日本人のお米離れが進んでいるというニュースを聞いたことがありますが、日本人とお米はきっても切れない関係ではないでしょうか。私はご飯が大好きで、海外から帰国してまず最初に食べたくなるのは、炊き立てのご飯です。田舎にいくと、夏の時期は田植えが終わり、米どころの地域ではスクスクと育つ緑の稲が田んぼ一面広がり、収穫の時期が待ち遠しくなります。当り前のように食べている白米はいつも脇役ですが、お米にこだわり白米が主役になるちょっと変わったレストランを群馬県高崎市で見つけたのでご紹介いたします。
一人一合の土鍋で炊き立てを提供!
美味しいお米を食べてもらいたいということで注文を受けてから火入れをします。炊き立ての一番おいしい状態で提供されます。提供に30分はかかるので時間に余裕をもって訪れましょう。
1合の土鍋で提供されるので、食べきれない時はおにぎりにして持ち帰ることが可能です。(サランラップをくれます)また有料ですが、0.5合づつ追加することもできます。
提供された土鍋は自分専用。蓋を開けるとお米のほんのり甘い香りがします。炊き立てはやはり粒がとてもきれい!まずまんべんなく混ぜて余分な水分を逃がしおいしさをアップ。その後は温かく柔らかいままの白米を楽しみたい場合は蓋をし、味の変化や硬さの変化を楽しみたい場合は蓋を開けたままにします。
お米は群馬県産 川場村こしひかり「雪ほたか」使用
こちらで提供されるお米は、「幻のおいしさ」といわれる「雪ほたか」です。日本百名山の武尊山から湧き出るミネラルたっぷりの天然水で作られ、一般にあまり流通していないお米。咀嚼するうちに甘味が増すので、あえて硬めに炊き上げています。
おかずは脇役 でも美味しい!
あくまでも主役は「白米」。「白米に勝たない」「白米に合う」「白米を際立たせる」おかずを選びます。おかずのメインは大きく分けて、お魚とお肉。お肉は豚の生姜焼き、鶏の照り焼きなど。今回は揚げ鶏のおろしポン酢を選びました。お魚は銀鱈や銀鮭の西京焼きや照り焼きがあります。
↓こちらが銀鱈の西京焼き
↓そしてご飯のお供を3品選びます。
牛のしぐれ煮や梅干し、あさりの佃煮、群馬県産の卵、昆布の佃煮、和風ツナマヨ、ふくやの明太子、下仁田納豆といったおにぎりの具材に最適なレパートリーです。
女性の方はなかなか1合食べきることができません。
最後、残った白米は持ち帰ることができるので、おにぎりにできる具材を選んでおくといいですね。
訪れたのは平日ですが、地元の方が多く来ていました。予約は11時の開店時のみ受け付けているそうです。時間に余裕をもって訪れ、白米のおいしさを実感してみてください。
■魅惑の白米
群馬県高崎市吉井町吉井547-3