季節のお菓子を求めて秋の京都へ。今年も素敵なお菓子に出会えましたのでご紹介します。
実りの秋は栗や芋などの茶色系のお菓子も多いですが、真っ赤な紅葉や黄色いイチョウをモチーフにしたものも多く揃い、春とはまた違った色彩が楽しめるのも特徴です。
秋限定のお菓子は販売期間が限られていたり、数量限定だったりしますので、お早めにお求めください。
俵屋吉富「京つれづれ」
俵屋吉富の「京つれづれ」。外はパリッとしていますが、中に糖蜜が入っていますので一口でどうぞ。こちらのデザインは秋限定で紅葉の京都がテーマ。
11月末頃までの販売です。王道の和菓子からは少し外れますが、かわいらいしのでお土産としてもおすすめです。
鍵善良房「菊寿糖」
鍵善良房のお店の奥にあるカフェ利用者に出される「菊寿糖」。菊の花をかたどった阿波和三盆のお干菓子はお口のなかで溶けてなくなる優しいお味。
鍵善良房を代表する銘菓です。カフェ利用のあと買って帰られる人が後を絶たない、筆者も太鼓判のお干菓子です。こちらも期間限定(9月末~12月上旬)で秋色に彩られています。
こちらは数に限定のある「みのりの秋」。半生菓子と干菓子が入っていますが、お芋の賞味期限が短いので、その点だけご注意を。
末富「京ふうせん」ハロウィンバージョン
平安時代の女官装束のかさね色目をイメージした「京ふうせん」。小さい麩焼きせんべいにお砂糖で色づけしたものなのですが、ハロウィンの時期には写真のような遊び心のある商品も登場します。
色もいつもの“はんなり”したかさね色目とは違うのがおもしろいですよ。
亀屋良長「京半月」
こし餡と、宇治抹茶餡を種煎餅で挟んだ、軽い口当たりのお菓子。季節の焼印入りで、写真はお月見ですが、これから紅葉へと変わります。5枚入りと10枚入りがあり、箱の中にひとつひとつ個別包装で詰められています。
こちらは「暦」シリーズ。季節ごとに違ったデザインの和三盆が楽しめます。秋は紅葉や菊づくし等。SOU・SOUのメッセージカード付きです。
亀屋清永「翔(SHOU)」
八坂神社近くに店を構える亀屋清永は1617年に前身となる「亀屋冶兵衛」の名で創業し、今年(2017年)で400年を迎えました。その記念となるお菓子が写真の羊羹。
あんずといちじくのドライフルーツが使われた羊羹は見た目にも美しく、「洋」のテイストも取り入れられた新しい味わい。1つからでも買えるのが嬉しいですね。
二条若狭屋「京の色」
秋の京都らしいお干菓子です。「京の色」というお菓子ですが、季節によって中身が異なります。紅葉やイチョウ、稲穂、福良雀に鳴子が秋らしさを感じさせます。
一番小さい箱でもこれだけ詰まっています。自分用に買い求めても、箱からそのまま口に入れるのではなく、漆器の器などに並べると雰囲気も楽しめますよ。