山形県内唯一の水族館「鶴岡市立加茂水族館」。「クラゲドリーム館」の愛称で親しまれている水族館です。クラゲドリーム館と言われているのは、クラゲの展示種類が世界一だからなんです。クラゲの展示方法にも、こだわりがあるとのことで気になる……!ということで、「クラゲドリーム館」こと「鶴岡市立加茂水族館」に行ってみました。
冬の日本海
山形県の日本海側、素朴な温泉街に美味しい海の幸を食べに行きました。どんより曇り空に時折ちらつく雪。そして暴風が吹き荒れ、激しく波しぶきを飛ばしながら岩に打ちつける白波の日本海。穏やかな太平洋とは大違いでした。
鶴岡市立加茂水族館
そんな海岸沿いを車で走っていたら突然、不思議な形のモダンで大きな白い建物が現れました。素朴な温泉街には不釣り合いな気もします。気になって立ち寄ってみました。本当に風が強く寒い日で、立っているのもやっと……というくらいの暴風の中、係員さんが完全防備で駐車場整備をしていて頭が下がる思いでした。
「クラゲドリーム館」の愛称で親しまれている「加茂水族館」です。山形県内唯一の水族館だそうです。決して大きな水族館ではなく、アシカショーなども行われてはいますが、魚の展示はどちらかと言うと少なく規模としては小さいと感じました。
入館後、最初はお魚コーナーです。川魚から始まり海の魚へと順番に鑑賞できます。川魚の水槽の作り方が自然の姿のようで楽しかったです。海の魚の水槽は生簀みたい……と思ってしまいました。とても大きなミズダコがたっくさんの卵を抱えていて、卵の中にうっすらと目が見え始めていたのが驚きでした。
クラネタリウム
いよいよクラゲコーナーのクラネタリウムへ突入です。クラゲの展示は圧巻でした。展示種類が世界一で、常時50種類以上のクラゲが展示されています。
暗いトンネル内に小窓があるような感じで水槽が配置され、その中でクラゲがフワフワしていました。後半は大きめの円窓のような水槽になります。いろいろな種類がいて見ていて飽きません。珍しいクラゲもたくさんいました。フワフワユラユラに癒やされますし、とても幻想的な雰囲気でした。
青や茶色に色づいているクラゲが珍しいと思いました。小さなものから大きなもの、触手がやたらと長いもの様々でした。クラゲ同士、触手が絡まらないのかと心配になりました。
写真がうまくないので伝わりづらいかもしれませんが、このクラゲは傘の部分がドット模様になっていて、その下にフワフワレース、そしてフリンジのような触手でとってもエレガントな雰囲気を醸し出していました。
発光しながらフワフワしているクラゲもいます。本当に不思議な世界でした。クラゲの体の周りに電飾がついているかのようにチカチカと光っていました。
大迫力のクラゲドリームシアター
最後に直径5メートルのとても大きな水槽「クラゲドリームシアター」が現れます。ライトアップされた水槽に2千匹のミズクラゲ!! 大迫力でとてもきれいでした。
写真では伝えることができないほど、魅力的でファンタジーな世界でした。機会があればぜひ自身で体験して欲しいです!