台湾好きに朗報!桃園国際空港と台北市内をつなぐMRT開通!さっそく乗ってみた
台湾

みなさん、こんにちは! モチヅキです。

突然ですが、台湾・台北に行ったことのある方、どのように空港から台北市内にアクセスしていましたか? これまではバス、新幹線、タクシーを利用される方が大半だったと思います。

ですが、2017年2月から新たな交通手段・MRT(地下鉄)が開通! 台北市内を走っている地下鉄に「桃園空港線」が新たに追加されたんです。

乗り物好きの私は試さずにはいられず、先日台北を訪れた時に早速利用してみました! さっそく、乗り方、快適性、台北駅までの所要時間など、空港~台北駅間のMRT利用レポートをしてみます。

桃園国際空港ターミナル2に到着。


関西国際空港を出発し、桃園国際空港のターミナル2に到着。出口の頭上サインに早速“Taoyuan Airport MRT”の文字を発見! 矢印の方向に進んでみます。

頭上サイン、どこを見ても、必ずMRT乗り場の方向を示してくれています。

MRT乗り場は地下2階(B2)にあります。下りのエスカレーター付近にはこんなエントランス看板も用意されていました。頭上サインも多いですが、こんな看板もあるなら迷うこともないでしょう。

あ! せっかくだからEasyCard(悠遊カード)を買っておこう!


台北市内のMRTは、駅で現金でトークンを購入し乗車できますが、それ以上に便利なのがEasyCard(悠遊カード)。日本でいうPASMOやSUICAのようなものですが、これらとは全く違う特徴があります。

それは、「EasyCardを使うとMRT乗車料金がいつでも20%引きになるという点! たとえば、20元の区間なら16元になるようなものです。これは買わない理由がありませんね!

空港ではターミナル2の到着口付近にEasyCardのサービスカウンターがありますので、お持ちでない方はまずそこで購入されることをおすすめします。私もEasyCardを持っていなかったため、こちらで購入・チャージしてみました。

受付では英語の説明ブックを見せていただきました。通常は日本語の説明ブックもあるようです。

購入にはまず払い戻し不可のデポジット料金100元を支払う必要があります。この100元のデポジットに加え、スタッフの方が私たちの希望金額を同時にチャージしてくれました。

カードは台湾を離れる際に返却しても良いのですが、また台湾に来る予定の方・記念に取っておきたい方はこのまま持ち帰ってももちろんOKです!

カードゲット。か、かわいい!


カードのデポジット支払い・チャージが完了したらカードが受け取れます。今回いただけたカードはなんとあの台湾の有名スポット・日月譚デザインのものでした! 予想外のかわいいデザインで、フライトの疲れも吹っ飛んじゃいました。

裏面はこのようなデザインです。インターネットで調べて出てくるデザインはこの裏面のデザインが表にもあしらわれたものが多かったため、これは良い意味で期待を裏切られました。

カウンターでの購入時、デザインも選べるかもしれませんので、デザインにこだわる方はカウンターで訪ねてみても良いかもしれませんね。EasyCardの詳細はこちらからどうぞ(英語・繁体字のみ)。

出発階へ


地下2階に降りると、ほぼ一面がMRT駅になっていました。

頭上では出発スケジュールの確認もできます。

もちろん、乗車券もこちらで購入可能です。EasyCardを持っている方はそのままカードをもって改札へ行きましょう。

改札はチケット売り場のすぐ横にあります。

カードのイラストにタッチすると、

このように乗車価格と残額が表示されます。日本のシステムと同じですね。桃園国際空港から台北駅までは160元(約600円)でした。思ったより安かったです!

台北駅行きの車両に乗車します。乗り場は2つあり、台北行きは2番乗り場でした。エスカレーターで2番乗り場まで向かいます。

乗り場の路線図。

紫のラインがエクスプレスラインで、台北駅までほぼ直行でアクセスできる快速列車です。台北へのアクセスはこの快速列車に乗ることを強くおすすめします。

快速列車の場合、車体に紫のラインが印字されていますので見分け方は簡単でした。

ホームは新しいためかとてもきれいでした!

