フランスで「サファリツアー」ができる!最近注目の四駆ツアーに行ってみた
フランス

今日は、同じ南仏地中海沿岸でも、Marseille(マルセイユ)からは西に約100km(車なら1~1.5時間ほど)のCamargue(カマルグ)の話題をお届けしますね。

南仏モンペリエとマルセイユの間にあるカマルグ

日本でもすっかり人気のFleur de Sel(希少な塩)で知られるCamargueカマルグは、モンペリエとマルセイユの間ぐらい。自治体的には、Arlesアルルの管轄になります。

そう、アヴィニョンに滞在しながらアルルやニームに行かれる方もずいぶん増えているようなので、まるきり遠いところの話でもないんです。車で30分ほどの距離ですから。

湿地帯で知られる独特の地域は国立公園内にあり、放牧されている馬(特徴的なのが白馬たち)や飛来しているフラミンゴなどの群生地としても、よく知られています。

フランスでもまだあまり知られていない、カマルグの四駆サファリ・ツアー


よく知られているのは、Promenade à Cheval(馬に乗っての散策)。雑誌やメディアなどでよく見かけるように、カマルグでは白馬も有名。ガイド付きで、ゆったり見学する他に、ギャロップも愉しませてくれます。

こうした馬での散策はフランスではポピュラーで、ここに限らず様々な各地(たとえば、パリのフォンテーヌブローの森などでも)で親しまれています。

多くが乗馬の経験がなくても受け付けてくれのは、きちんと躾けられているから。とはいえ、全く事故がないわけでもないので、ご留意くださいね。

乗馬に際して、自分の経験をもとにだけ言うなら、主従の関係を最初にきちっと示しておくとスムーズに行きます。馬はとても賢いので、乗る前に躊躇しているところを見せたり、ちょっとでもこちらの不安な気配を感じさせてしまうと、やんちゃな馬は決していうことを聞かなくなります。

スピードの緩急の合図を無視したり、腰を振り上げて来たり……とりたててエラソウにする必要はないけれど、初対面の物腰は柔らかくと教わってきた日本の習慣を忘れた方がいい瞬間です。

さてさて、それとは別に、この頃注目されているのがSafaris en 4×4(四駆車でのサファリ。ガイド付き見学体験)。聞いたことなかったでしょう? ……私も、今年になるまで知りませんでした。

そう、まだまだフランス国内でも、そう知られてはいないサファリツアーの存在。大自然の中で、鳥や動物を近くに感じながら日没を味わうプランもあれば、エステなどの組み合わせも。

格別、準備や体力を要するわけではないものの、遠方からだと日帰りするにはもったいないし、地中海沿いに移動していくにも通り道でいい場所なので、地元Saintes Maries de la mer(サント・マリー・ド・ラ・メール)の町では、いくつものホテルがサファリと組み合わせた様々なBien être(心身リラックス)プランを謳っているし、その周辺も含めて民宿もずいぶんあります。

モチロン、サファリだけ申し込むこともOK。上でリンクを貼った2つの他にも、まだまだいくつもありますし、近郊ならホテルで手配や紹介もしてもらえます。

それでは、出発。まずは、こんな湿原をジープで。



こんな風に、降りて写真を撮ることも出来ます。

同じ風景を見ても、話す言語によって見え方が違うという説を聞いたことがあるんですけど、同じフランス語を話す人たちでも、同じ風景の中に同時に身を置いていても、撮りたいもの、アングルが異なっているのがわかって面白かった1枚。


サファリといっても、ライオンはいませんが、こんな大きな動物達が、どっしりと寝そべっています。何だと思いますか?

そう、taureau(トロー)去勢された牡牛たち。南仏各地、わりと広範囲のビストロメニューで見かけるこちらは、この地方の名物のひとつ。いろんな意味で、機会あれば一度は口にされるのをお薦めします。

そして、知る人ぞ知るフラミンゴたち。


空を見上げて見ると、目に飛び込んでくるのは、(マルセイユなどでは)お馴染みのカモメではなくて、こちら。

水に舞い降りると、こんな感じ……。知る人ぞ知るフラミンゴたち、です。その先の干潟の水際にも……


なんとも、ほーっとさせられませんか?

これを、ぜひ、お届けしたかったんです。画面越しでご一緒に、深呼吸空間をお楽しみいただけたら……

カマルグ自然公園
Mas du pont de Rousty – RD 570, 13200 Arles
公式HPはこちら

【フランス暮らしの雑学】 Midi南仏 と midi正午

南仏……というとニースやサントロペといった地名やプロヴァンスの呼称を連想しますよね。

でも、それはどれも南東の一角で、正確には、リヨン以南の広い範囲が南仏で、フランス語では、Midi(ミディ)という呼称があります。発音的には、midi(ミディ)正午と同じですけど、こちらは単語の最初のMが大文字なのが特長。

そのMidi南仏というくくりの中に、いくつかの地域があって、同じ南仏でも、西と東では、街並みも名物料理も暮らしぶりも全然違ったりします。

それで、私は南仏の後に地名だったり、一般的に日本で使われている表現の(ニース・カンヌで知られる)コートダジュールや、(ピーターメイルの小説や印象派の画家達の作品で知られる)プロヴァンス、そして、南西フランスという表現にして区別しています。

それでも、まだまだもどかしいのは、同じプロヴァンスでも、海沿い、山間部で気候も食事も違うこと。今回お届けした辺りは、プロヴァンスの西の端っこ。ここから続く南西フランス方面も、この頃はどんどん日本で紹介されてきているので、より身近に感じていただけたら。そして、いつか足を運ぶ機会あったら……

この記事を書いた人

ボッティ喜美子

ボッティ喜美子仏日通訳翻訳・ジャーナリスト

フランス在住。東京で長らく広告・PR業に携わり、1998年に渡仏。パリとニースで暮らした後、2000年からパリジャンの夫の転勤で南米ブエノスアイレスへ3年、出産も現地で。パリに戻り、地中海の街マルセイユへ転勤して13年。南仏拠点で時々パリの実家へ、家庭優先で仕事しています。Framatech社主催の仏ビジネスマン対象のセミナー『日本人と仕事をするには?』講師は10年目(年2回)。英語・スペイン語も少々。

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