島人と友達になる方法を、島旅ライターが伝授します
日本

島への旅行に期待することは人それぞれ。美しい海、美味しいお魚、大自然にリラックスムード……そして「島人と友達になる」のを目標にしている人もいるだろう。

しかし、地元の人に出逢うのは、なかなかハードルが高いのもまた事実。どうやって出逢うのか? どうやって友達になるのか?という疑問に応えるべく、筆者が実践してきた「島人と仲良くなる方法」を伝授しようと思う。

島人と仲良くなってよかったこと

まず、島人と仲良くなると、島の旅行がどう楽しくなるのかお伝えしよう。

インターネットやガイドブックに乗っていないスポットを教えてもらえた


あなたは、インターネットやガイドブックで調べたところだけがすべてと満足していないだろうか。島には、その情報以外にも多くの素晴らしい場所がある。

足を運んだ者だけが知る素敵な場所。そこがインターネットなどにフィーチャーされていなくても、想像を超えて素晴らしいという場合が多々あるのだ。

例えば伊豆大島では、地元の人に波知加麻神社という場所に連れて行ってもらった。ここはインターネットにも、ましてやガイドブックなどにもさほど出ていないが、背高く伸びる杉の木が印象的な、とても素晴らしいパワースポット。初めて伊豆大島に来た人を連れて行くと、必ず感動してもらえる場所だ。

だが、普通はなかなかここに足を伸ばす人はいない。島にいる人だからこそ知る場所だ。

おすすめのレストランや居酒屋を教えてもらえた


旅行がよかったかどうかを大きく左右するもの、それは食事。旅行中に食事できる回数は限られているので、失敗したくないと考える人も多いだろう。

インターネットなどで見ると、「○○島で食べるべきグルメランキング!」などの記事が多く転がっているが、そのほとんどは観光客向けの食事処。本当に美味しい場所、おすすめの場所は、島人で埋め尽くされているのだ。

そんなスポットを、島人と仲良くなったことで知ったことはかなり大きい。

島の家庭料理を披露してくれた

島 料理 べっこう 伊豆大島
どの島でも、お店ではあまり出されないが家庭では一般的に食べられている美味しいものが1つや2つはある。島の人と友達になって家に上がらせてもらえたら、そんな料理を頂く機会に恵まれるかも知れない。

また、自分たちとは違う食文化を垣間見ることができるのも楽しい。例えば、バーベキューというと普通は肉を想像するが、島の人は海鮮や貝類を多く使用した豪華なバーベキューをやっていたりする。そんなカルチャーの違いを知ることができたのも、島人と仲良くなったからこそである。

とはいえ、ごちそうを期待して仲良くなろうとするのは本末転倒。仲良くなると、このようなおもてなしを受けることもある、という話である。

見送りに来てくれた


これも上記と一緒で場合によるが、筆者が島を離れる際に見送りに来てもらえたことがあり、かなり感動的だった。船が見えなくなるまで手を降ってくれる、島人の優しさが心にとても染みた。

東京で言えば、新幹線のホームや空港まで見送りに来てくれるのと同じ感覚。筆者自身、来た人の見送りにまではなかなか行けないからこそ、それをしてくれる島人の優しさに触れると、何か恩返ししたくなる気持ちでいつも一杯になる。

以上はあくまで個人の体験談ではあるが、地元の人だからこそ知っている情報というのは多くある一方で、なかなか観光客には届かない。島人だからこそ知る、その島の良さはたくさんあるのだ。

なぜ島人と仲良くなるのはハードルが高いのか

島に限らず、旅行に行った時あなたは何人の地元の人と話す機会が得られるだろうか。旅行だけではなく留学などのケースでも、なかなか地元の人と話す機会に恵まれない……などという悩みをよく耳にする。

なぜ、地元の人と仲良くなるということがハードルが高くなってしまうのか。それは以下のケースが考えられる。

①自分の行く場所が、地元の人が行かない場所であるケース
②なかなか話しかける勇気がないケース

多く見られるのが①のケース。しかし、地元の人がいる場所がどこかもわからない、ということもある。そこで、島人と仲良くなる秘策をお伝えしよう。

島人と仲良くなる方法

①居酒屋のカウンターに座る

mashio 伊豆大島
人と出逢うのはやはり食事処が一番。できればカウンターがあるお店が好ましい。カウンターであれば、隣に座った人に話しかけるのは割とハードルが低い。

または、カウンターでお店の店員さんと話し、その流れで隣の人と話す……というのもよくあるパターン。居酒屋などのカウンターに座るのは、友達を作る第一歩だ。

②宿の人と仲良くなる

BBQ 島 伊豆大島
宿で働いている人の多くは、その島に住んでいる人。宿の人と仲良くなったおかげで、筆者は友達の輪が広がった。

宿に遊びにくる島人もいれば、宿の人が紹介してくれる、なんてこともあったりする。気さくな人が多い宿の人と仲良くなれば、人やオススメの場所なども教えてくれるはず。

③ナンパする


ナンパ?!と思われるかもしれない。しかし“声をかける”ことが、すべての始まりである。そう、ここでいうナンパとは下心があるものではなく、単純に見ず知らずの人に話しかけることを指す。

島では車で移動する機会が多いが、あえて降りて歩いてみよう。浜辺やお散歩コース、山などには歩いている地元の人がちらほら見受けられる。

「海が綺麗ですね」「何してるんですか?」など、ちょっとしたことで話しかければ、どこからきたの?と意外と話は盛り上がったりする。それをきっかけに、夜飲みに行くことになったりもする。

ちょっとした一声で仲良くしてくれる、島人の心の温かさが感じられるであろう。

島を愛する者はみんな友達!

神津島
島には、それぞれその土地の良さがある。それに気付き、まずはその島を好きになること。

そしてそれを共有したいと思えば、自ずと島人との繋がりは増えてくる。島人と仲良くなり、より楽しい島旅をぜひしていただきたい。

観光だけでは感じられない喜びや、楽しみが、感じられるはずだ。

島を好きになった理由は人でもある

こんなに島々、島々言っている筆者だが、初めから島が好きだったわけではない。元々沖縄やハワイ、バリなどは好きだったが、特別島好きという認識もなかった。

島と深く付き合うようになったきっかけは、人である。そこに仲良くしてくれる人がいるから、もう一度いこう。また会いたいと思えるようになった。

きっとこれは、島だけでなく、どの土地もそうなのであろう。人を知ることで土地を知る。島人の温かさや優しさに触れることが、より楽しい島旅にする一歩である。
島を好きになった理由は人でもある

この記事を書いた人

Fujico

Fujicoフリーライター/地域観光プロモーター

2015年に独立。主にフリーライターとして活動している。専門としては、トラベルや観光地域プロモーション。そして英日の翻訳・通訳も行っている。独立前は畑違いの販売業で、店舗マネージャーを務め、大阪で日々汗を流していた。 広く色々な場所にいくよりも、一つの場所を開拓するのが好きな性分で、今は月1以上のペースで東京の離島・伊豆諸島に通っている。趣味は「観光客がいない素晴らしい場所を見つけ出し、それを紹介して喜んでもらうこと。そしてその後どや顔する」ことである。音楽と英語をこよなく愛す、目指せボーダーレス女子。

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