石川県能登半島。その半島の付け根の西側に位置するのが羽咋市(はくいし)。ここに全国でもここでしかできない、なんと、砂浜をドライブできる場所があります! その名も「千里浜なぎさドライブウエイ」。
全長8キロにも及ぶ千里浜の海岸線。すぐ横には波が打ち寄せ、波音を聞きながら爽快に走る! まるで車のCMのようなカッコイイ光景が広がります!
気分爽快! いざ海岸を走ります!
「砂浜を走る」という経験はしたことがない人がほとんどでしょう! 少しドキドキしながらいざ海岸線へ!
なぜここの海岸は車での走行が可能なのかというと、砂の粒がとても小さくキメが細かいから。水分の吸収が早く、アスファルトのように固くなる性質があるようです。特に車線などの印がないなか、対向車も来ますので、十分に気を付けながら走行しましょう。砂が白くなって乾いている場所や波打ち際は車がスタックしやすいので走行できません。砂の上ということもあり、感覚としては雪の上を入っている感じでしょうか。少しハンドルがとられることもあります! 実際に事故がたくさん起きているので車や観光客の多い時期はマナーを守りドライブを楽しみましょう!
慣れてくると、どこまでも広がる日本海の景色と打ち寄せる波音と潮風が心地よく感じられます。目の前にさえぎる物は一つもなくふつうの道路では感じられない解放感があります!
夏は海水浴場としても人気
全長8キロに及ぶ海岸は、夏になると日本のベストビーチで1位にも輝いたことがある人気の海水浴場となります。所々に海の家のような建物もあり、食事をとることもできます。通常7月下旬から8月下旬にかけて海水浴場が開かれます。車を横付けしてすぐに海水浴を楽しむことができますが、安全面から様々な規制がかかりますので、ホームページなどで事前に確認をしてください。
砂浜を走れる区間は決まっているので出入口にはこのような看板があります。
行く前に必ず天気の確認を!
安全上の問題もあり、悪天候の場合にはすぐに通行止めになってしまいます。せっかく行ったのに通行できないということは避けたいので、必ず羽咋市の公式ホームページ内にある通行情報を確認しましょう。もしくは、石川県中能登土木事務所羽咋土木事務所(電話:0767-22-1225)でも確認ができます。
冬の時期は通行止めとなります。
能登半島というと今年初めの大地震を思い起こす方も多いと思います。羽咋市も被害を受けた場所ではありますが、徐々に復興しています。まだブルーシートがかぶった家も何軒か見かけましたが、ぜひ復興支援も兼ねて、この夏ここでしかできない体験をしに訪れてみてはいかがでしょうか!