【セネガル】いつ出発するかは運しだい…相乗りバスで行くセネガル
セネガル

セットプラス

せかいのおと

セネガルでの移動手段セットプラス

田中信行 ■ライター情報
田中信行
高校時代に目にしたテレビ番組がきっかけで国際協力に興味を持ち、国際協力論を学べる大学に進学。その後、NPO法人などでファンドレイジングの仕事を経て、2013年10月よりセネガル村落部で女性グループの収入向上支援に従事。資金や物資を投入するだけではなく、その環境下にあるものに付加価値などをつけて収益向上につなげる事を目指している。

セネガルでの長距離移動ではセットプラスという乗合タクシーがある。
隊員はこれを移動手段として頻繁に使う。
セットプラスとはフランス語で7つの場所という意味で、その名の通り7人乗合の車である。

セットプラス

各主要都市には道の駅が存在し、各方面行きのセットプラスが待機している。そこで7人乗客が集まるまで待ち、人数が集まったら出発するというシステムである。
その為、いつ出発するかは運しだい。

道の駅

待機中セットプラス

私の任地は首都から420Kmも離れておりセットプラスで8時間もの道のりである。
そのため道中、休憩やチェックポイント(※関所みたいな場所)でしばしば停車するのだが、そのたびに登場するのがそこで商売をしている人。落花生やカシューナッツといったおつまみやミネラルウォーターのパックを販売している。
長旅なので大変ありがたいのだが売り方がスゴイ!!
セットプラスはかなりボロボロの中古車なので、クーラーなどはもちろん壊れており窓が開けっぱなしなのだが、売り子たちはその窓から我先にと手を突っ込んできて商品を顔の目の前にぶら下げてくる。今ではすっかり慣れたが初めての時はなかなか衝撃的であった。

セネガルにお越しの際はぜひ体験してもらいたい。

車内販売

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せかいのどこかで、協力隊が見て、感じて、触れたこと。 せかいのどこかの、そこに生きる人の暮らし、習慣、文化のこと。 遠くの国のはずなのに、近くに感じる体験記をお届けします。

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