部族の誇りをかけて戦うネイティブアメリカンのお祭り・パウワウに参加してみた!
アメリカ

ネイティブアメリカンの人々が一堂に集まり部族の誇りをかけて戦うお祭りがあります。
NACIP Powwow and Festival(パウワウ)です。

ソルトレイクシティ・リバティパークで行われるこのフェスティバルには、毎年大勢のアメリカンインディアンの人達が集まります。

パウワウとは


NACIP Powwow and Festival(パウワウ)とは、アメリカネイティブインディアンの踊りの集会・お祭りの事です。パウワウそのものに宗教的な意味はありません。※NACIPとは Native American Celebration in the Parkの略

毎年開催されているこのお祭りは、今回で23回目となります。アメリカやカナダに住む先住民族の人達がたくさん参加し、それぞれの踊りや衣装を披露し競います。

踊りの集会とはいえ、部族により衣装や踊り方が違うため、各部門(年齢・踊りの種類)に分かれて競い合うコンテスト形式で開催されています。

パウワウの踊り子


この小さな女の子は初めての参加です。お母さんに支度をしてもらっていますが、緊張している様子が伝わってきます。沢山の練習をしてこの大会に挑戦するのですが、上手く踊れるか心配なのでしょう。

さぁ、出番です。どんなに緊張していても、沢山の観客の中、自分一人で中央へ歩いて行かなければなりません。

太古のリズムが始まると踊りだします。小さな体でリズムを取っていうちに緊張も解けてきたのでしょう。しっかり両手を広げて大きくステップを踏んでいます。

ネイティブインディアンとしての誇りをこの舞台で表現していたこの小さな女の子は、たくさんの声援と拍手をもらいました。

上の写真の女の子はティーンエイジャー部門に参加していたTaeianaさん。ユートインディアンでインディアン居留地に住んでいます。ユートインディアンの血を代々受け継いできた家系で育ちました。

「その誇りをこのパウワウでみんなにみせてやるのさ」と意気込んでいた彼女のお母さんの横で、じっと出番を待っていました。

この男の子はモンタナ州から参加のLEO君。

丁寧に刺繍された衣装に身を包み笑顔でパウワウの事を教えてくれました。彼は何度か衣装を取り換えて、色々な部門の踊りに参加していました。

小さな男の子も緊張しながら出番を待っています。

会場のリバティーパークでは、たくさんの屋台も出ており、お祭り気分を盛り上げてくれます。

一度見学してみては?

バウワウは、普段なかなか見ることのできないネイティブアメリカンの伝統的な踊りを見学できる数少ないチャンスです。

この日は暑さが40度近い猛暑でしたが、ネイティブの祭典パウワウは踊りの熱気で更に熱く燃え上がり、たくさんの感動を与えてくれました。

毎年開催されるお祭りてすので、ぜひ一度見学してみるのはいかがでしようか。

開催場所:Liberty Park
HPはこちら

ネイティブアメリカン特別居留地での暮らし

ネイティブアメリカンである彼らは特別居留地と呼ばれる場所に住んでいます。この場所は、彼ら自身の管理地であり、アメリカ市民でも許可なく勝手に入ることは許されていません。

彼ら一人一人に与えられる特権について、世間的にはあまり知られていませんが、実は色々あります。例を挙げると彼らネイティブアメリカンの子供(保護区で生活する100%ネイティブアメリカンの血を受け継いでいる)は18歳になるとアメリカ政府からお祝い金が支給されます。部族によって金額は違いますが、多い部族では一人、日本円で800万円もの大金が支給されているのです。また、彼らは医療保険も一生無料、毎月一定の生活保護費も保証されています。

しかし、この特権が、特別居留地におけるアルコール依存症やドラッグ中毒者が多い由来でもあるとされています。

自由の国アメリカで、伝統を守るという生き方はとても難しく、実は多くの課題を抱えて彼らは生きているのです。
ネイティブアメリカン特別居留地での暮らし

この記事を書いた人

ホップキンズ江美

ホップキンズ江美アメリカ・アウトロー史研究家、ライター

アメリカ開拓時代のアウトロー、マット・ワーナーがサインした壁画を偶然発見した事から、西部アウトロー史に興味を持ち調査をしています。日焼けイヤ!虫嫌いなのに…荒野の中を元気に探検!!
自分の目で見た事、経験した事のみが真実だ!!との信条から、気になる事は自分自身で確かめるを実践。好奇心旺盛でワクワクする事が大好きです。

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