こんにちは! 小春日和です。今回は「やっぱり自然の力ってすごいなぁ」と感動した、ノルウェーの絶景フィヨルドクルーズをご紹介します。
私が訪れたのは5月の中旬。ちょうどお天気に恵まれて、新緑と雪山の景色が綺麗でした。フィヨルド大国のノルウェーの自然はスケールが違うんです! 本格的なシーズンは6月後半からなので、まさしくこれからが本番ですよ!
そもそもフィヨルドって何??
もし手元に世界地図があればノルウェーの海岸線を見てみてください。そうなんです。ギザギザなんです。
その訳を簡単に説明してみたいと思います。
大昔スカンジナビア半島全体を覆っていた氷河が、何万年もかけて移動する間に地盤を削りました。そして、氷河期が終わって氷河が解け、えぐり取られた大地のみが残ったところへ海水が流れ込み、ギザギザな海岸線、フィヨルドが形成されたのです。つまり、フィヨルドは氷河の産物なんですね!
特徴は、海岸が断崖絶壁になっていることと、外洋からかなり内陸に入り込んでいるために、波がなくとても穏やかなこと。お天気がいいと水面は鏡のようになります!
おすすめは世界遺産ナールオイフィヨルドのクルーズ
ノルウェーにはたくさんのフィヨルドがあるので、どのフィヨルドがいいか迷いますよね。
おすすめは、オスロやベルゲンから比較的交通の便がよく、鉄道や船、バスを使った周遊型の観光ができる、グドヴァンゲン~フロムのクルーズです。
4大フィヨルドのひとつ、ソグネフィヨルドがさらに枝分かれしたナールオイフィヨルドとアウランフィヨルドの絶景を楽しむことができます。
実は、このナールオイフィヨルドは世界遺産です!
出発はグドヴァンゲン。写真のようなカフェテリアとお土産屋さんがあります。そしてその後ろ見てください!
巨大な崖に滝が見えていますね。前日に雨が降ったのでいく筋もの自然の滝がありました。その中には、「ブライダル・ヴェール」と呼ばれる滝があります。
迫りくる自然に、思わず「おーっ」と声が出てしまいました。出発前からテンションが上がります!
さぁ、いよいよフィヨルドクルーズ出発です!
船は乗る人数により変わると思いますが、今回は30人ほどが乗れる船で、船内には椅子、売店、トイレがありました。お天気がいいとデッキがいいですね。
どんどんフィヨルドを進んでいきます。波はなくとっても静か。
世界遺産のナールオイフィヨルドは幅が狭いのが特徴。
先ほども書いたように、このフィヨルドはソグネフィヨルドの枝分かれです。一番狭い所で250mしかありません。250mって結構広いと思うかもしれませんが、ソグネフィヨルドは幅が4kmもあります。それに比べるとかなり幅の狭いフィヨルドです。
ということで、両側に迫りくる断崖絶壁の絶景を楽しむことができます!
なんとなく吸い込まれそうな感じがします。自然は「綺麗だな」と思うと同時に「怖いな」とも思う瞬間でした。
船がこんなに小さく見えます。断崖絶壁の凄さがわかりますよね。圧巻です!
こちらはナールオイフィヨルドで最大の落差を誇る「サーグの滝」。500~600mくらいでしょうか。
ん?? 滝の下に何か見えます。
完全防備で滝にアタック……。チャレンジャーですね! 思わず笑いました!
こちらはカヌーの練習。ヴァイキングの末裔なので、やはり船の操作は上手なんでしょうね。
大自然の中にある小さな村。どこにでも人は住むんですね。かわいらしいお家が多かったです。
あーっという間に2時間のクルーズが終わり、フロムに到着。
この日は大型客船の「Norwegian Star」号が入港していました。デカい! ちなみに私たちの乗ったフィヨルドクルーズの船は手前にチラッと見えています。フロムにはたくさんのお土産屋さんやスーパー、ホテルなどがあります。
フロムの駅からは、フロム鉄道という山岳鉄道が出ています。ほとんどのお客さんがこのフロム鉄道に乗り、1時間かけてミュールダールという場所を目指します。ミュールダールからはベルゲン鉄道に乗り継ぎ、オスロ、もしくはベルゲンに向かうことができます。
いかがでしたか??
世界の自然をいろいろ見てきましたが、さすが、「フィヨルド大国」です。思わず「おーっ」っと声が出るくらい、自然の偉大さを感じました!
ここでしか体験できないこの迫力を体感しに、ぜひ訪れてみてください!
みなさんのフィヨルドクルーズが、お天気に恵まれますように。