乗車!


乗車したらまず最初に荷物置きが目に留まります。荷物の落下・移動防止ベルトが心強かったです。

長時間列車だからか、台北市内のMRT車内とは異なり、座席はクッション仕様。座り心地は飛行機のエコノミークラス座席のような感じでした。

テーブルとポケットが完備。座席どうしの感覚はそこまで広いものではありませんが、台北までの移動ですからさほど気になりません。

車内は飲食禁止のようです。台北市内のMRTと同じルールですね。

ですが、テーブルを倒すと飲み物置きスペースが登場。間違えてドリンクを置いて飲んでしまいそうです……。

飲食のほか、もちろん喫煙も禁止です。罰金ももれなく徴収されるようです。最大で10,000元(約37,000円)、結構高いですね……。

席によっては、スマホの充電ができる場所もありました!

車両前方にはフライトの状況をチェックできるモニターも完備されています。これなら、フライトの遅延状況やゲートチェンジなどもチェックできますね。

また、テレビも設置されています。テレビの横には、いまどの駅周辺にいるかわかるライト表示があり、現在地把握に便利でした。

ちなみに、窓からの景色は自然やビル群、工場地帯、住宅地など、駅によって景色が異なり楽しかったです。また、揺れもほとんどなく、乗り物好きな割に酔いやすい私も到着まで快適に過ごせました。

車内空調はきつくなく、寒さを感じることはありませんでした。

車内では無料Wi-Fiの接続も可能!


嬉しいことに、MRT桃園国際空港線の車両内では30分間限定で無料Wi-Fiを使えました! 移動時間も退屈する事はなさそうです。

台北駅に到着。空港を出てから40分程度で到着しました。これまでバスやタクシーを使って台北市内まで移動していましたが、これらの移動手段と比較して渋滞に巻き込まれることもなく、ストレスフリーで移動できました!

台北駅からアクセスする場合

台北駅から桃園空港にアクセスする際もMRTを利用してみました。

台北駅からMRT桃園国際空港線を利用する場合も、台北駅構内には空港と同じくらいあちこちに頭上サインがありますので、初めての方でも安心してMRT駅までアクセスができるかと思います。

頭上サインをよく見ると、右端にチェックインを表すサインがあります。実はこれ、とても画期的なサービスなんです!

チャイナエアライン・エバー航空利用なら、台北駅でチェックイン可能!


なんと、台湾の2大航空会社であるチャイナエアラインとエバー航空を利用の際は、台北駅でのチェックイン・荷物の預け入れが可能になっています。これなら、ほぼ手ぶらで空港までアクセスできますし、空港に着いてからセキュリティチェックに直行できます。これは、かなりの時間短縮になるのではないでしょうか。

私は今回チャイナエアライン利用だったため、このサービスを使いたかったのですが、チェックインエリア内に入る前にスタッフにあっさり断られてしまいました。

……というのも、「台北駅チェックインはフライトの3時間前まで」というルールがあったため。これは盲点でした。ちなみに、私が台北駅チェックインカウンターエリアに着いたのがフライト2時間50分前。あともう少しでした……。

台北駅でのチェックイン方法は、こちらの台北桃園国際オフィシャルビデオが分かりやすかったです。台北駅でチェックインしたい方は、ぜひご覧くださいね!

桃園国際空港-台北駅間を往復でMRT利用してみましたが、とても快適で、利用も簡単でした。移動時間の短縮をしたい方には最も適した移動手段なのではないかと思います。遅延も特になくストレスフリーで利用できたため、次回の台北旅行も空港~台北駅間をMRTで利用する予定です!

この記事を書いた人

モチヅキ アヤノ

モチヅキ アヤノライター

89年生まれのフリーライター。 大学卒業後、アパレルショップのWEB担当を経て、インテリア商社にて商品開発を担当。「女子がときめくもの」を中心にマーケティング・開発してきました。 海外出張や海外旅行の機会が多く、常に海外のおいしいグルメや素敵なインテリア、ライフスタイルのことで頭がいっぱいです♪

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