北欧に住みたい!
学生の時スウェーデン・ノルウェーへオーロラを拝みに訪れてからというもの、北欧の暮らしや文化に憧れを抱いて止まない筆者。
カラフルなテキスタイル、アラビアの食器、スタイリッシュなインテリア……。
どうしてこんなにも魅せられるんでしょう。
ああ、欧州への長時間フライトをこなさずとも、北欧カルチャーを存分に楽しめる場所はないものか……と日頃より思い願っていた甲斐あって、ついに見つけました!
北欧好きの同志さま方、必見!
実はあるんです、浜松に。
ドロフィーズキャンパスって?
いわば”北欧ライフスタイルのススメ”を大規模に表現した壮大なキャンパス。
それがドロフィーズ・キャンパスです。
浜松市都田町〈みやこだちょう〉の地元に根ざした建設会社・都田建設が、長年にわたって築きあげたこのキャンパスはざっと全貌を見ても盛り沢山。
都田建設会社の周辺一帯に、インテリアショップやブックストア、ワインギャラリーやガーデンヒルなどなど、
なんと20施設以上ものアンテナエリアが点在しており、ひとつの北欧のまちのようになっています。
都田町は東京・品川から車/新幹線で新東名高速を超えて3時間弱。
1泊2日や日帰りのお気軽旅には最適の距離感です。
今回は筆者がこれは見逃せない……!と鼻息を荒くしてオススメしたいスポット3点を時系列的にピックアップしてご紹介します。
①「蔵で旅するbook store」
今回車で都田町へ向かった筆者は、到着してしばらくのどかな田園風景に見とれていました。
着いて早々感じたのが、なんとまあ空気のおいしいこと!
たんまり肺にしまいこんでしまいたいほどクリアで、草木の良い匂いがします。
田んぼから聞こえてきた鈍いカエルの鳴き声で放心状態からはっと我に帰り、今回の1番のお目当てである蔵のブックストアへ。
築年数100年以上の蔵をリノベーションした建物は、入口からして重厚な雰囲気。
ガラガラと重い扉を開けると、真っ先に目に入る大きな窓とディスプレイのように立ち並ぶ本に思わずため息が漏れます。
料理本から純文学まで、あらゆるジャンルの本がかき集められ、いちいち好奇心を突かれる本揃えに時間がいくらあっても足りない……!
2階へと続く木造の階段をぎしぎしと登ると、座布団に座って読書が出来る屋根裏スポットもあり長居必至です。
②「白のMINNKA」
せっかくなので今回はドロフィーズ・キャンパス内の宿泊施設、白のMINNKAに宿泊することに。
チェックインの間、親切にもスタッフの方々が耳より情報をたくさん教えてくれました。
すれ違うスタッフ皆さんホスピタリティーに溢れ、程よい距離感で話しかけてくれるのも嬉しいところ。
フロントの家具やインテリアの細部にも抜かりないこだわりが。
ひとつひとつ目にするものすべてが一幅の絵画のような空間です。
チェックインを済ませたら、いそいそとお部屋へ。
白のMINNKAのお部屋は、4人部屋のドミトリーから広々としたロフト付きの部屋まで9タイプ。
それぞれの部屋で内装もコンセプトも全く異なり、リピーターの宿泊者の中には各部屋の違った雰囲気を楽しむために再訪する方もいるのだとか。
朝昼とあちこち寄り道して食べ過ぎていた筆者はフロントでオーガニックワインを購入。
EUオーガニック認証のワインがすぐに手に入るところも嬉しいポイント!
③「Art&People」
カエルや蝉の鳴き声が響き渡るほど静寂に包まれた都田町、難を挙げるとすれば時が経つのを忘れてしまうこと。
スローライフとはこういうことなのかもしれない……。
スタッフの方曰く、気持ち良く熟睡し過ぎて寝坊されるお客様が続出したために以前は置いていなかった目覚まし時計を部屋に設置するようになったのだとか。
なんというほのぼのエピソード……筆者ももれなく前例に続きました。
ヴィンテージ家具でまとわれたハイセンスな空間は、息をのむような美しさ。
地元の方もフリーで使えるのだとか。こんな素敵な場所が無料で日用使い出来るなんて!
ヴィンテージものの椅子にどっぷりと座って本を読み始めると、これまた時が経つのを忘れてしまいます。
まだまだ見所ばかり
ドロフィーズキャンパスには他にもヴィンテージ陶器やインテリアのショップやカフェレストラン・BAR、マリメッコギャラリーなど外せないスポットが沢山。
なんと敷地内には棟梁の育成学校まであるのです。
定期的にキャンパス内のガーデンヒルやショップでキャンドルナイト等催しものも行っているので、正直心残りだらけの筆者も次回はたっぷり時間をとって行きたいと思います。
ちなみに火曜・水曜はお宿もキャンパス内のお店も定休日なので木~月に行くべし!
お宿の朝食で頂ける、地元野菜を使った6種野菜のスープは必食ですよ!