ムーミンの作家トーべ・ヤンソンが生まれたのはフィンランド。世界にひとつだけのムーミン美術館は、フィンランド第2の都市、タンペレにあります。
2017年6月17日に移転オープンしたばかりの、新しいムーミンの世界へさっそく行って来ました。
タンペレホールを目指そう!
私も行く前に知ったのですが、美術館はムーミン美術館として単体で建っているのではなく、タンペレホールという建物の中に移転したそうです。なので、目的地としてはこのタンペレホールを目指すことになります。
タンペレ駅から徒歩5分ほど、緑が広がる静かな公園の横に、タンペレホールはあります。建物の外観としては、ムーミン感は少し抑え目かな?という印象でした。
でも外にはさっそくムーミンの小さな像があったので、うれしくなって写真をパシャリ。
そして建物の中に入るとすぐに、グッズ売り場があります。後で寄ろうと決めていても、不思議と足が勝手にそちらへ向かっちゃいました……。それぐらいかわいいです!
絵本やマグカップやエコバック、ポストカード、お菓子、見ていて楽しくなるものばかり! 美術館に入る前に、ここでムーミンについて予習(?)して行くのもいいかもしれませんね。
レジ横のショーケースには、ムーミンパッケージのデザートも。このショップは美術館の中ではないので、チケットがなくても誰でも無料で利用できます。
美術館外の見どころ
タンペレホールには、無料で見られるムーミンスポットが、このショップ以外に2カ所あります。
ひとつめは、ライブラリー。世界中から集められたムーミン関係の本が並んでいます。
日本語の本もありました! そして日本語の案内もありました~! 借りることはできませんが、オシャレな空間でゆっくり本を読むことができます。
日本語以外の本を手に取ってみるのも楽しいかもしれませんね。
ふたつめは、写真スポット。写真スポットと勝手に命名しましたが……、でもまぁたぶんそうですよね。
美術館入り口を通り過ぎて奥へと進むからか、意外と人がいませんでした。ゆっくり写真が撮れて、穴場スポットかもしれません。
館内は、仕掛けがいっぱい!
ムーミン美術館のチケットは、ショップ横のカウンターで買います。大人2名と小人2~4名が入れるお得なファミリーチケットもありましたよ。
そしてさて、いざ入館!
入り口にあるバーコードリーダーにもムーミンが! 館内にはスナフキンやミーやニョロニョロも! 勢ぞろいでした!
館内専用の持ち運べる案内本がありましたが、これも日本語版があり、そして各展示のタッチパネルの言語切り替えには、日本語があります!
日本語で説明や案内が読めると、ちゃんと深く知ることができてうれしいですよね。美術館のホームページも、日本語で見ることができますよ。
原画の展示があったり、絵本の中を再現したコーナーが随所にあったり、デジタルを使ったブースがあったりと、見て触って、大人も子どもも楽しめる体験型の美術館でした。
近づくと作動する仕掛けもあったので、館内をくまなく散策するのもおもしろいかもしれないです。
館内はとてもとてもかわいかったのですが、特定の記念撮影場所を除いて写真撮影禁止だそうです。残念~。でも写真として残せない分、美術館として思いっきり楽しんで、しっかりと記憶に残しちゃいましょう!
美術館横の公園には池があり、筆者が行った6月は、地元の人がストレッチをしたりひなたぼっこをしたりしていました。天気がよければ、ムーミン谷の余韻を感じつつ、ここでひなたぼっこをするのも気持ちよさそうです。
町中でもムーミン
ムーミン美術館とは線路を挟んで反対側の目抜き通りには、マリメッコやデパート、チョコレートメーカーファッツェルのカフェがあったりと、タンペレは散策も買い物も楽しめる街です。
スーパーでも当たり前のようにムーミンパッケージのものが売られていて、お菓子はもちろん、歯磨き粉やおむつのパッケージにもムーミンを発見しました。
ヘルシンキ空港にはムーミンショップもありますし、フィンランドに来てムーミンを見ないで過ごすのは難しい!?と思いました。
この写真の緑色のパッケージのもの、おそらくマシュマロなんですが、食感がおもしろく初めて経験する食感でした。
それとその下の棒状のものは、パッケージがかわいくお手頃価格なので買いやすいですが、味は……ぜひ食べてみてください。