車内撮り鉄の興奮が止まらない、チェコ列車の車内を紹介したい
チェコ

今回は中央ヨーロッパ、チェコを走る列車の車内を紹介します。本屋に行くと西ヨーロッパの鉄道の本はすぐに見つかります。しかし、中央ヨーロッパ諸国の鉄道の本は本当に少ない。

ましてや車内を紹介している本を見つけるのは至難の業です。そこで、この記事では車内を中心に見ていきたいと思います。

①Railjet


最初に紹介するのはオーストリア国鉄、チェコ国鉄の看板列車「Railjet」です。この列車はチェコとオーストリアを結んでおり、プラハ~ウィーン間を約4時間で走破します。

写真は2等車です。2等車といっても欧米サイズで作られているので、サイズとしてはグリーン車に匹敵すると思います。

なお、オーストリア国鉄所有車とチェコ国鉄所有車でレイアウトは異なりますが、基本的な仕様は同じです。

Railjetには食堂車が連結されています。以前とは異なり、メニューに書かれている全ての料理が楽しめます。日本の定期列車では絶滅した食堂車。ぜひ、ヨーロッパで食堂車をお楽しみください。

私はカツレツを注文しました。とてもサクサクして、おいしかったですよ。

なお、食堂車のメニューは一般のレストランよりも少し高いです。支払いはカードでもかまいません。お昼どきは混雑する場合があるので、少し早めに食堂車に行くことをおすすめします。

②EC(プラハ~ミュンヘン)


次はヨーロッパ諸国で見られる客車列車、EC(ユーロシティー)です。一例として、プラハとドイツのミュンヘンを結ぶ列車を取り上げます。

車内は1等車です。ただ、客車において1等車と2等車に大きな差はありません。少しグレードが高いのと枕カバーの有無だけですね。

なお、この列車はドイツに向かうため、車内放送ではチェコ語と英語のほかにドイツ語が流れます。同室のおじさんが「なんでドイツ語が流れるんだ!」とご立腹でした。

③Rx(プラハ~プルゼニュ)


「R」や「Rx」は日本でいう急行列車にあたります。数年前の「R」や「Rx」は社会主義時代を思わせる古い客車ばかりですが、最近はリニューアルされ、心地よい鉄道の旅が楽しめるようになりました。それは車内の写真を見ただけでも、わかると思います。

ドア部の赤で囲ったボタンがポイント

このようなリニューアル車は外装も更新されています。扉が押しボタン式の場合は車内もキレイな場合が多いです。したがって「押しボタン」があれば「ラッキー」と思っていいでしょう。

また、車内放送もクリアな自動放送なので、安心して列車の旅が楽しめます。

④R(ブルノ~オロモウツ)


これは2年前に乗ったブルノからオロモウツ方面に向かう列車です。これが旧型車の座席。日本の列車では味わえないレトロな雰囲気が漂います。ただし、旧型車に当たった場合はいくつか注意が必要です。

1つ目に車内放送がありません。したがって、外をよく観察するか、同室の人に降りる駅が近づいたら教えてもらうようにお願いしましょう。

2つ目は、トイレがボットンスタイルです。どうしても、ボットントイレが嫌な方は我慢するしか方法はありません。

ECやRでは旧型車は少なくなっていますが、普通列車ではまだまだ走っています。普通列車に乗る場合は事前にトイレを済ませておくといいでしょう。

番外編:プラハを走るレトロトラムの車内


番外編としてプラハを走るレトロトラムの車内を紹介します。これは土・日・祝に走る観光用の路面電車です。20世紀初頭の姿を再現しており、木製の椅子になっています。レールからの振動がダイレクトに伝わって来るのがポイントです。

このレトロトラムはプラハ市交通博物館を出発し、プラハ・ホレショヴィツェ駅の近くにあるVystavisteで折り返します。運賃は35コルナ、1日乗車券は使用できません。ご注意ください。

車内を撮影するコツ 

私は「車内撮り鉄」です。最近は中央ヨーロッパ、東ヨーロッパの車内をひたすら撮っています。コツは発車30分前にホームに入ること。そうすると、ガラガラの状態で車内撮影ができます。混雑している場合は座って撮るようにしています。

この記事を書いた人

新田浩之

新田浩之鉄道&中東欧旅行研究家

1987年生まれ。神戸市在住。専門は鉄道と中東欧です。国内では鉄道系イベントの取材、国外では中欧、東欧、ロシアの歴史スポットを訪ね歩いています。

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