ベネズエラの年末年始
■ライター情報 カト0510 大学卒業後、協力隊・環境教育隊員としてベネズエラに派遣されています。海外ではカトと呼ばれて(呼ばせて)います。ちなみにこの名前は僕の1番好きな国ツバルでいただいたものです。「1歩踏み出す勇気」「人事を尽くして天命を待つ」「諦めなければ夢は叶う」この3つの言葉を胸に今日も1日楽しんで生きてます。 |
遅くなりましたが…
あけましておめでとうございます。¡¡Feliz año nuevo!!
カトです。
ベネズエラで2回目の正月を迎えました。私の職場は土日祝日以外は休みではないので、年末年始も働き続けていましたが、仕事量はしばらくの間少なかったです。
代わりに、多かったのがフィエスタ(Fiesta)と呼ばれるパーティーで、みんな食べて、飲んで、踊ります。
ベネズエラでは、踊るときは社交ダンスのように男女ペアで踊ることが一般的で、ベネズエラ人は曲がかかると身体が勝手に動き出すくらい踊ることが大好きです。
私は歌うことはできるもののあまり踊りたくないのですが、日本人がいることを珍しがってか、みんなから誘われます。1回のフィエスタで10人以上と踊ったこともあります。半ば強制です(笑)
クリスマスの時期になると、どこの家もどこの職場でも、クリスマスツリーやペセブレ(pesebre)と呼ばれる飾りを飾ります。
また、アジャーカ(halleca)と呼ばれる練ったとうもろこし粉の中に肉や野菜を入れてバナナの皮に包んで蒸したものを食べます。
これは年末年始も食べ、おせち料理のようにすべての食材に意味が込められています。アジャーカ自体は高級なものでもなく、年末年始以外でもよく食されています。
年越しになると、普通は家族や親戚と集まり過ごします。年越しそばではなく、アジャーカなどの食事とぶどうを12個食べます。
そして、カウントダウンで1月1日になったら一斉に花火が上がります!!
日本の花火大会などの花火と比べ、あまり美しくないです。花火は各家庭でも上げられ、やかましいです。ラジオでも聞こえた「2015年~」の後に花火の音と自動車の盗難防止用のアラームがそこらじゅうで鳴り響き、犬がびっくりして吠えまくる、赤ちゃんは泣くといった、本当に祝っているのかと思わされた瞬間でした。
年越し時には家族、親戚や道端で会った近所の人と抱き合います。
こういう時に暖かいなって思っちゃいますね。