沖縄の「ぶくぶく茶」って何? 壺屋やちむん通りのカフェで楽しんでみた!
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沖縄の「ぶくぶく茶」って何?壺屋やちむん通りのカフェで楽しんでみた!

沖縄の焼き物「やちむん」の工房やギャラリーが多く集まる壺屋やちむん通り。国際通りからも近く、沖縄の伝統工芸に気軽に触れることのできるスポットです。ここでもう一歩踏み込んで、昔那覇で飲まれていた「ぶくぶく茶」を体験してみませんか? 今回は「うちなー茶屋 ぶくぶく」をご紹介します。

ぶくぶく茶

ぶくぶく茶に関しては諸説あるのですが、戦前までは那覇でよく飲まれていたそうです。いわゆる「振り茶」の一種で、大きな器と大きな茶筅を使って点てるのが特徴。

沖縄の「ぶくぶく茶」って何?壺屋やちむん通りのカフェで楽しんでみた!


ぶくぶく茶に欠かせないのが硬度の高いお水です。昔は那覇の浄水場系統の片方(北谷)の水の硬度が非常に高く、その系統の井戸水を使うと良く泡立ったそうです。

壺屋やちむん通り

一時は幻のお茶になりかけたぶくぶく茶ですが、今ではカフェで気軽に楽しめます。今回ご紹介する「うちなー茶屋 ぶくぶく」もその一軒。お店があるのは国際通りから徒歩10分ほどの壺屋やちむん通り。石畳の通りの左右に沖縄の焼き物「やちむん」を扱うギャラリーやカフェが軒を連ねるエリアです。

沖縄の「ぶくぶく茶」って何?壺屋やちむん通りのカフェで楽しんでみた!


壺屋やちむん通りでは、伝統工芸品としての価値を持つような「やちむん」から普段使いの「やちむん」まで、さまざまな作品に出合うことができますよ。2024年11月2日(土)と3日(日)には壺屋やちむん通り祭りが開催されます。もし、この時期に沖縄を訪れるならぜひ足を運んでみてください!

うちなー茶屋 ぶくぶく

「うちなー茶屋 ぶくぶく」は、こだわりの「やちむん」でドリンクやスイーツを提供するカフェで、「ぶくぶく茶」を味わうこともできます。

沖縄の「ぶくぶく茶」って何?壺屋やちむん通りのカフェで楽しんでみた!


人気のお店なので満席のこともありますが、受け付けをして電話で呼び出してくれますので、席が空くまでずっと待っている必要がないというのも助かります。待っている間は店内のギャラリーを楽しむのも良し、時間がかかりそうなら外に出て散策するのも良し。

沖縄の「ぶくぶく茶」って何?壺屋やちむん通りのカフェで楽しんでみた!


「やちむん」は、少し厚みを感じる見た目と、手にした時の土特有の優しさがたまりません。昔ながらのデザインだけではなく、最近では現代の食卓に合うようなデザインも多く出ていて、使いやすいですよ。

沖縄の「ぶくぶく茶」って何?壺屋やちむん通りのカフェで楽しんでみた!


散策していると10分ほどで呼び出しがあり、座席について早速「ぶくぶく茶」をオーダー。歩いて暑かったので、アイスにしました。すごいモコモコ泡! しかも、なかなか消えない泡がたっぷりと乗っています。

沖縄の「ぶくぶく茶」って何?壺屋やちむん通りのカフェで楽しんでみた!


泡の下に隠れている香ばしい玄米のお茶を泡と一緒に飲むのですが、泡が鼻に付くのが気になる人用にスプーンが用意。私は鼻に泡を付けずに「上手に飲めた!」と思ったのですが、よくよく考えたら、鼻が低いということなんでしょうね…(笑)

ぶくぶく茶には沖縄のお菓子も付いていますので、一緒に楽しんでくださいね!


うちなー茶屋 ぶくぶく

沖縄県那覇市壺屋1丁目22-35

この記事を書いた人

ヒイラギ

ヒイラギトラベルライター

国内中心に飛び回るトラベルライターです。心に残る風景、注目のグルメ・イベントを中心にお伝えします。

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