3年前に氷見の魚市場食堂で食べた寒ブリの味が忘れられず、今年の冬も氷見へ。もちろん魚市場食堂で寒ブリを食べるつもりでしたが、どうやらコロナ禍が明けてからとんでもない人気で、週末には2~3時間の待ち時間が発生するとの情報。そこで行きついたのが、姉妹店の「ひみ岸壁市場・食堂」。漁港から水揚げ・競りが終わったばかりの寒ブリが届き、ブリを捌く様子も見られますよ!
氷見の寒ブリ
氷見で揚がる寒ブリは、7kg以上で形・質が良好なものが「ひみ寒ぶり」としてブランド化され、市場に出まわります。11月から2月頃にかけてが旬で、冷たい海を泳ぎ脂がのっていて、最高の味!
氷見では「ひみ寒ぶり宣言」を行い、寒ブリの季節が到来したことを告げ、私のような寒ブリホイホイにかかる旅行者が氷見を目指して押し寄せるというわけです。
漁港の魚市場食堂
「寒ブリを目指して氷見に押し寄せる」というのはちょっとオーバーでは? と思われるかもしれませんが、この2年、漁港にある魚市場食堂がとんでもない混雑ぶりを見せています。
私が3年前に訪れた時にはお店は混雑とは無縁な感じだったので、にわかには信じられなかったのですが、SNSで調べる限り、週末2時間待ちは当たり前で、着席までに3時間かかった…なんて情報も。
確かにここの寒ブリのクオリティーは一度口にしたら病みつきになるレベルで、これ以来、毎年寒ブリ宣言を耳にすると、ソワソワするようになってしまいました(笑)
ひみ岸壁市場・食堂
今回はそんな事前情報もあり、すぐ近くにある系列店の「ひみ岸壁市場・食堂」へ。
ここの良い点は、アクセスしやすいということ。「魚市場食堂」は競りが行われる漁港内にあるので、ぐるっと港を回らないといけないのですが、ここは漁業文化交流センター(ひみの海探検館)の中に入っていて、道路からすぐの場所にあります。
魚市場食堂と異なる点は、こちらの岸壁食堂は先に注文口でオーダー&お支払いをして、手渡されたブザーがなったらカウンターに取りに行くという点。人手不足をカバーできるのでいいですね。シンプルなスタイルなので外国人スタッフが仕事を担えるのも良い点ですよね。
ブザーで呼ばれるまでは、漁港から台車で寒ブリが運ばれてくる様子や、その寒ブリが捌かれる様子などを見学。
運ばれてきた寒ブリは9Kgあって、まさにブランド「ひみ寒ブリ」。さっき揚がったばかりとのこと!
今回オーダーしたのは「天然ぶりチラシ定食」。実は写真の上下が逆です、ごめんなさい。外国人スタッフに渡された向きのまま撮っちゃいました。彼らはお膳の向きがわからなくて当然。全くの許容範囲。
つみれ汁も付いています。
漁港の魚市場食堂は6:30からですが、こちらの岸壁食堂は9:00から。少し遅めの朝ごはんや、並ぶのが苦手な人には超おすすめです!
富山県氷見市中央町7-1 漁業文化交流センター内