古い町並みが残る、東京都内屈指のレトロスポットが集まる台東区の谷中エリア。築100年~数十年クラスの古民家が数多く残る同エリアには、そのレトロナ佇まいを活用した雰囲気の良いカフェがたくさんあります。
今回、筆者が足を運んだのは、この谷中エリアで人気店のひとつとして知られている「喫茶ニカイ」さん。さわやかなラムネ味のクリームソーダをアイコンとしたこのカフェは、器や雑貨が好きな方にはたまらないギャラリー&ショップを併設した魅力あふれるお店でした。
「喫茶ニカイ」ってどんなお店なの?
「喫茶ニカイ」さんがお店を構えているのは陶器用と台東区の谷中エリア。日暮里駅から谷中霊園を抜けた住宅地の中にお店はあり、東京メトロ千駄木駅からも徒歩でクセスできます。
青い三角形を包むように白い階段状に店名を並べたユニークなロゴが特徴的な同店は、器ショップ「kokonn」に併設したカフェ。“ニカイ”という店名は、同ショップの2階にあることが由来となっています。
レトロな雰囲気が魅力的な店内で楽しむクリームソーダ
下足して2階のカフェへ足を進めると、そこにはレトロな雑貨がたくさん配置された小ぢんまりとしたカフェスペースがありました。
特にランチタイムは混雑していることが多く、カフェフロアが混み合っているときは1階もしくは屋外で待たされることもしばしば。訪問したこの日も満席だったのですが、1名での訪問だったため融通を利かせていただき、普段は空席となっているカウンター席の一部で飲食させていただけることになりました。
カウンター席にはちょっぴりレトロな雑貨がたくさん並んでいました。その中で筆者が特に注目したのは、同店の名物クリームソーダがデザインされたステンドグラス。さわやかな水色のソーダと果肉感の残るブルーベリーソースの雰囲気がよく再現されており、これから登場するクリームソーダにさらなる期待が高まりました。
コースターには同店のロゴが描かれており、シンプルながらも目を惹くデザインは思わずじっくりと眺めてみたくなります。
ランチタイムのため混雑する店内で待つこと10分ほど。ようやく手元にクリームソーダがやってきました。
淡いブルーのソーダはラムネ味。あえていびつにスクープしたアイスクリームに色あざやかなブルーベリーソースを乗せたフロートのビジュアルは写真映え抜群! クリームソーダは季節によって限定商品が登場しますが、通年で販売している定番商品はこちらとなります。
甘酸っぱいブルーベリーソースは果実をそのままソースにしているため、特有のつぶつぶ感を楽しむことができます。
ソーダのさわやかさも相まって、最後まですっきりとした味わいを楽しむことができました♪
1階のショップも要チェック
1階にある器ショップ「kokonn」には、さまざまな作家が手掛ける木や陶器、ガラスで作られた個性豊かな器やインテリア雑貨、アクセサリーなどが並んでいます。
つや感のある木のフラワーベースにはドライフラワーの紫陽花が。商品ひとつにとつに作家の愛情を感じる丁寧なディスプレイに注目してみてください。
一部の商品は地方発送も可能となっている同店。ガラスや陶器など繊細なものは発送することに躊躇してしまいそうですが、それでも一定数、発送の依頼はあるようです。
筆者も例に漏れず、商品の破損が気がかりで購入を躊躇したひとり。今回は破損の心配が少ない木製の箸を購入し、この日、家に宿泊させてくれた幼馴染へのプレゼントとしました。
谷中の人気古民家カフェでクリームソーダを楽しもう
お店の雰囲気も相まってノスタルジックなカフェタイムを過ごすことができる「喫茶ニカイ」さん。個性際立つ名物クリームソーダを提供している素敵なお店に、みなさんもぜひ注目してみてくださいね!
〒110-0001 東京都台東区谷中6丁目3-8