日本三大中華街のひとつ、長崎の長崎新地中華街で毎年行われている「長崎ランタンフェスティバル」。とても鮮やかで華やかなこのお祭りとして、今では盛大なイベントとなっています。2017年は1月28日から15日間、2月11日まで開催。
今回はそんな「長崎ランタンフェスティバル」の魅力をひと足早くお伝えします。
何を祝うお祭りなの?
長崎の出島は、江戸時代の鎖国中に唯一許された貿易港で、貿易窓口となっていました。当時、中国人たちは長崎郊外の唐人屋敷に住んでいました。ここがもともと中華街だったようですが、後に今の長崎新地中華街に移り住んで、新しい中華街が発展しました。
そこに住んでいた人たちが旧正月を「春節祭」として祝っていたのが始まりで、1994年から今のような盛大な地元のイベントになったそうです。
華やかなオブジェ
期間中、街中に色鮮やかなランタンがたくさん飾られます。ランタンの他にオブジェもいろいろあって、華やかで賑やかです。
会場が「新地中華街会場」「中央公園会場」「唐人屋敷会場」「興福寺」「鍛冶市会場」「浜んまち会場」「孔子廟会場」と7つあります。7つの会場を全部周ろうと思うと、わりと距離があり時間もかかりますので、計画的に周ったほうが良いと思います。
が……夕方から夜にかけてのキラキラを楽しむだけで良ければ、無理をして全会場を周らなくても、街中がきれいなので十分楽しめます。
各会場
期間中は毎日ステージイベントが開催される「中央公園会場」のランタン。キンギョがかわいい!
▲まだ点灯前の「孔子廟」
「唐人屋敷会場」では4つのお堂にろろうそくを灯すと願い事が叶うといわれている「ろうそく祈願四堂めぐり」ができます。
「唐人屋敷会場」路地に灯るランタンもノスタルジックな雰囲気を醸し出していて素敵でした。台湾の九份のような雰囲気です。
▲点灯前と点灯後
アーケードはたくさんのランタンで光のトンネルになっていました。夜は人出も多くなり大賑わいです。
ピンクのランタンもかわいい!
眼鏡橋とランタン。水面に反射して幻想的な世界が広がります。
眼鏡橋は石造りの2連アーチ橋で、天気の良い昼間は橋自体が水面に写り眼鏡のように見えるその姿もとても面白いです。
1日たっぷり楽しめます!
私は夕方以降のキラキラのみ堪能したのですが、昼間も各会場で「龍踊り」「中国獅子舞」「中国雑技」「胡弓の夕べ」など様々なイベントが行われていますので、1日たっぷり楽しめます。「皇帝パレード」「媽祖(まそ)行列」という異国情緒たっぷりな珍しいパレードもメインイベントのひとつです。
ちなみに、2017年2月4日の「皇帝パレード」の皇帝役は武田鉄矢さんに決まったそうです!
おまけに「長崎ちゃんぽん」もぜひ!
お祭りの出店のような感じで、長崎の美味しいものがたくさん売られていますのでちょこちょこと食べ歩くのがオススメです。もちろん、チャンスがあればぜひ「長崎ちゃんぽん」も食べてください!