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    まさにラマダン中の今。旅行者が気をつけたいことを現地よりレポート
    マレーシア

    イスラム教徒が多いマレーシア。年に1度、1ヶ月ほど続くラマダン(断食)の時期には、ラマダンを中心に生活が回ります。一見関係のなさそうなイスラム教徒以外の人にも、やはり大きな影響があります。

    私は現地の友達から、ラマダンの時に気をつけるべきことを教えてもらいました。それを基に、旅行者がラマダンの時期に気をつけたほうがいいことをまとめたのでご紹介します。

    ラマダンとは?

    イスラム教徒が行う約1か月間に及ぶ断食のこと。2017年は、5月27日頃から6月25日頃にあたります。イスラム暦が基準となっているため、毎年11日ずつずれていきます。

    ラマダン中は、イスラム教徒の人たちは日の出前から日没まで断食をします。食事をしないだけでなく水分も摂りません。赤ちゃん、病気の人、工事現場の人、旅行者は例外とされることもあるようですが、健康な人は大抵断食をしているというイメージです。

    ラマダン中、マレーシアで普段と違う点は?

    マレーシアは人口の約6割がイスラム教徒。このため、ラマダン中は生活のあちこちに影響がでます。いくつかご紹介します。

    マレー系のレストランがことごとく閉まる



    マレーシアにはナシゴレン、サテ、ナシラマなどおいしいマレー料理がたくさんあります。これらを食べることを楽しみに旅行する人も多いと思います。ただ、もしラマダン中に旅行されるなら、マレー料理を楽しむのは夜ご飯と決めてしまうと失敗がないと思います。

    というのも、ラマダン中はマレー料理レストランの多くが日中閉まってしまうため。実はマレー系は全員がイスラム教徒で、自分たちが食べないなら店も開けない、ということなんですね。私たちの住んでいるエリアはマレー系の人が多いのでラマダンの時になると特に静かに感じます。

    夜の7時頃になればお店が開くので、昼間は中華系かインド系の料理を楽しみ、夜ご飯にマレー料理を楽しむとすると良さそうです。

    特別なマーケットが開催される


    ラマダンの時期になると3時くらいから道路際や広場に仮設テントが設けられ、マーケットが開催されます。日本の花火大会の時によくある屋台の様な感じになります。

    ここでは主にマレー系の食事が売られています。日没以降にすぐ食事ができるよう、多くの人がここでご飯を買って帰り、家でスタンバイするのだそうです。

    チキンの丸焼きが大胆に回っています! しっかりと味がついていてとても美味しいです。

    袋売りのジュース

    いつもはコップに入れて売られているジュース類も、その場で飲むことができないので、飲み物はビニール袋に入れて持ち帰り専用です。

    クエ(マレーシアのお菓子)が売られているお店をたくさん見かけます。食べやすいので人気です。

    たくさんのお店が並んでいて、とてもいい匂いが漂っています。これはこの時期ならではなので、立ち寄ってみると面白いと思います。

    立ち食いをしたくなるところですがここはちょっと我慢。屋台にいるほとんどの人はマレー系なので食事ができません。その場で立ち食いをしたら総スカンです。

    どうしても食べたい時は、他の場所に移って食べましょう!

    仕事効率が下がる

    もともとのんびりしているマレーシア人は、普段から仕事効率がいいわけではありません。それがラマダンの時期になると、更に拍車がかかります。

    この時期、イスラム教徒の人は食事も水分も摂らないまま働いているので、きつそうに仕事をしている様子をよく見かけます。中には店頭で爆睡している人まで。辛そうにしているならともかく、爆睡は「おいおい」と思ってしまいますが、体力的にきついのは理解できます。

    私は以前スーパーで買い物中、ちょうど夕方7時過ぎのコーランの時間帯に引っかかったことがあります。その時、レジを担当していたマレー系の人は、レジをほったらかしてお店の冷蔵庫にすっ飛んで行き水を飲み始めたんです。

    (お店の冷蔵庫に自分の水ボトルを冷やしていた様です。店の冷蔵庫を私物化する……これも自由なマレーシアならでは、です。)

    このように、客がほったらかされることも普通に起こります。この時期は用事が捗らないと諦めて、日頃より余裕を持った行動をとるのが賢明です。

    もし、スーパーマーケットや受付窓口でだらだらとかったるそうに仕事をしている人を見かけても見過ごしてあげてください。(ラマダンの時期以外はテキパキ仕事をしている、というわけでもありませんが。笑)

    運転が荒くなる


    人間、誰しもお腹が空けばイライラするもの。ラマダン中のイスラム教徒も例外ではありません。早く家に帰りたいと気が急いている人も多いのか、運転が荒くなるようです。

    ただでさえ交通事故が多いマレーシアですが、心なしかラマダン時期は多く、派手なものも目立つ気がします。私も実際に、ラマダン中に死亡事故を目撃したことがあります。

    旅行客で運転する人は少ないかもしれませんが、レンタカーを借りる予定の人がいたら運転にはくれぐれも注意して道を譲るようにしてください。

    スーパーの品物が一気になくなる

    牛乳など腹持ちのするものをみんなが買いだめするため、スーパーの品物が気持ちいいくらいに一気になくなります。

    お互いを尊重し合いながら……


    まとめると、ラマダンの時期にマレーシアを計画している人は主に①マレー料理を食べるタイミングに気をつけること②人前で飲食しないこと③運転の時は人に譲ること、を気をつけるといいようです。私たちにラマダンは関係ないと思わずに、現地の人々の気持ちに配慮しましょう。

    注意点ばかり述べてしまいましたが、屋台が開催されるなどいつもと違うマレーシアの雰囲気を楽しめるのも事実です。一味違った旅行できるチャンスです。

    色々な宗教が入り混じり、様々な文化背景があるマレーシア。マレーシア旅行をきっかけに、それぞれの文化への理解を深めて頂けたら嬉しいです。

    ラマダンの時期

    この時期ラマダン中心の生活になってしまうマレーシア。私には関係のないなんてことはなく、どこか影響して来ます。日頃はとってもフレンドリーなマレー人なので、ラマダンの時期ちょっと怒りっぽくなっていても許してあげたくなります。

    この記事を書いた人

    yazu

    yazu

    九州出身です。
    今はマレーシアに住んで数年になります。旅行も大好きでマレーシアを拠点に、東南アジア周辺の旅行にもよく出かけます。

    マレーシアで、夫と共に、発展途上国ならではの思いがけないハプニング満載の生活を送っています。そんなことをしていたら、段々たくましくなってきました。東南アジア旅行では、いろいろな文化の違い、食事、地元の人との出会いを楽しんでいます。

    そんな中で、自分たちが経験したこと、感じたことを記事にしたいと思います。だれかに楽しんでもらえたら嬉しいです。

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