美しいフォルムの“利尻富士”で知られる北海道北部にある利尻島。もちろん電車は通っておらず、路線バスも本数少な目。そんな時に威力を発揮するのが定期観光バス! 今回は、島をぐるっと一周して観光できる宗谷バスの定期観光バスを利用してみました。
利尻島の移動手段
利尻島を個人旅行する場合の移動手段は、レンタカー、路線バス、レンタサイクルなどが候補に上がるかと思いますが、最も効率的でコスパが良いのが定期観光バスです。
今回利用したのは利尻Aコース(秀峰利尻富士めぐり)。3時間10分で3,500円です。沓形地区に宿泊して、そこから乗車し(鴛泊が出発地だが沓形から乗ってもOKなので)、キャリーバッグと一緒にフェリーが出港する鴛泊までの移動を兼ねた観光にとても便利でした。路線バスだと荷物が煩わしいし、島のレンタカーは高い。そう考えると、一石二鳥な移動&観光手段です。
姫沼
車窓からの利尻富士を楽しみながら、まずは姫沼へ。
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バスを降りると姫沼出発時間が告げられ、約30分の観光時間が与えられます。
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ガイドさんの案内で一緒に散策してもいいし、自由に散策してもOK。
姫沼には沼を囲むように約1kmの遊歩道が整備されていて、原生林の中を快適に散策することができます。鳥のさえずりに耳を傾けながら森林浴を楽しみましょう。お天気に恵まれれば、逆さ利尻富士も見えますよ。
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木道の脇には沢山の植物が生息しているので、木道から出ないように気を付けてくださいね。
オタトマリ沼
続いてオタトマリ沼。大きさは姫沼よりも少し大きい感じ。どちらかというと植物よりも水鳥が多く見られた印象です。
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こちらも30分の自由時間があります。沼を一周してから売店に立ち寄って、最後にトイレに行くという時間配分でちょうど30分。
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売店では利尻のグルメが楽しめ、ついつい誘惑に負けてしまう観光客多数。私も観光地価格とわかりながらも、ホタテとアスパラをオーダー。800円也。
仙法志御崎公園
島の南に位置し、利尻山の山裾から頂上までを一望できるのが、仙法志御崎公園。ただ、これはかなりお天気に左右されます。
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その代わりに楽しめるのが、海産物のお土産購入。坂を海に向かって下りたところにある「みさき物産」では、その場で採れたてのウニを1,000円で食べさせてもらえますよ。
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作業されている地元の方々もフレンドリーで、気持ちよく見学&お買い物ができるのでおすすめ!
鴛泊港で礼文行きのフェリーに接続
バスは利尻空港で希望の乗客を降ろして、鴛泊港へ。礼文行きのフェリーが出る約1時間前に到着するので、港周辺でランチを食べたらちょうどいい感じ。
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沓形から荷物ともども移動を兼ねて観光できたので、とってもラクチンでした! 個人旅行をしていても、移動手段が限られる島では積極的に定期観光バスを利用するのが旅のコツですね!
定期観光バスコース一覧
http://www.soyabus.co.jp/teikan/course
発着:鴛泊フェリーターミナル
北海道利尻郡利尻富士町鴛泊港町235