万博のギネス世界記録といえば「大屋根リング」を思い浮かべる人が多いと思いますが、実は他にもたくさん登録されています。認定に向けて進行中(準備中)のものもあり、大阪・関西万博のギネス世界記録認定が近々増えるかもしれません。
ギネス世界記録認定 大屋根リング
2025年3月4日に世界最大の木造建築物として認定された「大屋根リング」。この時点では「ふーん」くらいに思っていた人が多数だと思われますが、実際に開幕して実物を目にすると、多くの人が感動・絶賛!
開幕当初は大屋根リングの上ばかりが注目されていましたが、日ごと気温が上がるにつれて、大屋根リングの下は風が吹き抜けてとても涼しいということがわかり、「藤本壮介さん、すごいな…」という声が多数。小学生の遠足では、お弁当は大屋根リングの下でレジャーシートを広げて食べていますね。涼しくて良いアイデア。
大屋根リング下にはギネスの認定証が飾られているので、探してみてくださいね。
・記録名:最大の木造建築物
ギネス世界記録認定 ドローンショー
ドローンショーもギネス世界記録に認定されています。会場内では上空が開けた場所ならどこにいても見られるのですが、飛ばしているのは大屋根リングの南側上空です。
やっぱり大屋根リング上から見るのが圧巻! ただし、帰りの混雑に巻き込まれる可能性があるので、ベストポジションにこだわらなければ駅に戻りつつ楽しむのもアリ。
運営を担っている「REDCLIFF」の文字も浮かびます。
・記録名:マルチローター/ドローンによる最大の木の空中ディスプレイ
・進行中:一年間に飛行させたマルチローター/ドローンの最多数
ギネス世界記録認定 水と空気のマジカルダンス
万博の噴水ショーといえば「アオと夜の虹のパレード」が大人気。
実はギネスに認定されたのは、夜の噴水ではなく、お昼の噴水なんです。「水と空気のマジカルダンス」は、夜の「アオと夜の虹のパレード」と連動したエンターテインメントで、その世界観を日中にも感じられる観客参加型のイベントです。
人の動きに合わせて約300基の噴水から水が吹き上がるので、噴水を操るような壮大な体験ができますよ!
・記録名:最大のインタラクティブな噴水設備
ギネス世界記録認定 飯田グループと大阪公立大の共同パビリオン
「飯田グループホールディングスと大阪公立大の共同パビリオン」は、2つのギネス認定記録を持っています。2つとも外観に関するもので、「ジャガード織で包まれた最大の建物」と「扇子の形をした最大の屋根」です。特殊加工された西陣織の屋根は圧巻!これ、和柄プリントではなく、西陣織なんですよ!
どこかに認定証が飾られていないか探してみたのですが、スタッフ曰く「来場者に見ていただける場所には飾っていない」とのこと。
・記録名:ジャガード織で包まれた最大の建物、扇子の形をした最大の屋根
ギネス世界記録挑戦! 盆踊り
すでに参加申し込みは締め切られていますが、2025年7月26日(土)に万博会場EXPOアリーナ「Matsuri」でギネスに挑戦する盆踊りが行われます。挑戦する記録は、踊る人の人数を競う「最大の盆踊り」と、同時に盆踊りを踊った「最多国籍数」です。
参加者の90%以上が、5分以上、決められた踊りを正確に踊ることが記録達成の条件とのこと。本番だけでは無理なので、ちゃんと練習日も設けられています。成功するかどうかドキドキしながら見守りたい現在進行形の挑戦です。
ほかにもまだまだあるギネス記録
今回ご紹介した以外にもギネス記録は複数ありますよ。例えば、大屋根リングで行われた「最大のマーチングバンド」や、「ホイールなわとび(挑戦者が両隣の人の縄を持って跳ぶ技)」も。竹中工務店の「森になる建築」は「生分解性樹脂を構造材として一体造形した、世界最大の3Dプリント建築」として認定されています。
これからも大阪・関西万博で新たなギネス記録が生まれるかもしれませんね!閉幕を迎えるまで引き続き注目です!