最近、日本でも神社仏閣巡りが人気で御朱印帳を持ち歩いている方も多いとか。何かをコレクションするのって楽しいですよね!
実はスペインでも巡礼の道沿いの教会や宿泊施設でスタンプをもらうことができるんです。
一種のスタンプラリーのような感じなのですが、ちゃんとした巡礼スタンプでいわゆるスペイン版の御朱印! 今回は巡礼スタンプのご紹介です!
まずは巡礼手帳を手に入れよう!
こちらが巡礼手帳。スペイン語で「クレデンシアル・デル・ペレグリーノ」。
巡礼の道はいくつもルートがあるのですが、巡礼事務所で主に手に入れることができます。
私はフランスのサン・ジャン・ピエ・ド・ポーという小さい村の事務所でもらいました。国籍や名前、巡礼の目的などを登録してもらいます。
日本の御朱印帳に比べると蛇腹式の紙で作られ軽く持ち運びにいいサイズです。
どんなふうに巡礼するの?
そもそも巡礼の道って……??って思う方もいるので簡単にご紹介します。
一番有名なのはこのフランス人の道と呼ばれるものでフランスの4つの地点(パリ、ヴェズレ―、アルル、ルピュイ)から始まり、その後2つの道になりピレネー山脈を越えて、スペインに入るとプエンテ・デ・ラ・レイナというところで一つの道になります。
その後はずっと1本道で聖地サンチャゴ・デ・コンポステーラまで続くのです。総距離は1,000km以上!
どの区間でもいいので歩きでは最低100km、自転車では最低200km走り、各地の教会や宿泊施設で巡礼のスタンプとその日の日付をもらうと聖地サンチャゴ・デ・コンポステーラで巡礼の証明書がもらえるというもの。
日本では熊野古道や四国のお遍路さんに似ています。
観光記念として集めるのもオススメ!
こちらが巡礼手帳の中身。いたってシンプル!というのも長いと1か月以上歩き続けるので持ち運びには軽いほうがいい!
それぞれの枠に立ち寄った先の教会や修道院、宿泊施設でスタンプをもらい日付も記入してもらいます。
ちなみに私は観光で行ったので実際には歩いていません……ということで、日付もバラバラなので観光記念スタンプとして集めました!
こちらが拡大したもの。
主にスタンプのデザインで使われているのは聖ヤコブのシンボルマークでもあるホタテ貝。
それぞれのデザインが可愛いですよね。
どこでスタンプがもらえるの?
一般的にスタンプをもらえるのは大聖堂や教会。こちらは立派なゴシック様式のレオンの大聖堂。
あとは宿泊施設のパラドールでももらうことができます。
こちらは5つ星でもあるレオンのパラドール。建物自体歴史的建造物。
こちらも宿泊施設ですが、アルベルゲと呼ばれる巡礼者専用の宿泊施設です。格安で宿泊ができます!
ここでももちろんスタンプあります。あとは観光案内所でももらうことができます。
巡礼者への配慮も忘れずにスタンプをもらおう!
巡礼手帳がなくても白い紙を出すとスタンプを押してくれる所もあります。
ただ、厳格な所は巡礼手帳でないと押してくれない場合があります。
たとえば聖地サンチャゴ・デ・コンポステーラは巡礼の証明書を発行する場所でスタンプをもらうことができるのですが、これは巡礼者のみ!
パラドールではもらうことができます。巡礼者への配慮も忘れずに謙虚な気持ちでスタンプをもらうことが大切ですね!
巡礼の道沿いを観光していると思わぬところでスタンプをもらうことができ、旅の思い出にもなります。
いつの日かちゃんと巡礼をして全てのスタンプを集めてみたいものです!