淡水老街」を散策。食べ歩きには持ってこいの街!
私は、「淡水紅楼」という、ちょっとオシャレなレストランに足を運びました。
⑥台北101駅 / 世賀駅
淡水信義線を一気に逆に戻って、台北101へ行きます。
ちょうど夕方から夜にかけて行くのが理想的です。
台北101からの夜景。雲の多い一日でしたが、この一瞬だけ、雲の切れ間から夜の台北が顔をのぞかせました。
台北101の夜景はもちろん絶景なのですが、淡水も夕焼けの美しいポイントなんですよね。どの時間帯に行くかは、季節にも左右されるところもあるので、検討してみてくださいね。私は淡水で小雨がちらついていたということもあって、台北101へ早めに足を運びました。
台北101には、台湾で一番有名なレストランと言っても過言ではない「鼎泰豐(ティンダイフォン)」の支店もあります。ディナータイムは大変混雑するので、早めに行って小籠包に舌鼓を打つ、という選択肢もアリです。
⑦中山駅
事前に薦められていた「金品茶楼」へ。
これがまた、本当に美味いです。小籠包は当然のように美味しいのですが、私が感動したのは何杯でも無くなったら提供してくれる、お茶。これで台湾茶に完全に目覚めました。
⑧剣潭駅
そしてついに、士林夜市へ!
絶対に立ち寄るべきポイントは、もちろん美食街(フードコート)でしょう。
この美食街は、地下にあります。地下に足を踏み入れた瞬間の異国感、これこそまさに台湾の熱気!
台湾ビールを即注文して、ビール片手に屋台メシをつまみましょう。
私は、噂に聞いていた臭豆腐を食べました。
これは思い出に残る味です。チャレンジャーは是非、食べてみてくださいね。
⑨円山駅
最後は、円山駅。実は私が台湾を訪れた2月末~3月にかけて、「ランタンフェスティバル」が行われていたんです。
まったく知らずに、MRTから車窓を眺めていると、なにやらお祭りらしいとのことで、最後に下車してみた、というわけです。
地元の人達が楽しんでいる祭りに参加できたのは、いい思い出です!
1日に9駅も回るという、ハードスケジュールに見えるこの旅行プラン。
でも台北という都市の時間の流れを丸一日分、無理なくまわることができて、とっても充実していました。
参考にしていただければ大変光栄に思います!