濃淡ある緑に覆われた山々が見渡す限り遠くまで連なり「山深い」という言葉がぴったりあてはまる群馬県上野村。山林地帯が総面積の90%を占め、人口が一番少ない村です。そんな上野村には太古の面影を残す自然があります。それが今回ご紹介する関東一大きい鍾乳洞と言われる「不仁洞」。自然が作り出した幻想的な世界で探検気分を味わってみましょう!
健脚者向きです! 準備はしっかりして行きましょう!
山奥にある受付でまず入場券を購入します。(自販機購入で現金のみ 新紙幣は使えませんがお店の方が両替をしてくれます)
鍾乳洞内は地面が濡れていて滑りやすいのでしっかりとした靴をおすすめします。また飲み物、チョコや飴、タオルは持参したほうがいいです。通路が狭い場所もあるので荷物はなるべくコンパクトにしましょう。
受付を済ませたらまず鍾乳洞の入り口まで坂道を上っていきます。訪れたのは平日の午後。人影がなくドキドキします。
左奥に見えているのが鍾乳洞の入り口。自動アナウンスの声が聞こえ少し安心します。
不二洞は関東最大級の鍾乳洞で総延長はなんと2.2km。約400年前に地元の僧侶が探検したということで鍾乳石には仏の名前がつけられています。所要時間は約40分。入口と出口は違います。鍾乳洞入口につくまでにも体力を消耗し、鍾乳洞内も階段があるので健脚者向きのコースです。
さぁ扉をあけて中に入ります! 第一声は「涼しい!」冷たい風が吹き付けLED照明で映し出される通路が幻想的。ゆるやかな坂を上っていきます。
通路の突き当りの扉を開けるとなんと螺旋階段! 心が折れてしまいそうですが頑張って148段上りましょう!
階段を上るとLED照明で鍾乳洞が照らされとても幻想的です。
自然が作り出す神秘がまさにここにあります。所々自動アナウンスがあります。
何千年、何億年という気が遠くなるような年月をかけて作り出される圧倒的な自然の神秘を感じるとともに暗闇の奥にちょっとした怖さを感じながら進んでいきます。
時々黒い物体が飛んでいると思ったらなんとコウモリでした。階段を上ったり洞窟のようなトンネルをくぐったりまさに探検です。
大きな鍾乳洞には仏にちなんだ名前がつけられています。
触るとご利益がある鍾乳石もあります。
外に出てきました! 青空を見るとほっとします。でもここ終わりではありません! ここから下り受付の建物まで戻ります。
ちょっとした森林浴ハイキング。
山深い景色。実は携帯の電波は届きません・・・万が一のこともあるのでお1人ではなくお連れ様がいると安心ですね。
お疲れ様でした。最後に空中散歩が楽しめる「スカイブリッジ」へ。全長225m、高さ90mの橋からはまるで森の中を歩いているかのような浮遊感を味わえます。
右の小箱に100円入れてぜひ渡ってみましょう。
吊り橋の先はコテージやレストランのある「まほーばの森」に繋がっています。
いかがでしたでしょうか。鍾乳洞内は夏、冬を通じて約10℃。夏は涼しく、冬は暖かく1年中楽しめます。ぜひ訪れてみて下さい。