年始に干支に会いに行く!円山動物園の「干支展」で限定絵馬もゲットしました!
日本

円山動物園三が日

2017年の元日はどのようにお過ごしでしたか。
元日は毎年、同じことをして過ごすという人は少なくないはず。のんびりと家で寝正月を楽しんだり、神社に初詣に行って、おみくじを引いたり……お正月の過ごし方(型?)は人それぞれが持っているということは承知しつつ、いつもと少し違った三が日のお出かけ先を提案してみたい。
干支の動物に会いに、年始の動物園へ足を運んでみよう。

「円山動物園」は毎年1日から開園している動物園

札幌市の動物園・円山動物園は毎年元日から開園している(同じく「山」がついている旭山動物園は旭川市に存在する)。
年末から年始にかけては干支の動物にちなんだイベントが開催されており、さらに三が日には縁起物の配布などが行われている。
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2017年は酉年ということで、「干支展」という園内の鳥の写真のパネル展示と、オオワシの絵馬が配布されていた。いずれも会場は正門から入ってすぐの「動物園センター」。
絵馬は元日から3日間限定で、先着500名の配布。
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ダイナミックなオオワシの絵馬。縁起のいい気持ちになる。

酉年の鳥たち

「干支展」から、円山動物園内にはフンボルトペンギン、モモイロペリカンなど動物園でしか会えない鳥をはじめとして、タンチョウ、オオワシ、トビなど北海道内で見ることのできる大型の鳥も飼育されていることを知る。さっそく実際に会いに行った。
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正門からすぐ。絵馬にあったオオワシ。翼を広げると2m以上にもなるという。寒さのなかでもりりしい表情。
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タンチョウ。道東の方では野生の姿を見ることもできる。雪景色に溶け込んでしまいそうな純白が美しい。
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冬景色の外と打って変わってこちらは「熱帯鳥類館」のオニオオハシ。館内が嘘のようにあたたかいので、南国の鳥を目の前にすると先ほどまでとのギャップにクラクラするのもおもしろい。
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「キリン館」のダチョウ。間近で見るとその大きさにぎょっとする。得意げな顔をしているような気がする。

三が日の動物たち

記事内ですべてを紹介しきれないほど園内には鳥たちがいる。が、もちろん、鳥類以外の動物もいる。
気になったのは、その動物たちの様子だ。やはり三が日だからだろう、すっかりくつろいでいる(?)様子が伝わってきた。
ほほえましいので、併せてご紹介したい。
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ホッキョクグマ。ボールのようなものを抱きしめたまま、雪にうずもれてぐっすり眠っている。
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こちらはユキヒョウ。眠っている姿だけならぬいぐるみのようだ。
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大きな猫のように丸まってうとうとするトラ。
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カンガルー。一頭たりとも立っても飛び跳ねてもいない、あまりのくつろぎよう。

雪景色の動物園も快適!

写真からもおわかりいただけるだろうか。円山動物園では冬季、主な動物たちは屋内で生活している。訪園すると、獣舎から獣舎を移動することになるので、外が寒くてもさほど気にならない。
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獣舎には、小動物の視点からライオンを観察することができるなど工夫が多く施されている。下から見ると迫力がちがう。

また、正門から入ってすぐに「次世代エネルギーパーク動物科学館」という科学館もあり、円山動物園が積極的に採用している自然を活用したエネルギーについて、地球上の動物が直面している環境問題に触れながら学ぶこともできる。
「ZOO CAFÉ」というカフェも併設されており、動物園での散策の休憩に、なんとスイーツに舌鼓を打つ楽しみもあるのだ。
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ズーパンケーキ。ホッキョクグマの顔の焼き印がかわいい。動物園でカフェメニューも楽しめるとは思わなかった。

お節もいいけどお出かけもね

お節とお正月番組に飽食したら、「動物園初め」に出かけてみよう。
動物たちの姿になごやかな気持ちで新年を迎えられることまちがいなし。円山動物園は、地下鉄東西線「円山公園」駅から約徒歩15分。
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下車したら動物のタイルを目印に進もう。
北海道神宮に初詣に出かけた帰路に寄るのもおすすめ。歩き疲れたらバスを利用するという手もあるので安心だ。鬼に笑われるかもしれないが、来年のお正月にぜひ。

円山動物園
入園料:大人(高校生以上600円)、小人(中学生以下)無料
公式HP

この記事を書いた人

元尾光

元尾光

北海道函館市出身。大学入学とともに上京し、文化系大学生生活を謳歌してきました。特技は文章を読むことと書くことです。旅行中に使える特技は晴れ女であることです。ベトナムの雨季にも打ち勝った実績があります。乗ると決めた飛行機は大抵飛びます。

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